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ポート/インターフェースのステータスの仕様


概要

ポート/インターフェースのステータスの仕様を知りたい。

詳細

インターフェースのステータスの仕様

OpManagerは、以下の2値を参照してインターフェースの死活(LinkUp/LinkDown)を判断します。

IF-MIB:
・ifAdminStatus(.1.3.6.1.2.1.2.2.1.7)
・ifOperStatus(.1.3.6.1.2.1.2.2.1.8)

各値とステータスの関係は以下となります。

ifAdminStatus
(.1.3.6.1.2.1.2.2.1.7)
ifOperStatus
(.1.3.6.1.2.1.2.2.1.8)
ステータス アイコン
Down Up/Down Critical
Up Up Clear
Up Down Trouble
Up Dormant
(Ready to receive/
transmit packets)
Clear
Up Not Present
/Unknown/testing
Attention

AdminstatusとifOperStatusがUpで、しきい値違反が発生した場合、Troubleステータス(橙)となります。

(参考)
ifAdminStatusの値
1 - Up
2 - Down
3 - Testing

ifOperStatusの値
1 - Up
2 - Down
3 - Testing
5 - Dormant(休止)
6 - notPresent

(ステータスの例)

状況1)
ifAdminStatus-Down
ifOperStatus -Down

アラート"インターフェース 'xxxxx' は シャットダウン です。"が発生します。
Criticalステータスとなり、ステータスポーリングのみ行われます。

※ifOperStatusが"Up"となった場合、データポーリングが開始されます。

状況2)
ifAdminStatus-Up
ifOperStatus -Down

アラート"インターフェース 'xxxxx' はダウン です。"が発生します。
Troubleステータスとなり、ステータスポーリングのみ行われます。

※ifOperStatusが"Up"となった場合、データポーリングが開始されます。

インターフェースディスカバリ時にTrouble、Error状態で検出された場合
一度ステータスがClearとならない限り、当該インターフェースに関するアラートは通知されません。

[管理対象]、[ステータスポーリング]の仕様

Switch装置、Router装置、Firewall装置の装置スナップショット画面から
[アクション(Ξアイコン)]→[インターフェース設定]を選択することで、各ポートの詳細設定画面を表示できます。

本設定画面には[管理(管理対象)]、および[ステータス監視(ステータスポーリング)]のチェック項目があります。
各々の意味は以下となります。

用語 説明
管理対象 ポートに対する全情報の監視可否を選択します。
本チェックを無効とすると、当該ポートについて一切監視を行いません。
ポートのステータスは非監視(灰色)となります。
ステータスポーリング ポートに対するリンクアップ/ダウン (ステータス情報)の監視可否を選択します。
本チェックを無効とすると、リンクの死活監視が行われません。

ポートについて、トラフィック情報は計測したいがリンクアップ/ダウンは監視したくない場合は
[ステータス監視(ステータスポーリング)]のチェックを外すことで設定が可能です。

本チェックを無効としたとき、無効とした状態のステータスが維持されます。

例)
例えば、抜線によりTrouble(橙色)状態のまま[ステータス監視(ステータスポーリング)]を無効とした場合
Trouble状態のままステータスが維持されます。
この状態で結線後抜線を行ったとき、新規にアラームが発生することはありません。

本設定は、前述のSwitch装置、Router装置、Firewall装置のほか
Server装置やDesktop装置などの[インターフェース]タブからインターフェースを選択し、
[アクション(Ξアイコン)]の選択時に表示される[しきい値設定]画面からも設定が可能です。

[管理対象]を無効化(管理対象外とする)した場合、すべてのしきい値監視も停止いたします。
再度、[管理対象]を有効に変更すると、すべてのしきい値監視も再開されます。

インターフェースの監視間隔

インターフェースの各種計測値の監視間隔は以下となります。

監視内容 使用される監視間隔
インターフェースの死活監視 [装置スナップショット画面]→[装置 概要]→[監視間隔]に表示された間隔
トラフィックデータ [インターフェーススナップショット画面]→[アクション(Ξアイコン)]→[しきい値設定]にある[監視間隔]

監視間隔の変更方法

監視間隔の変更方法は以下となります。

対象 手順
インターフェースの死活監視 装置の死活監視と同じ変更方法となります。
詳細は、こちらをご参照ください。
トラフィックデータ 個別に変更する場合)
[インターフェーススナップショット画面]→[アクション(Ξアイコン)]→[しきい値設定]にある[監視間隔]を変更して保存一括で変更する場合)
[設定]→[設定]→[インターフェーステンプレート]→[インターフェースタイプ]からインターフェースタイプを選択→表示された編集画面で[監視間隔]を変更して[保存して適用]を押下、
[インターフェーステンプレートの適用]で[監視間隔]にチェックと付けて保存

【対応リリース】 8.5 以降

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https://www.manageengine.jp/products/OpManager/
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