高可用性のセットアップ

※高可用性の機能は日本法人で保守サポート対象外です

データベースと DataEngine の構成

PostgreSQL データベース

  1. プライマリ サーバーの pgsql フォルダ (<Product_home\pgsql) の内容をコピーし、データベース サーバーに貼り付けます。
  2. データベース サーバーで、ディレクトリ <pg_home>\bin でコマンド プロンプトを管理者として開き、次のコマンドを実行してデータベース サービスを登録します。

    3. pg_ctl.exe register -N "ManageEngine ADAudit Plus - Database" -D ..\data -S demand

  3. 次のエントリを追加して、<pg_home>\data にある postgresql.conf ファイルを変更します。

    4. listen_addresses = '*'

  4. 次のエントリを追加して、<pg_home>\data にある pg_hba.conf ファイルを変更します。

    5. host all all 127.0.0.1/32 md5
    host all all <DB Server ip addr >/32 md5
    host all all <Primary Server ip addr>/32 md5
    host all all <Standby Server IP addr>/32 md5
    host all all <Public ip addr>/32 md5

  5. データベース サーバー上で ManageEngine ADAudit Plus - データベース サービスを開始します。
  6. プライマリ サーバーとスタンバイ サーバーの両方で、次の行の localhost をデータベース サーバー名/IP アドレスに置き換えて、<Product_home>\conf にある database_params.conf ファイルを変更します。

    7. url=jdbc:postgresql://localhost:33307/adap

Microsoft SQLサーバーデータベース

  1. プライマリ サーバーの <Product_home>\conf にある database_params.conf ファイルをコピーし、スタンバイ サーバーの <Product_home>\conf に貼り付けます。

DataEngine

  1. 必要なフォルダーを取得するため、弊社サポートにお問い合わせください。
  2. 弊社サポートより取得したフォルダーを解凍し、ディレクトリ <DataEngine home>\bin で管理者としてコマンド プロンプトを開き、バッチ ファイル Unpack.bat を実行します。
  3. 次のコマンドを実行して、DataEngine サービスをインストールします。

    4. wrapper.exe -i ..\conf\wrapper.conf

  4. プライマリ サーバーの <Product_home>\apps\dataengine_xnode にある data フォルダと db フォルダをコピーし、DataEngine サーバーの <DataEngine_home> に貼り付けます。
  5. プライマリ サーバーとスタンバイ サーバーの両方で、次に示すようにサーバー名を追加し、ローカルをリモートに置き換えることにより、conf\DataEngine\engines\xnode にある dataengine-xnodes.conf ファイルを変更します。

    6. xnode.host = <DataEngine server name>
    xnode.location = remote

  6. DataEngine サーバーで、以下のキーを追加してリモート リクエスト処理を有効にし、apps\dataengine-xnode\conf にある dataengine-xnode.conf ファイルを変更します。

    7. xnode.connector.accept_remote_request=true

  7. プライマリ サーバーで、conf\DataEngine\engines\xnode にある dataengine-xnodes.conf ファイルから xnode.connector.password 値をコピーします。この値を、DataEngine サーバーの apps\dataengine-xnode\conf にある dataengine-xnode.conf ファイルと、スタンバイ サーバーの conf\DataEngine\engines\xnode にある dataengine-xnodes.conf ファイルに貼り付けます。
  8. プライマリ サーバーとスタンバイ サーバーの両方で、次に示すようにサーバー名を追加して、conf\DataEngine\xnode\datarepository にある datarepositories.conf ファイルを変更します。

    9. xnodes = <DataEngine server name>

  9. ManageEngine ADAudit Plus - DateEngine サービスを開始します。

製品構成

  1. PostgreSQL の場合はデータベースサーバー上でデータベースサービスを起動します。
  2. プライマリ サーバーで ADAudit Plus サービスを開始します。
  3. クエリを実行するには、次の手順に従います。
    • プライマリ サーバーで、ADAudit Plus Web コンソールにログインします。
    • [サポート]タブに移動し、[サポート情報]タイルで[詳細]をクリックします。
    • [ADAuditPlus DB クエリ]セクションで、次のクエリを実行します。
      • select max(config_id) from adshaconfiguration

      PostgreSQL の場合:

      insert into adshaconfiguration values (<value from query1 + 1>, 3, '<primary server name>', '<standby server name>', 'Postgres', '<public ip>', '', '', null)

      Microsoft SQL の場合:

      insert into adshaconfiguration values (<value from query1 + 1>, 3, '<primary server name>', '<standby server name>', 'mssql', '<public ip>', '', '', null)

  4. プライマリ サーバーとスタンバイ サーバーの両方で、ifcheck.exe、iflist.exe、ipadd.exe、および ipdel.exe ファイルを <Product_home>\tools\fos\bin からコピーし、<Product_home>\bin に貼り付けます。
  5. プライマリ サーバーとスタンバイ サーバーの両方で、<Product_home>\tools\fos から fos.conf ファイルをコピーし、<Product_home>\conf に貼り付けて、IP プロパティと共有名を次のように変更します。

    6. #IP address properties
    #Server specific - ipconfig を使用してIPアドレスを検索します
    ipaddr=<ip4 address>
    #Server specific - iflist.exe を実行して、結果からの[アダプター名]を使用します
    publicIP.Ifname=<Adapter Name>
    #Server specific - ipconfig を使用してサブネットマスクを見つけます
    publicIP.netmask=<subnet mask>
    #Common IP for HA。静的 IP である必要があります
    publicIP.ipaddr=<common IP address>
    #Name of the share
    repl.remoteinstallationDir=

  6. プライマリ サーバーとスタンバイ サーバーの両方で、次のエントリを追加して、<Product_home>\conf にある wrapper.conf ファイルを変更します。

    7. wrapper.event.wrapper_stop.command.argv.1=..\bin\ipdel.exe
    wrapper.event.wrapper_stop.command.argv.2=<value of public IP to be unbound>
    wrapper.event.wrapper_stop.command.block=TRUE
    #wrapper.event.wrapper_stop.command.block.timeout=20
    wrapper.event.wrapper_stop.command.on_exit.0=CONTINUE
    wrapper.event.wrapper_stop.command.on_exit.default=CONTINUE

  7. プライマリ サーバーとスタンバイ サーバーの両方で、<Product_home>\tools\fos\conf から module-startstop-processors.xml ファイルをコピーし、<Product_home>\conf\Persistence に貼り付けます。
  8. プライマリ サーバーとスタンバイ サーバーの両方で、次のエントリを追加して、<Product_home>\conf にある customer-config.xml ファイルを変更します。

    9. <configuration name="VersionHandler"
    value="com.manageengine.ads.fw.ha.HAVersionHandler"/>
    <configuration name="StartDBServer" value="false"/>

  9. プライマリ サーバーとスタンバイ サーバーの両方で、以下のエントリを変更して、<Product_home>\conf\product_detail.conf にある product_detail.conf ファイルを変更します。

    10. IS_HA_ENABLED=true

  10. 両方のインスタンスで製品インストール フォルダの名前を MEADAP に変更し、両方のインスタンスとデータベース サーバーのマシン アカウントにフル コントロールのアクセス許可を割り当てます。
  11. 以下の図に示すように、両方のインスタンスの製品インストールを共有し、3 つのマシン アカウントすべてに共有権限を付与します。
高可用性のセットアップ

注記：ここで、ADAP-DC1 はデータベース サーバー、ADAP-MS2 はプライマリ サーバー、ADAP-MS3 はスタンバイ サーバーです。