Windows/NetApp/EMCファイル監査に必要なSACL設定
SACL設定の方法は以下の2通りです。
- 製品UI画面から自動設定
- 各監査フォルダーに対して手動設定
製品UI画面から自動設定
- 製品にログイン後、[ファイル監査]タブに移動
- 左側ペインより、監査対象のWindows/EMC/NetAppサーバーを選択
- 監査対象サーバーの[アクション]列に位置する[設定済み共有の移動/閲覧]アイコンをクリック
- 監査対象フォルダーにチェック後、[共有にオブジェクトレベルの監査設定を適用する]をクリック
設定後のファイルの色の説明
- 緑色:正常に設定されたことを示します。
- 赤色:正常に設定できていないことを示します。フォルダーをマウスオーバーすることでエラーコードを確認できます。
- オレンジ色:設定中であることを示します。
各監査フォルダーに対して手動設定
- 対象となる共有フォルダを右クリックします。
- "プロパティ"を選択します。
- フォルダのプロパティが表示されます。"セキュリティ"タブをクリックします。
- "詳細設定"ボタンをクリックします。
- "セキュリティの詳細設定"が表示されます。"監査"タブをクリックします。
- "編集"ボタンをクリックし、表示されたウインドウで"追加"ボタンをクリックします。オブジェクト名に"Everyone"と入力します。当該ドメインのすべてのユーザ(Everyone)によるアクセスが監査対象となります。
- "OK"をクリックします。
- 監査エントリを選択するウインドウが開きます。
- 以下の表を参考に、監査エントリを選択します:
| SACL適用先オブジェクト | 監査エントリの適用対象 | タイプ | アクセス | 適用先 | |
| 特別なアクセス許可用のSACL | 監査対象となる共有フォルダ | Everyone | 成功, 失敗 |
|
このフォルダー、サブフォルダーおよびファイル |
| 変更アクセス許可用のSACL | 監査対象となる共有フォルダ | Everyone | 成功, 失敗 |
|
このフォルダーとサブフォルダー |
| ファイル読み取りのSACL | 監査対象となる共有フォルダ | Everyone | 成功, 失敗 |
|
ファイルのみ |
| フォルダ読み取り拒否のSACL | 監査対象となる共有フォルダ | Everyone | 失敗 |
|
このフォルダーとサブフォルダー |
- "OK"をクリックします。