APIを使用したメールサーバー設定
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前提条件
APIを使用してメールサーバーを設定するには、メールプロバイダーとして次のいずれかを選択します。
Microsoft Azureを使用する場合
メールプロバイダーとしてMicrosoft Azureを使用している場合は、以下の手順でAzure テナント ID、クライアント ID、および、クライアント シークレットを取得します。
- Azure portal に移動し、Microsoft アカウントを使用してサインインします。
- Azure サービス セクションから Azure Active Directory を選択します。
- [管理] > [アプリの登録] > [+ 新規登録] に移動して、[アプリケーションの登録] ウィンドウを開きます。
- アプリケーション名 (ADAudit Plus Application など) を入力し、デフォルトのサポートされているアカウント タイプを選択します。
- 左側のパネルで、[管理]>[API 権限]>[+ 権限の追加]に移動します。
- [Microsoft Graph]を選択します。必要な権限の種類として [アプリケーション権限] をクリックします。
- リストから、[メール]>[メール送信]を選択します。[権限の追加]をクリックします。
- [<tenantname> に管理者の同意を与える] を選択します。
- 表示されたクライアント ID とテナント ID の値を見つけてコピーします。
- 左側のパネルで、[管理]>[証明書とシークレット]に移動します。
- [+ 新しいクライアントシークレット] をクリックします。
適切な説明を入力します。有効期限として24 か月を選択します。
- [追加]をクリックします。
- クライアント シークレット値を見つけてコピーします (例: "14uClLxkHtIVGR3wkCq12341Nd5VtestkkWTyIPrrE=")。
Googleを使用する場合
メールプロバイダーとしてGoogleを使用している場合は、次の手順を実行します。
JSON秘密鍵を取得
- https://console.developers.google.com/ に移動し、Google アカウントにログインします。
- [サービス アカウント]ページに移動します。
- [プロジェクトを選択]ドロップダウンをクリックし、[新しいプロジェクト]をクリックします。
- [+ サービスアカウントの作成]をクリックします。[サービス アカウントの詳細] ウィンドウで、サービス アカウント名、サービス アカウント ID、およびサービス アカウントの説明を指定します。[作成して続行]をクリックします。
- [このサービス アカウントにプロジェクトへのアクセスを許可する]をクリックして、サービス アカウントに必要な IAM 役割を選択します。
- [続行]をクリックします。
- サービス アカウントへのアクセスと管理を許可するユーザーとグループを追加します。
- [完了]をクリックします。
- 作成したサービスアカウントのメールアドレスを選択します。
- [キー]セクションで、[キーの追加]ドロップダウンから[新しいキーの作成]を選択します。
- キーの種類として JSON を選択します。
- [作成]をクリックします。
- JSON 秘密鍵が生成され、ローカル システムにダウンロードされます。新しい秘密鍵は毎回生成されるため、生成したらキーを安全に保管することが重要です。
GmailのAPIサービスを有効にする手順
- https://console.cloud.google.com/ にログインします。
- [プロジェクト]に進みます。[+ API とサービスを有効にする]をクリックします。
- [Gmail API] を選択し、[有効にする] を選択します。
サービス アカウントにドメイン全体の権限を付与する手順
- Google Workspace 管理コンソールにスーパー管理者としてログインします。
- [セキュリティ] > [アクセスとデータ コントロール] > [API コントロール] に移動します。
- [ドメイン全体の委任] パネルで、[ドメイン全体の委任の管理] を選択します。
- [新規追加]をクリックします。
- このページからサービス アカウントのクライアント ID を入力します。
- [OAuth スコープ (カンマ区切り)]フィールドで、アプリケーションがアクセスする必要があるスコープを選択します。Gmail API へのドメイン全体のアクセスが必要な場合は、[https://mail.google.com]と入力します。
- [承認]をクリックします。
これで、アプリケーションはドメイン内のユーザーとして API 呼び出しを行う権限を持ちました。
APIを使用してメールサーバーをセットアップ
- ADAudit Plusにログインします。
- 管理 --> サーバー設定と進みます。
- [Mail]を選択します。
- API モードを選択します。
- ドロップダウンからメール プロバイダー (Microsoft または Google) を選択します。
- [送信元アドレス] フィールドに、通知メールの送信元のメールアドレスを指定します。
- [通知用のメールID] フィールドに、通知メールの送信先のメールアドレスを指定します。
- メールプロバイダーが Microsoft の場合は、テナント ID、クライアント ID、およびクライアント シークレットをそれぞれのフィールドに入力します。メールプロバイダーが Google の場合は、JSON秘密鍵をアップロードします。
- HTML 形式の電子メールが必要な場合は、[HTML形式でメールを送信する]にチェックを入れます。
- [設定保存]をクリックします。