MySQLからMicrosoft SQL Serverへの移行

MySQLのデータを3ステップの手順でSQL Serverに移行し、ADAudit PlusをSQL Server上で動作させます。

  1. MySQLのデータをバックアップする
  2. Microsoft SQL Serverの設定
  3. MySQLのデータをMicrosoft SQL Serverに移行する
  1. MySQLのデータをバックアップする
  1. ADAudit Plusサーバ/サービスを停止します。
  2. コマンド <ADAudit Plus Home>\bin\migrateSQLData.bat を実行し、MySQLデータベース上のデータをバックアップします。 デフォルトでは、バックアップファイルは <ADAudit Plus Home>\backup に保存されます。ファイル名は以下のようになります。 'backup_adauditplus_<Build_Number>_MM_DD_YYYY_hh_mm.data'

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バックアップ先フォルダは変更可能です。 コマンドプロンプトで、バックアップ先フォルダの完全パスを引数に加えてバッチファイルを実行します。
使用方法: <ADAudit Plus Home>\bin\migrateSQLData.bat  <absolute path of the directory>

  1. Microsoft SQL Serverの設定

SQL Serverで行う共通の設定

ドメインの他のユーザーの認証情報を入力する

存在しない場合は、ログイン → 新規ログインをクリックし、ユーザを設定します。 新規ユーザはsysadminサーバレベル役割とデータベースレベル役割をdb_ownerで持つ必要があります。
sysadmin役割の権限を与える手順は以下の通りです:
ユーザを右クリックし、"プロパティ"を選択します。
"サーバ役割"に移動し、sysadminにチェックを入れ、"OK"をクリックします。


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メモ: ユーザ役割の情報: 以下のリンクにあるドキュメントを参照してください:

サーバレベル役割 | データベースレベル役割 | 追加リソース

ユーザーのサーバ役割は"sysadmin"で、データベース役割は"db_owner"です。

sysadmin サーバ役割のメンバはSQL Server上でのいかなる活動も可能で、データベース機能への完全なコントロールを持ちます。

db_owner データベース役割のメンバはデータベース上ですべての活動が可能です。


ローカル コンピュータ上のSQL Server


以下のファイルを <ADAudit Plusホーム>\bin フォルダにコピーします。

  1. bcp.exe- <MSSQL Installation Dir>\Tools\Binn\bcp.exe
  2. bcp.rll- <MSSQL Installation Dir>\Tools\Binn\Resources\1033\bcp.rll

リモート コンピュータ上のSQL Server


メモ: SQLネイティブ クライアント/コマンドライン ユーティリティをADAudit PlusのインストールされているマシンのCPUタイプと対象のSQL Serverのバージョンに合わせてインストールしてください。


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SQL Serverバージョン

コマンドライン ユーティリティ

ネイティブ クライアント

2005

32-bit | 64-bit

32-bit | 64-bit

2008 R2

32-bit | 64-bit

32-bit | 64-bit

2012

32-bit | 64-bit

32-bit | 64-bit


コマンドライン ユーティリティのインストール後、以下のファイルをコピーします。
以下のファイルを <ADAudit Plusホーム>\bin フォルダにコピーします。

  1. bcp.exe- <MSSQL Installation Dir>\Tools\Binn\bcp.exe
  2. bcp.rll- <MSSQL Installation Dir>\Tools\Binn\Resources\1033\bcp.rll

Windowsファイアウォール設定

 

SQL Serverがインストールされているマシンでファイアウォールが実行中の場合、特定のTCPポートとUDPポートを解放する必要があります。

UDPポートは通常 1434 番です。


TCPポートの設定を確認するには、SQL構成マネージャーを開きます。

 

コマンド プロンプトで <ADAudit Plus Home>\bin\ChangeDB.bat を実行し、SQL Serverの認証情報(サーバ名、ポート、ユーザ名、パスワード)を設定します。

  1. Database Setup Wizard がポップアップします。

  1. ウィザードの画面で、サーバタイプとしてMS SQL Serverを選択します。 利用可能なSQLサーバ インスタンスが一覧表示されます。 SQL Serverのホスト名名前付きインスタンスを入力します。
  2. 認証タイプを、"Connect Using:"から選択します。 オプション:
  3. オプションは以下の通りです:
    1. Windows Authentication(Windows認証)

Windows認証を行う場合、ドメイン ユーザの認証情報が自動的に使用されます。

 

    1. SQL Server Authentication(SQL Server認証)

SQL Server認証にはユーザ名パスワードの組み合わせが必要です。

 

  1. Test Connection(接続テスト)をクリックし、認証情報が正しいことを確認します。 テストに失敗した場合、入力した認証情報が間違っている可能性があります。再確認してください。
  2. Save(保存)をクリックし、SQL Server設定を保存します。 SQL Serverデータベースの設定を適用するために、数分の時間を要する場合があります。
  1. MySQLのデータをMicrosoft SQL Serverに移行する
  1. <ADAudit Plus Home>\bin\run.bat を実行し、コマンド プロンプト上でADAudit Plusを起動します。
  2. サーバが完全に開始したら、サーバを停止するにはコマンドプロンプト上の run.bat を停止させるか、あるいは <ADAudit Plus Home>\bin\shutdown.bat を実行します。
  3. <ADAudit Plus Home>\bin\restoreMigratedSQLData.bat を実行し、作成されたバックアップファイルを確認/選択します。 "OK"をクリックし、データベースが復元されるのを待ちます。


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restoreMigratedSQLData.bat を実行すると、既存のデータはすべて削除されます。

  1. SQL Serverと連動する設定になったADAudit Plusサーバ/サービスを起動します。
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