シングルグループの管理

ADManager Plusのシングルグループ管理機能を使用すると、各グループを柔軟に編集できます。シングルグループ管理機能とは、以下のオプションを可能にする機能です。

シングルグループの作成

ADManager Plusを使用すれば、グループの作成、グループへのメンバー追加、グループのExchange属性設定などができます。
また、CSVを使用しグループにメンバーを追加できます。 必要なメンバー属性詳細をCSVファイルで入力し、CSVファイルをインポートします。

手順概要

はじめに、以下のようなグループ各属性を設定する必要があります。

  • 名称
  • 説明
  • メンバー
  • 管理者
  • Exchangeメールボックス属性
そして[適用]をクリックします。

手順

  1. [AD管理]タブ→[グループ管理]→[シングルグループの作成](「グループの作成」配下)とクリックします。
  2. 「選択したドメイン」のドロップダウンメニューから、グループを作るドメインを選択します。
  3. テンプレートを使用しグループを作ることもできます。まず、[選択したテンプレート]セクションでテンプレートを選びます。 グループ作成時にテンプレートを選択することで、テンプレートのプロパティは自動的にグループに適用されます。 テンプレートを別のテンプレートに置き換えるために、変更オプションを使うこともできます。
  4. [一般]タブ配下を編集します。
    • 「グループ名」と「グループ名 (Windows 2000 より前)」を入力します。
    • 「説明」で、短いグループ説明の追加も可能です。
    • 「電子メール」で、グループにアクセスするために使うメールを入力します。
    • グループが作成されるコンテナーを変更したい場合は、「コンテナーを選択」の+ボタンをクリックし、グループのコンテナーを選択します。
    • 必要に応じて、「グループのスコープ」と「グループの種類」を選びます。
    • 必要に応じてメモを記入します。
  5. [グループ]タブ配下を編集します。
    • 以下どちらかの方法でメンバーをグループに追加します。
      • 必要なグループ属性が含まれているCSVファイルから、ユーザーをインポート
      • 個々にメンバーを選択し、[OK]をクリック
    • グループ(表示中のもの)に当グループを追加するには「所属するグループ」オプションを使用します。
    • グループの上司を決定するには「上司」オプションを使用します。
    • グループからユーザーを追加/削除する権限を上司に与えるには、「上司はメンバーリストを更新できる」にチェックします。
  6. 「Exchange」タブ配下を編集します。 メールボックスのあるグループを作るには、「メールを有効にする」を選択し、以下のとおりに実行します(デフォルトでは「メールを有効にしない」が選択されています)。
    • 一般セクションでグループにExchangeメールアドレスを作ります。
      • グループのメールエイリアスを入力します。
      • ドロップダウンメニューで管理グループを選択します。
      • 「簡易表示名」を入力します。
      • Exchangeアドレス一覧でグループを非表示にするには、「Exchangeアドレス一覧に非表示」チェックボックスをクリックします。
    • 配信制限セクションを編集します。
      • 「受信メッセージサイズ」を制限します。
      • 「次のユーザーからのメッセージを許可する」セクションで、グループとしてメッセージ受信を許可する送信元リストを設定します。
      • グループとしてメールを拒否するユーザーを決めるには、「次のユーザーからのメッセージを拒否する」セクションのオプションを使用します。
      • 「認証されたユーザーからのメッセージのみ」オプションを利用すれば、ドメイン認証ユーザーからのメッセージのみをユーザーは受け取れます。
  7. [作成]をクリックします。

シングルグループの変更

組織の要求やポリシーが変化する限り、変化に合わせるため、Active Directoryでグループを更新する必要があります。 シングルグループの変更機能を使用すれば、簡単かつシンプルに、Active Directoryグループを変更できます。

シングルグループの変更機能を利用すれば、以下のような操作ができます。

  • グループ名を変更
  • 必要に応じてグループの種類とスコープを変更
  • グループを一つのOUから別のOUへ移動
  • グループメンバーとしてユーザーや連絡先を複数のドメインから追加
  • カスタム属性を追加/更新
  • グループのメンバー詳細の更新(他グループからのグループ追加/除外)
  • Exchange配信制限の明記
  • メールアドレスの追加

一度の操作で、目的の変更すべてを実行できます。 テンプレートを使用しグループを編集すると、管理者は簡単かつ厳しくActive Directoryグループの変更を管理できます。 管理者は以下のことができます。

  • 特定の属性が有効になるようにテンプレートをカスタマイズ(属性を非表示/読み取り専用/編集可能にすることもできます)
  • 他の属性の変更を反映した特定の属性の(バックグラウンドでの)自動更新

Active Directoryグループの変更手順

  1. [AD管理]タブをクリックします。
  2. [グループ管理]を開きます。
  3. [シングルグループの変更]をクリックします。
  4. 「シングルグループの変更」ページで、変更するグループが存在するドメインを選びます。
  5. 目的のグループを確認します。
    • 検索オプションを使います。グループ名を入力しEnterキーを押します。
    • または、ドメインのすべてのグループを一覧表示します。そして、グループを一覧から探します。
  6. 目的のグループを確認後、グループの操作列にある[グループの変更]をクリックします。
  7. 開く「グループプロパティの変更」ページで、「選択したテンプレート」オプションを使用し、グループ変更テンプレートを選択します (希望のテンプレートがない場合は、デフォルトテンプレートで続けます)。
  8. 必要な属性すべてに値を入力します。
  9. [プレビュー]をクリックします。クリックすると、変更されるフィールドが既存の値と更新後の新しい値と共に一覧表示されます。
  10. 変更したい場合は、右上にある[戻る]をクリックし、「グループプロパティの変更」ページに戻ります。
  11. 希望の変更をすべて終えたら、[グループの更新]をクリックし、Active Directoryグループの変更を保存します。