ADFS監査に必要な設定手順
ADAudit Plusを使用してADFS監査を実施するために必要な設定手順は以下のとおりです。
監査ポリシーの設定
- グループポリシー管理コンソール(GPMC)を起動
- ADFSが起動しているドメインコントローラまたはメンバーサーバーに適用しているグループポリシーを編集
- "コンピューターの構成" → "ポリシー" → "Windows の設定" → "セキュリティの設定" → "監査ポリシーの詳細な構成" → "監査ポリシー" に移動
- [オブジェクトアクセス] → [生成されたアプリケーションの監査]のイベントを、[成功・失敗]に構成
注意: [監査ポリシーの詳細な構成]を従来の[監査ポリシー]より優先させるため、[コンピューターの構成]→[ポリシー]→[Windows の設定]→[セキュリティの設定]→[ローカルポリシー]→[セキュリティオプション]に移動後、[監査: 監査ポリシー サブカテゴリの設定(Windows Vista 以降)を強制して、監査ポリシー サブカテゴリの設定を上書きする]のポリシーが”有効”であることを確認します。
ADFSサーバー側での設定
- ADFS管理コンソール(AD FS management console)を起動
- [AD FS]を右クリック → [フェデレーションサービスのプロパティの編集]をクリック
- [イベント]タブ → [成功の監査]および[失敗の監査]にチェック → [OK]をクリック
クレームの設定
監査対象証明書利用者(Relying Party)に対して、以下のクレームを追加します。
- Primary SID
- UPN
- Client IP
- Inside Corporate Network
- Proxy