System Center Configuration Manager からクライアントをインストール
System Center Configuration Manager
System Center Configuration Manager は、ドメイン内のコンピュータにクライアントを配布する1つの手段です。
この管理ツールは、大規模なWindows ベースのシステム向け管理ソフトウェアです。SCCM はリモートコントロール、パッチ管理、ソフトウェア配布、OS の展開、ネットワーク検疫、ハードウェア&ソフトウェアインベントリの収集を提供します。SCCM を使用するにはシステムへのインストールが必要です。
パッケージ作成の手順
- 「Configuration Manager コンソール」を起動して、「サイト データベース」 → 「コンピュータの管理」 → 「ソフトウェア配布」をクリックします。左ウィンドウからパッケージを選択します。
- 「パッケージ」を右クリックして、「新規」 → 「パッケージ」を選択します。(新しいパッケージウィザードが開きます)
- 「一般パッケージ」のプロパティを入力します。
- 「データ ソース」タブでは、「このパッケージはソースファイルを含む」にチェックを入れ、「セット」をクリックしてSCCM パッケージのソースを指定します。
- 「ソース ディレクトリ」の保管場所を「サイト サーバー」の「ローカル ドライブ」に変更して、パッケージへのパスを検索します。
- 「OK」をクリックして、「スケジュールに従って配布ポイントを更新する」にチェックを入れます。
- 「データアクセス」オプション、または「デフォルトの設定に戻す」を設定します。
- 「配布の設定」タブでは、「送信の優先順位」を「高」に設定します。
- 「レポート」タブでは、MIF(管理情報フォーマット)プロパティを「既定」に設定します。
- パッケージの「セキュリティ権限」を設定します。
- 選択した概要をレビューします。
- 「次へ」をクリックして、「パッケージ」をインストールします。
- 「パッケージがインストールされました」の確認メッセージが表示されます。
パッケージのプログラムを作成
- Configuration Manager コンソールで、「追加されたパッケージ」を拡張し、「プログラム」を右クリックします。
- 「新規」 → 「プログラム」を選択します。
- 「一般」タブからプログラムの詳細を入力します。次のコマンドラインを入力します。msiexec /i ADSelfServicePlusClientSoftware.msi SERVERNAME=selfservice.xyz.com PORTNO=8888 /qn
- 「必要条件」タブでは、「指定したクライアントのプラットフォームでのみ実行可能」オプションを選択して、プラットフォームを指定します。
- 「環境」タブで、「ユーザーのログインの有無に関わらずプログラムを起動」オプションを選択します。
- 「詳細設定」タブでは、設定をそのままにしておきます。
- 「Windows インストーラ パッケージ」タブを飛ばす。
- 「MOM 保守」タブで、「このプログラムが失敗した場合に Operations Manager のアラートを生成する」オプションを選択します。
- 「プログラムの概要」をレビューして、「次へ」をクリックします。
- 「閉じる」をクリックして終了します。
パッケージの宣伝
プログラムとパッケージの作成が完了しますと、次に「パッケージの提供(クライアントに起動してもらうプラグラムを指定)」を設定します。次の手順で行います。
- 「Configuration Manager コンソール」で、「System Center Configuration Manager」>「サイト データベース」 → 「コンピュータの管理」 → 「ソフトウェア配布」 → 「提供情報」を選択します。
- 「公開通知」を右クリックして、「新規」 → 「公開通知」を選択します。
- 次の通りに「公開通知」の詳細を入力します。
「一般」タブで、さまざまな公開通知の詳細を入力します。
- プログラム名
- コメント(プログラムに対する)
- 「参照」ボタンをクリックして、「パッケージ、プログラム、コレクション」を選択します。
「配布ポイント」では、「はい」をクリックします。(配布ポイントの更新が最後に実施されます)
「スケジュール」タブで次のとおりに提供情報のスケジュールを設定します。
- 公開通知の「日時」をセットします。
- 「星(黄)」をクリックして、必須の設定を行います。
- 優先度を「高い」に設定します。
変更をレビューします。
配布ポイントタブ
- 必須の情報を入力
配布ポイントの設定を速い、遅いLAN回線でレビュー
対話タブ
- 時間の間隔を15 分に設定します。
セキュリティタブ
- セキュリティ設定のレビュー
- 公開通知の概要が表示され、「次へ」をクリックして終了します。
配布ポイントの作成
SCCM Configuration Manager コンソールでの手順
- 「構成済みパッケージ」を選択して、右クリックします。「新しい配布ポイント」を選択します。
- 「新しい配布ポイント」ウィザードを開きます。
- 「次へ」をクリックして進みます。
- リストから「SCCM サーバー」を選択して、「次へ」をクリックします。
- 「確認」タブで、選択した概要をレビューして、「閉じる」をクリックします。
配布ポイントの更新
- 「配布ポイント」を右クリックして、「配布ポイントの更新」オプションを選択します。
- ダイアログボックスが表示され、「すべての配布ポイントを更新しますか?」が現れます。
- 「はい」をクリックします。
作成されたパッケージの配布
SCCM Configuration Manager コンソールでの手順
- 「構成済みパッケージ」を選択して、右クリックします。
- 「配布」>「ソフトウェア」を選択して、「パッケージ配布ウィザード」が開きます。
- 「配布ポイント」タブで、「配布ポイント」オプションを選択して「次へ」をクリックします。
- 「プログラムの提供」タブで、「このパッケージからプログラム提供しますか?」オプションに「はい」を選択します。
- 「プログラムの選択」タブで、「コレクションのメンバーに公開通知するプログラム」を選択します。
- 「次へ」をクリックします。
- プログラムの提供情報のそれぞれの詳細について指定してください。
パッケージを受け取るコレクションを指定します。
- 「既存のコレクション」または「新しいコレクションを作成」を指定できます。
既存のコレクションを指定します。
- 「参照」をクリックして、コレクションを選択します。
- 「次へ」をクリックします。
新しいコレクションを指定します。
- 新しいコレクションの「名前」と「コメント」を指定します。
- 少なくとも1つの「メンバーシップルール」を指定して、「次へ」をクリックします。
- 「公開通知名」と「コメント」をテキストボックスに入力します。
- 「次へ」をクリックします。
- 「提供情報のサブコレクション」タブでは、提供情報をサブコレクションで利用可能にするか指定して、「次へ」をクリックします。
- 公開通知のスケジューラを「公開通知のスケジューラ」タブで設定して、「次へ」をクリックします。
- 「割り当てプログラム」タブでは、必須の使用を指定して、「次へ」をクリックします。
- 「公開通知の概要」(設定した要件)が表示されます。
- 「次へ」をクリックしますと、パッケージが配布されます。
「ユーザーポリシーの回復と評価」と「マシンポリシーの回復と評価」から「提供情報の配布」を早めることができます。コントロールパネル、「Configuration Managerプロパティ」の「アクション」タブから実行できます。