Mac OS X用のADSelfService Plusログインエージェントを使用すると、Active DirectoryドメインユーザーはOS Xログイン画面よりパスワードのリセットや、アカウントのロック解除ができるようになります。Macクライアントシステムにパスワードセルフサービスログインエージェントを展開するには、次の手順に従ってください;
メモ:Mac用ADSelfService Plusログインエージェントは、OS X 10.6、もしくはそれ以降のバージョンが稼働するクライアントをサポートします。
パスワードセルフサービス用Mac OS Xログインエージェントを、次のADSelfService Plusインストール先フォルダーに保存します。 [ADSelfService Plusインストールディレクトリ]/bin/ADSelfServicePlusMacLoginAgent.pkg
ADSelfServicePlusMacLoginAgent.pkgファイルをMacクライアントにコピーします。
「ADSelfServicePlusMacLoginAgent.pkgファイル」をダブルクリックし、インストールを開始します。
最初の画面で、「続行」をクリックします。
インストール方法の画面において、インストール場所を選択し、「インストール」をクリックします。
「インストール」ボタンをクリックしたら、「ユーザー名」と「パスワード」を入力します。その際、Macシステムにログオンするアカウント情報を入力してください。
ADSelfService Plusの「サーバー名」と「ポート番号」を入力するよう、プロンプト表示されます。
サマリー画面において、「完了」をクリックし、インストールを完了します。
インストールが完了すると、パスワードリセット/アカウントロック解除ボタンがログイン画面に表示されます。
ここでは、ADSelfService PlusのMac OS X ログインエージェントにおける様々な機能をカスタマイズする方法について説明します。サーバー名、ポート番号、ボタンとアイコンのテキストなど様々な機能は、/Library/Application Support/ADSSPLoginAgent/に保存されたconfig.plistファイルを編集することによりカスタマイズできます。ログインエージェントをカスタマイズする手順について、次に従ってください;
ターミナルを開きます。
サーバー名を変更するために、次のスクリプトを実行させます;sudo /usr/libexec/PlistBuddy -c 'set :SERVERNAME 192.168.43.90' "/Library/Application Support/ADSSPLoginAgent/config.plist" そして、「192.168.43.90」をサーバー名、もしくはADSelfService PlusサーバーのIPアドレスで置き換えます。
ユーザー認証が要求されたら、Macクライアントログインに使用した「ユーザー名」と「パスワード」を入力します。
ポート番号を変更するために、次のスクリプトを実行させます;sudo /usr/libexec/PlistBuddy -c 'set :PORTNUMBER 8443' "/Library/Application Support/ADSSPLoginAgent/config.plist" そして、「8443」をADSelfService Plusのポート番号で置き換えます。
ログイン画面に移動し、変更を確認します。
ターミナルを開きます。
アイコンを変更するには、次のスクリプトを使用します;sudo /usr/libexec/PlistBuddy -c 'set :IMAGEPATH /Users/testuser/Desktop/sample-icon.png' "/Library/Application Support/ADSSPLoginAgent/config.plist"そして、画像へのパスをユーザー任意のアイコンのパスに置き換えます。
ユーザー認証が要求されたら、Macクライアントログインに使用した「ユーザー名」と「パスワード」を入力します。
ボタンのテキスト(ログオン画面に表示されるパスワードリセット/アカウントロック解除テキスト)を変更するには、次のスクリプトを使用します;sudo /usr/libexec/PlistBuddy -c 'set :BUTTONTEXT Forgot Password?' "/Library/Application Support/ADSSPLoginAgent/config.plist"そして、「パスワードを忘れましたか?」をユーザー任意のテキストで置き換えます。
ログイン画面に移動し、変更を確認します。
メモ:特定のアイコンソースが利用できない場合、デフォルトアイコンがロードされます。
ターミナルを開きます。
/Library/PrivilegedHelperTools/を開きます。
ADSSPLoginAgentを削除します。
ログイン画面に移動し、変更を確認します。