メールサーバーの設定

ADSelfService PlusでSMTPメールサーバー設定を構成することで、レポート、通知、およびアラートをメールで送信することができます。

メールサーバーの設定手順

  1. [管理]タブ→[製品設定]→[メール/SMS設定]に移動します。
  2. [メール設定]タブをクリックします。
  3. メールサーバーのサーバー名またはIPアドレスおよび、ポート番号をそれぞれのフィールドに入力します。
  4. 「差出人」のフィールドに、ADSelfService Plusから通知、レポートおよびアラートを送信するために使用するメールアドレスを入力します。
  5. 「管理者メールアドレス」のフィールドに、ADSelfService Plusから送信されるメールの通知を受け取る
  6. メールアドレスを入力します。
  7. 「保護接続 (SSL/TLS)」のドロップダウンメニューから、メールサーバーがサポートしているオプションを選択します。
  8. 「認証の種類」から、「基本認証」または「OAuth認証」を選択します。
  9. 基本認証

    1. メールサーバーにアクセスするユーザー名パスワードを入力します。
    2. メールサーバーに認証が不要な場合、フィールドは空白とします。

    OAuth認証

    メールプロバイダーをMicrosoftまたはGoogleから選択します。

    メールプロバイダーがMicrosoftである場合、各フィールドにユーザー名テナントIDクライアントID、およびクライアントシークレットを入力します。ADSelfService Plusでは、Azure CloudがデフォルトのAzure環境と見なされます。Azure環境設定を変更するには、Azure環境のドロップダウンをクリックします。

    注:AzureのテナントID、クライアントID、およびクライアントシークレットを見つける方法については、以下の「AzureテナントID、クライアントID、およびクライアントシークレットを見つける手順」セクションを参照してください。

    「メールプロバイダーがGoogleである場合、各フィールドにユーザー名クライアントID、およびクライアントシークレットを入力してください。

    注:GoogleクライアントIDおよびクライアントシークレットを見つける方法については、以下の「Google WorkspaceクライアントIDおよびクライアントシークレットを見つける手順」というセクションを参照してください。

  10. [設定保存]をクリックし、メールサーバーの設定を保存します。
  11. 注:メールサーバー設定が正常に保存されると、「管理者メールアドレス」に入力したメールアドレスにテストメールが送信されます。

AzureテナントID、クライアントID、およびクライアントシークレットを見つける手順

  1. Azureポータルにログインします。
  2. Azureサービス配下で、[アプリの登録]→[新規登録]
  3. 任意の「名前」を入力し、「サポートされているアカウントの種類」をデフォルト設定のままとします。
  4. 以下の例を参考に、「リダイレクトURI」を入力します。
  5. https://<サーバー名>:<ポート番号>/<追加のコンテキストがある場合に記載>/RestAPI/WC/OAuthSetting

    例:https://localhost:8082/RestAPI/WC/OAuthSetting

    注:セキュリティを確保するために、Microsoft Azureはローカルホスト以外のリダイレクトURIがHTTPSスキームで始まることを要求します。これにより、ADSelfService PlusがHTTPSプロトコルで実行される必要があります。HTTPSを有効にする手順については、こちらを確認してください。<

  6. 次のページでは、アプリケーションの詳細が表示されます。クライアントIDとテナントIDをコピーします。
  7. 左のメニューから、[管理]→[証明書とシークレット]をクリックし、[新しいクライアントシークレット]をクリックします。
  8. 「説明」にクライアントシークレットの説明を入力し、「有効期限」でクライアントシークレットの有効期限を選択します。
  9. クライアントシークレットが生成されます。表示されたの下にある文字列をコピーします。
  10. 各情報をADSelfService Plusの「メール設定」に貼り付け、[設定保存]をクリックして設定を完了させます。

Google WorkspaceクライアントIDおよびクライアントシークレットを見つける手順

  1. Google Cloud コンソールにログインします。
  2. 既存のプロジェクトが無い場合、ダッシュボードから新しいプロジェクトを作成し、既存のプロジェクトがある場合はそれを選択して、「新しいプロジェクト」をクリックしてプロジェクトを作成します。
  3. 「プロジェクト名」を入力します。「場所」フィールドで、[参照]をクリックし、親組織を選択します。
  4. [作成]をクリックします。
  5. 表示されたプロジェクト詳細ページの左のメニューで、[APIとサービス]→[ライブラリ]をクリックします。
  6. 使用可能なAPIの一覧から、「Gmail API」を選択し、「有効にする」をクリックします。※検索オプションを使用してAPIをすばやく見つけることができます。
  7. 左のメニューから、「OAuth同意画面」をクリックし、「User Type」を選択します。Google Workspaceアカウントを持っていない場合は、「外部」を選択します。
  8. 「アプリ名」、「アプリのロゴ」、「ユーザー サポートメール」、および「デベロッパーの連絡先情報」を入力し、「保存して次へ」をクリックします。
  9. 「スコープを追加または削除」をクリックし、Gmail API(https://mail.google.com/)を選択して、更新をクリックします。その後、「保存して次へ」をクリックします。
  10. 左のメニューから、[認証情報]→[認証情報を作成]→[OAuthクライアントID]を選択します。
  11. アプリケーションの種類を「ウェブアプリケーション」として選択し、任意の名前を入力します。
  12. 以下の例を参考に、「リダイレクトURI」を入力します。
  13. https://<サーバー名>:<ポート番号>/<追加のコンテキストがある場合に記載>/RestAPI/WC/OAuthSetting

    例:https://localhost:8082/RestAPI/WC/OAuthSetting

    注:セキュリティを確保するために、Google Identityではローカルホスト以外のリダイレクトURIがHTTPSスキームで始まることを要求します。これにより、ADSelfService PlusがHTTPSプロトコルで実行される必要があります。HTTPSを有効にする手順については、こちらを確認してください。

  14. [保存]をクリックします。
  15. [JSONをダウンロード]をクリックして、認証サーバーの詳細が含まれたファイルをダウンロードします。画面に表示されたクライアントIDクライアントシークレットをコピーします。
  16. 各情報をADSelfService Plusの「メール設定」に貼り付け、[設定保存]をクリックして設定を完了させます。