ManageEngine Databridge
ManageEngine Databridgeは、利用中のローカルデータベースとAnalytics Plus Cloudを接続して簡単なデータインポートを可能にする、軽量かつ独立型のユーティリティです。Databridgeにより、MySQL、MS SQLサーバー、Oracle、MariaDB、PostgreSQL等の、ローカルまたはホステッドデータベースから既存のデータを簡単にインポートできます。データをAnalytics Plusにインポートする元となるデータベースのリストについての詳細は、「Import data from Local databases」を参照してください。
セットアップ
- ManageEngine Databridgeとは何ですか?
- ManageEngine Databridgeを正常にインストールするためのシステム要件を教えてください。
- ManageEngine Databridgeをインストールする手順を教えてください。
- ManageEngine Databridgeは手動で起動/停止する手順を教えてください。
- 複数のManageEngine DatabridgeインストールをAnalytics Plusアカウントにリンクすることはできますか?
- ManageEngine Databridgeインストールはどのように管理するのですか?
- ManageEngine Databridgeのインストール後、プロキシ設定は修正できますか?
- ManageEngine Databridgeからのインポートを許可するには、ファイアウォール設定でどのポートを有効にする必要がありますか?
よくある質問
- データがインポートできないのは、なぜですか?
- ManageEngine Databridgeを端末を閉じた後でもアクティブ状態を保つにはどうしたらよいですか?
- ManageEngine Databridgeを別の管理者に転送できますか?
- Databridgeのインストール後「Databridgeを管理」ページにDatabridgeが表示されていない場合はどうしたらよいですか?
エラーメッセージの解決
- 「OutOfMemoryError: Javaヒープ領域」
- 「データブリッジとの接続中にエラーが発生しました。データブリッジとの接続を確認してください」
- 「申し訳ありませんが、ローカルデータソースへの接続に問題があります。接続の詳細を確認してから、再試行してください」
セットアップ
1.ManageEngine Databridgeとは何ですか?
ManageEngine Databridgeは、利用中のローカルデータベースとAnalytics Plus Cloudを接続してデータインポートに対応する軽量で独立型ユーティリティです。同期プロセスのスケジュールを設定をして、データをローカルまたはホステッドデータベースから一定間隔でインポートすることもできます。
2.ManageEngine Databridgeを正常にインストールするためのシステム要件を教えてください。
ManageEngine Databridgeを正常にインストールするためには、利用するシステムが以下の要件を満たしている必要があります。
- OS:ManageEngine Databridgeは、Windows、MacOS、LinuxOSに対応しています。
- ディスク容量:インストールファイルと想定されるデータストレージを収容するには、最低512MBの空きディスク容量が必要です。
- RAM: ManageEngine Databridgeを正常に動作させるには、少なくとも2GBのRAMが必要です。
3.ManageEngine Databridgeをインストールする手順を教えてください。
4.ManageEngine Databridgeは手動で起動/停止する手順を教えてください。
ManageEngine Databridgeを手動で起動または停止する手順は、以下の手順は以下のとおりです。
Windowsの場合
- Windows Servicesを開き、ManageEngine Databridgeサービスに移動します。
- [起動]または[停止]をクリックします。
LinuxとMacの場合
- コマンドプロンプトを開き、ManageEngine Databridgeフォルダーに移動します。
- StartServer.shコマンドを実行します。
5.複数のManageEngine Databridge インストールをAnalytics Plusアカウントにリンクすることはできますか?
はい。Analytics Plusでは、複数のManageEngine Databridgeインストールを利用中のアカウントにリンクできます。インストールされたDatabridgeはすべて、[設定]>「Databridgeを管理」ページで一覧表示されます。
メモ:マシン1台にはDatabridgeを1つのみインストールできます。
6.ManageEngine Databridgeインストールはどのように管理するのですか?
Analytics Plusでは、すべてのDatabridgeインストールを[設定]の「Databridgeを管理」ページから管理できます。
- [設定]アイコンをクリックし、[Databridgeを管理]タブに移動します。
- Analytics Plusには、利用中のアカウントにリンクされたすべてのManageEngine Databridgeインストールが、名前、バージョン、ホスト名、OSおよびステータス情報とあわせて一覧表示されます。このページから次の操作を実行できます。
- Ping:このオプションでは、Databridgeの接続ステータスをチェックできます。
- 有効/無効:このオプションでは、Databridgeを有効または無効にできます。
- 削除:このオプションでは、[削除]アイコンをクリックして、Databridgeを削除できます。
- 対象のDatabridge(複数可)を選択し、該当のオプションをトップバーから選択して、有効化、無効化、または削除を実行します。
7.ManageEngine Databridgeのインストール後、プロキシ設定は修正できますか?
はい。Analytics Plusでは、ManageEngine Databridgeのインストール後はいつでも、プロキシ設定を修正できます。以下の手順に沿って実行します。
<Databridgeインストールフォルダー>/ManageEngineDatabridge/Conf フォルダーに移動します。- serveragent.configファイルを開きます。
- 以下のパラメーターを必要に応じて修正し、ファイルを保存します。
- PROXY - プロキシサーバーから接続する場合はこれを設定します。
- PROXY_HOST - プロキシホスト名を制定します。
- PROXY_PORT - プロキシポート番号を指定します。
- PROXY_USERNAME - プロキシユーザー名を指定します。
- PROXY_PASSWORD - プロキシパスワードを指定します。
- ManageEngine Databridgeを再起動します。
メモ:プロキシ設定は、データのインポートが失敗しないように正確に構成する必要があります。
8.ManageEngine Databridgeからのインポートを許可するには、ファイアウォール設定でどのポートを有効にする必要がありますか?
ManageEngine Databridgeをインストールした後、ファイアウォール設定のアウトバウンド接続で443ポート(HTTPSプロトコル)を有効にします。
ポートを有効化するに問題が発生した場合は、下記のドメインの有効化を試してください。
| グリッド | ドメイン |
| 米国 | analyticsplusapi.manageengine.com us4-dms.zoho.com us3-dms.zoho.com dms.zoho.com accounts.zoho.com css.zohostatic.com downloads.zohocdn.com |
| EU | analyticsplusapi.manageengine.eu eu1-dms.zoho.eu eu2-dms.zoho.eu dms.zoho.eu accounts.zoho.eu css.zohostatic.com downloads.zohocdn.com |
| インド | analyticsplusapi.manageengine.in in1-dms.zoho.in in2-dms.zoho.in dms.zoho.in accounts.zoho.in css.zohostatic.com downloads.zohocdn.com |
| 中国 | analyticsplusapi.manageengine.com.cn cn2-dms.zoho.com.cn cn3-dms.zoho.com.cn dms.zoho.com.cn accounts.zoho.com.cn css.zohostatic.com app-downloads.zohodl.com.cn |
| 日本 | analyticsplusapi.manageengine.jp jp1-dms.zoho.jp jp2-dms.zoho.jp accounts.zoho.jp analyticsapi.zoho.jp css.zohostatic.com downloads.zohocdn.com |
| オーストラリア | analyticsplusapi.manageengine.com.au au1-dms.zoho.com.au au2-dms.zoho.com.au dms.zoho.com.au accounts.zoho.com.au css.zohostatic.com downloads.zohocdn.com |
| サウジアラビア | analyticsplusapi.manageengine.sa sa1-dms.zoho.sa sa2-dms.zoho.sa accounts.zoho.sa downloads.zohocdn.com |
よくある質問
1.データがインポートできないのは、なぜですか?
Analytics PlusサーバーがManageEngine Databridgeに接続できない場合は、ローカルデータベースからのデータインポートに失敗します。以下の手順をお試しください。
- [設定]>[Databridgeを管理]の順に移動します。
- 対象のDatabridgeにマウスオーバーして、表示される[Ping]リンクをクリックして、ステータスをチェックします。
- ステータスは、接続不良の場合は、「失敗」と表示されます。しばらくしてから接続を試してください。
2.ManageEngine Databridgeを端末を閉じた後でもアクティブ状態を保つにはどうしたらよいですか?
Databridgeをnohup sh StartServer.sh.コマンドを使って起動すると、端末を閉じた後もアクティブ状態を維持できます。
3.ManageEngine Databridgeを別の管理者に転送できますか?
いいえ。ManageEngine Databridgeを別の管理者アカウントに転送することはできません。ただし、既存のDatabridgeをアンインストールし、そのマシン上に新しいアカウント管理者でインストールすることはできます。インストール後、管理者は、古いアカウントに接続されたすべてのローカルデータベースを新しいDatabridgeと関連づける必要があります。これを行うには以下の手順に沿って操作します。
- 該当のワークスペースを開き、サイドパネルから[データソース]をクリックします。
- 対象のデータソースに移動し、[接続を編集]リンクをクリックします。
- 新しいDatabridge名をDatabridgeドロップダウンから選択し、[保存]をクリックします。
4.Databridgeのインストール後「Databridgeを管理」ページにDatabridgeが表示されていない場合はどうしたらよいですか?
Databridgeが実行されているサーバーが*.manageengine.jpドメインに到達できるかチェックします。到達できない場合は、接続問題が解決されるまで待ってから、Databridgeを再起動します。
エラーメッセージの解決
1.OutOfMemoryError: Javaヒープ領域
このエラーは、インポートしているデータのサイズが、プログラムの時刻に設定されているデフォルトのヒープメモリを超えている場合に発生します。この問題に対処するには、Databridgeのヒープメモリを変更します。
以下の手順に沿って、Windowsサーバーでヒープメモリを変更します。
- <Databridgeインストールフォルダー>/ManageEngineData
bridge/Confフォルダーに移動します。 - wrapper.confファイルを開きます。
- 以下のパラメーターを修正し、ファイルを保存します。
- 最大Javaヒープサイズ(MB単位) wrapper.java.maxmemory=1024
- ManageEngine Databridgeを再起動します。
以下の手順にしたがって、MAC とLinux サーバーでヒープメモリを変更します。
<Databridgeインストールフォルダ>/ManageEngineDatabridge/Confフォルダー に移動します。- heapMemory.confファイルを開きます。
- 以下のパラメーターを修正し、ファイルを保存します。
- HEAPMEMORY=1024
- ManageEngine Databridgeを再起動します。
2.データブリッジとの接続中にエラーが発生しました。データブリッジとの接続を確認してください
このエラーは、Databridgeへの到達時に接続問題がある場合に発生します。Databridgeを再起動し、データソースの接続を試してください。
3.申し訳ありませんが、ローカルデータソースへの接続に問題があります。接続の詳細を確認してから、再試行してください
このエラーは、Analytics Plusサーバーがデータソースに接続できない場合に発生します。以下を確認して、エラーを解消してください。
- インポートウィザードで指定した接続詳細が正しいこと。
- データソースが起動していること。
- Databridgeが実行されているサーバーに、クラウドでホスティングされたデータソースに接続する権限が付与されていること(またはホワイトリストに記載されていること)。