OpManager ナレッジベース

OpManagerのバックアップ手順


概要

OpManagerのバックアップ方法についてご説明します。

このページに記載されている手順は、OpManager Plusも対象です。
OpManagerとOpManager Plusでバックアップ方法に差異はありません。

詳細

2021年8月17日のビルド12.5.334のリリースに伴い、推奨のバックアップ手順が変更となりました。

バックアップ手順は、ご利用のデータベースによって異なります。

また、後述のデータベースのみバックアップする場合の注意事項も併せてご確認ください。

データベースがPostgreSQLの場合

以下の2通りの方法があります。

インストールフォルダ全体のバックアップの取得を推奨しておりますので、可能な限りこちらの方法での対応をお願いいたします。

データベースがMSSQLの場合

OpManagerのインストールフォルダのバックアップ及び、データベースのバックアップ双方を取得します。

容量の問題等でインストールフォルダの取得が不可である場合、データベースのバックアップのみを取得します。
※データベースのバックアップのみを行う際、APMプラグインを利用している場合は、同時にAPMデータベースのバックアップを取得

バックアップ手順

バックアップには、以下の2種類があります。

OpManagerのインストールフォルダ全体のバックアップを取得

OpManagerのインストールフォルダをコピーし、元のフォルダとは関係のない場所に退避します。

OpManagerのインストールフォルダとは、配下にbinやlogsフォルダを持つフォルダを指します。
デフォルトの名称は以下です。

Professional Edition:OpManager
Enterprise Edition(Probe):OpManagerProbe
Enterprise Edition(Central):OpManagerCentral

バックアップの取得手順は以下です。

  1. OpManagerサービスを停止
    ※停止後、上記ナレッジリンクの"停止確認のために"の手順により、バックエンドのプロセスを完全に停止してください
  2. OpManagerのインストールフォルダをコピーし、元のフォルダとは関係のない場所に退避
    元のフォルダ内に配置した場合、アンインストール時にフォルダごと削除されます。
  3. 既存環境で運用を続ける場合は、OpManagerサービスを起動
リストア手順

リストアする場合は、以下の手順を実施します。

  1. バックアップのOpManagerのインストールフォルダを、OpManagerを復旧したい場所に配置
    ※同一環境にリストアする場合は、既存のOpManagerサービスを停止してから実施
  2. Windowsの場合はコマンドプロンプト、Linuxの場合はターミナルを管理者権限で起動
  3. <バックアップのOpManagerのインストールフォルダ>/binに移動
  4. (移行先サーバーがWindowsの場合のみ実施、Linuxの場合は手順5に移動)
    以下のコマンドを実行

    OpManagerService.bat -r

    ※既存のOpManagerサービスをアンインストールするコマンド

  5. 以下のコマンドを実行
    Windowsの場合:

    initPgsql.bat

    Linuxの場合:

    initPgsql.sh

    ※移行先のOpManagerサーバーに対して、データベースへのアクセスを許可するコマンド

  6. (移行先サーバーがWindowsの場合のみ実施、Linuxの場合は手順7に移動)
    以下のコマンドを実行

    OpManagerService.bat -i

    ※OpManagerサービスを新規インストールするコマンド

  7. OpManagerサービスを起動し、Webコンソールにアクセスできるかどうか確認

データベースのバックアップを取得

PostgreSQLの場合

こちらのナレッジを参考に、データベースのバックアップファイルを取得します。

MSSQLの場合

SQL Server Management Studio等、MSSQLのツールの機能でOpManagerDBのバックアップ・リストアを行ってください。

データベースのみバックアップする場合の注意事項

以下のいずれかに当てはまる場合、本注意事項に該当します。

  • Netflow Analyzer(NFA)/Firewall Analyzer(FWA)のいずれかのオプション機能を利用している
  • OpManager Plusを利用している

OpManagerのインストールフォルダのバックアップを行わず、データベースのバックアップのみを取得する場合、
NFAとFWAのオプション機能についてはコンフィグデータのみがデータベースバックアップの対象となるため、
Syslogなど一部ローデータのバックアップは取得できません。

上記を含めた完全なバックアップを実行したい場合は、OpManagerのインストールフォルダのバックアップを行うようお願いいたします。

【対応リリース】 10200以降

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OpManager 製品紹介ページはこちら ↓
https://www.manageengine.jp/products/OpManager/
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