監視対象の装置に対してのSNMP認証に失敗する
作成日:2011年8月22日 | 更新日:2023年2月9日
概要
監視対象の装置に対してのSNMP認証に失敗する場合の、考えられる主な原因と解決方法をご説明します。
目次
原因
主に以下のような原因が考えられます。
- 監視対象側でSNMPエージェントを起動していない
- 監視対象側でSNMPパケットを受け取るホストを制限している
- OpManager上でのSNMPの認証設定が誤っている
- ファイアウォール等が原因で、SNMPで利用する161番ポートが利用できない状態になっている
解決方法
※確認ビルド:12.4.062以上
ビルド番号の確認方法はこちら
監視対象の装置上でのSNMP設定の確認
下記のナレッジを参照し、設定値に不備がないか確認をお願いいたします。
・監視対象装置のSNMP設定を確認する方法
https://www.manageengine.jp/support/kb/OpManager/?p=15625
OpManager上のSNMPの認証設定の確認
以下の手順にて、OpManager上のSNMPの認証情報が正しく、かつ対象装置に関連付けられているかを確認します。
- [設定]->[ディスカバリー]->[装置認証情報]に移動
※ご利用のビルドによっては、画面の表記が異なる場合がございます - SNMP認証に失敗している装置が利用している認証情報を選択し、編集画面を開く
- コミュニティ名などの詳細を正確に入力し、[保存]を押下
- [インベントリ]からSNMP認証に失敗している装置を選択し、装置のスナップショットに移動
- [装置 概要]から[認証設定の変更]を選択
※ご利用のビルドによっては、画面の表記が異なる場合がございます
- [SNMP認証]にて、手順3で編集した認証情報を選択し、[認証テスト]を押下
- 成功した場合、[OK]を選択し、認証情報を装置に関連付ける
監視対象装置のポート161番がブロックされていないかの確認
OpManagerの認証設定、装置側のSNMPの設定共に問題が無い場合、
ファイアウォール等が原因でSNMPで利用する監視対象装置のポート(161番)がブロックされている可能性がございます。
OpManagerサーバー側では、動的ポートが使用されます。
使用ポートはこちらをご参照ください。
実際にSNMPのパケットを受信できているかどうかを確認するには、Wireshak等のパケットキャプチャが有効です。
上記確認後も解決しない場合
保守サポートへお問い合わせください。
お問い合わせいただく場合は、本ナレッジを参照した旨や、実施した確認事項をご連絡ください。
いただいた情報を元に、原因調査を行わせていただきます。