OpManager ナレッジベース

概要

OpManagerのパフォーマンスチューニング方法についてご説明します。

手順

javaやPostgreSQLで使用するメモリ容量のチューニングを行います。

【目次】

1. javaのメモリーのチューニング
2. PostgreSQLのメモリーのチューニング
3. PermGen 領域のサイズのチューニング

(1) javaのメモリーのチューニング

java メモリーのチューニング手順は次のとおりです。

1. OpManager UIの画面右上のサポートアイコン（ヘッドセットのマーク）をクリックします。
   
2. 画面下部［コミュニティと詳細］の［ポーリング詳細］タブをクリックします。
3. ［設定されたヒープサイズ］の［編集］をクリックします。
4. OpManagerサーバーのRAM容量に応じて以下の値を入力後、Enterキーを押して設定を保存します。
   

   サーバーのRAM容量が16GB未満の場合：4096
   サーバーのRAM容量が16GB以上の場合：8192

   ※単位はMBです

   この設定値は、OpManager以外の主要なアプリケーションがサーバーにインストールされていないことを想定しています。
   OpManager以外のアプリケーションによるRAMの使用率が高い場合、上記の値が適さない場合があります。
5. 画面上部に以下のメッセージが表示されることを確認します。
   
6. OpManagerを再起動します。

------------------------------------------------------

(2) PostgreSQLのメモリーのチューニング

PostgreSQLのメモリーのチューニング手順は次のとおりです。

12.6.288以前の場合

1. OpManagerを停止します。
2. <OpManagerインストールディレクトリ>/pgsql/data/postgres_ext.confを開きます。
   ご利用のビルドによっては、上記ファイルが以下のパスに存在している場合があります。
   <OpManagerインストールディレクトリ>/pgsql/ext_conf/postgres_ext.conf
3. OpManagerサーバーのRAM容量に応じて、以下のようにファイルを編集し保存します。
   サーバーのRAM容量が16GB未満の場合：

   shared_buffers = 512MB
   work_mem = 60MB
   maintenance_work_mem = 600MB
   effective_cache_size = 3072MB

   その他の行は変更なし

   サーバーのRAM容量が16GB以上の場合：

   shared_buffers = 512MB
   work_mem = 80MB
   maintenance_work_mem = 800MB
   effective_cache_size = 8192MB

   その他の行は変更なし

   この設定値は、OpManager以外の主要なアプリケーションがサーバーにインストールされていないことを想定しています。
   OpManager以外のアプリケーションによるRAMの使用率が高い場合、上記の値が適さない場合があります。
4. OpManagerサービスを起動します。

12.7.124以降の場合

1. OpManagerを停止します。
2. <OpManagerインストールディレクトリ>/pgsql/ext_conf/aaproduct_ext.confを開きます。
3. OpManagerサーバーのRAM容量に応じて、以下のようにファイル内に入し保存します。
   サーバーのRAM容量が16GB未満の場合：

   shared_buffers = 512MB
   work_mem = 60MB
   maintenance_work_mem = 600MB
   effective_cache_size = 3072MB

   サーバーのRAM容量が16GB以上の場合：

   shared_buffers = 512MB
   work_mem = 80MB
   maintenance_work_mem = 800MB
   effective_cache_size = 8192MB

   上記の順番で、改行して入力します。各パラメータの末尾や先頭に半角スペース（空白）は不要です。
   この設定値は、OpManager以外の主要なアプリケーションがサーバーにインストールされていないことを想定しています。
   OpManager以外のアプリケーションによるRAMの使用率が高い場合、上記の値が適さない場合があります。

4. OpManagerサービスを起動します。

------------------------------------------------------

(3) PermGen 領域のサイズのチューニング

PermGen 領域のサイズのチューニング手順は次のとおりです。

（Windowsの場合)

1. OpManager インストールフォルダ配下の conf フォルダに移動
2. 「wrapper.conf」ファイルを編集
※編集前にファイルのバックアップを別途保存しておいてください。

3. 「XX:MaxMetaspaceSize」を検索
※ビルド番号12.4.196以前：「XX:MaxPermSize」で検索

4. 値として「256」を設定
（例）wrapper.java.additional.11=-XX:MaxMetaspaceSize=256

※ビルド番号12.4.196以前：
（例）wrapper.java.additional.11=-XX:MaxPermSize=256

5. ファイルを保存
6. OpManagerサービスを再起動

（Linuxの場合)

※編集前にファイルのバックアップを別途保存しておいてください。
1. OpManager\binに移動
OpManager バージョン11以前の場合：StartOpManagerServer.shを編集
OpManager バージョン12以降の場合：run.shを編集

2. 「-XX:MaxMetaspaceSize=128m」の128の値を「256m」を設定
※ビルド番号12.4.196以前：
「-XX:MaxPermSize=128m」の128の値を「256m」を設定

3. ファイルを保存
4. OpManagerを再起動

※systemctlでサービス起動している場合には、Windowsのサービス起動同様wrapper.confを編集します。

------------------------------------------------------

目次へ戻る

【対応リリース】 x.x

★-----------------------------------------------------------------------------★
OpManager 製品紹介ページはこちら　↓
https://www.manageengine.jp/products/OpManager/
★-----------------------------------------------------------------------------★