連絡先変更用テンプレート

変更用テンプレートは連絡先オブジェクト上の複数属性の一括変更を可能にします。変更テンプレートは「レイアウト ビュー」と「変更ルール」という2つの重要なパートで構成されています。

レイアウトビューでは連絡先変更用テンプレート自体のカスタマイズがk脳です。変更のプロセスにおいて必要な属性だけ選択し、不要な属性をテンプレートから 削除できます。また、属性を読み取り専用または編集可能にすることも可能です。変更ルールは、特定の属性が変更された際に自動的に指定した属性が更新される ルールを作成します。

連絡先変更用テンプレートの作成手順:

  • AD管理」タブを開きます。
  • 連絡先管理」→「連絡先テンプレート」 →「連絡先変更用テンプレート」をクリックします。
  • 連絡先変更用テンプレート」のページにて、「テンプレートの作成」 リンクをクリックします。
  • 「連絡先変更用テンプレート」の作成ページにて、「テンプレート名」と「説 明」を入力します。
  • テンプレートを使用するドメインを選択します。
  • レイアウトビュー」の「ドラッグ&ドロップを有効に する」をクリックし、オペレータに対して表示/非表示する属性などの設定を行います。レイアウト ビューの操作に関する詳細はこちらをご参照ください
  • 事前に属性値を定義する場合、値を各フィールドに入力します。
  • 変更ルール」を使用し、連絡先の変更処 理時に特定の属性が自動的に更新する条件を設定します。
  • すべての変更が完了したら「テンプレートを保存」をクリックします。

連絡先変更ルール

「変更ルール」を使用し、連絡先オブジェクトを条件ベースで変更することができます。条件を使用せずにフィールドを変更することも可能です。例えば Active Directory連絡先オブジェクトの「Department」が「Finance」の場合に「memberOf」や「Manager」など、他の属性の値を設定するこ とができます。

連絡先「変更ルール」の作成手順:

  1. 「連絡先変更用テンプレート」の作成ページにて、「テンプレート名」と「説 明」を入力します。
  2. ドメインを選択します。
  3. 変更ルール」ボタンをクリックします。
  4. 「変更ルール」セクションにて「ルールの作成」ボタンをクリックします。
  5. ルール名の上にマウスを合わせ、表示される編集アイコンをクリックするとルールの名称を変更することができま す。
  6. フィールドに値を設定します。変更ルールに値を指定するには以下の2通りの方法があります:
    • 条件なしの値指定:条件を設定せずに値をフィールドに指定:
      • 値を指定」セクションにて「設定」ドロップダウンからフィールドを 選択します。
      • 追加」をクリックします。
      • すべてのフィールドに値を設定したら、「テンプレートを保存」をクリックします。
    • 条件ベースの値指定:
      • 条件の追加」をクリックし、新しい条件を指定します。
      • フィールドを選択」より、チェックすべきフィールドを選択し、マッチする条件式および値を指定します。
      • 条件に新たなフィールドを追加するには「」アイコンをクリックします。
      • 条件シーケンス」は条件が評価される順序を示します。
      • 条件の設定が完了したら、「値の指定」セクションにて更新または変更されるべきフィールドおよびその値を指定します。
      • すべてのフィールドに値を設定したら、「テンプレートを保存」をクリックします。

レイアウトビュー

連絡先の変更時に表示すべきフィールドを選択するために利用できる仕組みです。

「レイアウトビュー」を「ドラッグ&ドロップ」 オプションで使用する

  • ドラッグ&ドロップを有効にする」をクリックすると、フィールドをフィー ルドトレイから任意のタブにドラッグ&ドロップで移動できるようになります。
  • タ ブの追加」オプションを使用してタブを増やすことができます。タブを削除する場合は削 除オプションを使用します。また、タブをサ イレントアクティブに設定することもできます。これらの変更は「編集」オプションから実行します。
  • フィールドトレイより、必要な属性をド ラッグ&ドロップでそれぞれのタブの任意のフィー ルドグループに追加します。
  • フィールドは「読み取り専用」に設定できます。ユーザーに設定値を見せる必要があり、かつ変更させたくない場合に 便利な設定です。
  • 変更が完了したら「テンプレートを保存」をクリックします。

メモ:

  • フィールドトレイ上でグレーアウトされたフィールドをドラッグ&ドロップすることはで きません。グレーアウトされたフィールドは既にテンプレートで使用されていることを示します。デフォルトではすべてのフィールドが配置されているた め、フィールドトレイの全項目がグレーアウトされています。
  • フィールドトレイからタブへのドラッグ&ドロップは可能ですが、逆は出来ません。 フィールドをフィールドトレイに戻すには、タブ上のフィールドのメニューで「フィー ルドの削除」を選択します。
  • 各フィールドはひとつのタブでしか利用できません。Exchangeタブに属する フィールドは他の一般タブでは使用できず、一般タブの属性はExchangeタブで使用できません。
  • フィールドをタブから別のタブに直接移動することはできません。タブ間でフィールドを 移動するには、既存のフィールドを一度削除してから、追加するタブ上にドラッグ&ドロップします。

「レイアウトビュー」を「ドラッグ&ドロッ プ」オプションで使用する

  • 変更用テンプレートの作成」ページにて、「レイアウト ビュー」をクリック します。
  • 一般タブを開き、属性の値を入力します。
  • 同様に、「住所」タブ、「グループ」タブ、「組織」 タブ、「Exhcnage」タブ、「カスタム」タブにおいて属性値の設定を行いま す。
  • すべての値を設定したら、「テンプレートの保存」ボタンをクリックします。