数式を追加

数式とは、名前が示すとおり、ManageEngine Analytics Plusで定義して必要なレポートを作成できる計算のことです。ManageEngine Analytics Plusは、必要な計算のタイプを作成して、必要なレポートの作成を有効化する強力な数式エンジンです。数式とは、数字、テーブル列の参照、演算子と関数等が含まれる数学的表現です。関数とは、個別の既知計算をすることを目的とする事前定義された数学的数式です。

ManageEngine Analytics Plusは、各種の数式をサポートしています。以下は、ManageEngine Analytics Plusでサポートされている各種数式のサマリです:

  • カスタム数式列:これらは、新しい列をお使いのデータテーブルに追加する数式で、その値は、定義された計算/数式に基づいて導出されます。演算子と組込み関数と組み合わせることで、テーブル列を使う強力な数学的数式を定義できます。数式の出力によりテーブルに新しい列が追加され、数式列と呼ばれます。
    • 組込み数式:ManageEngine Analytics Plusには、デフォルトでは共通計算が簡単に行える組込みカスタム数式の役立ちセットがあります。これらの数式は、1つの列にのみ適用できます。計算結果(数式)は、ベーステーブルに別列として追加されます。
  • 集計数式:集計数式は、計算時に集計関数(SUM、AVG..)を使う必要がある数式です。集計数式結果は、ベーステーブルに別列として追加されることはありません。作成元のテーブルと関連づけられ、他のテーブル列と同様、レポート(チャート、ピボットテーブルおよびサマリビュー)の作成時に使えます。

カスタム数式

ManageEngine Analytics Plusでは、強力な数式を各自定義し、個別の報告要件に合うようにできます。これで、加減算等の基本計算から、組込み関数を組み合わせた複雑なものまで簡単に実行できます。数式の出力によりテーブルに新しい列が追加され、数式列と呼ばれます。レポート作成時、これらの数式列は、テーブルで他の列を使うのと同じように使うことができます。

ManageEngine Analytics Plusには、個別の既知計算を簡単に行うことを目的とする、事前定義された数学的数式として各種の組込み関数が付いています。これらの組込み関数は、テーブル列と、+、-、/および*等の基本算術演算子とを組み合わせて使い、数式列を作成することができます。

カスタム数式列を作成および使用するには:

  • ワークスペースのエクスプローラータブから、数式列を追加する先のテーブルを選択します。
  • [追加]>[数式列]オプションをツールバーから選択するか、テーブルの列を選択して、ポップアップ右クリックメニューから[数式列]を選択します。
  • 下のように数式列ダイアログボックスが開きます。このダイアログボックスから、テーブルの列名および数式の作成に利用できる多くの組込み関数に、簡単にアクセスできます。関数にカーソルを当てると、シンタックスと例がある関数の簡単な説明がダイアログボックス下部に表示されます。

  • 数式列ダイアログボックスで、挿入する列と関数を、関数ボックスから選択します。

例えば、所定の日付に特定日数を追加するカスタム数式を作成するには:

  • 関数ボックス下の[日付を追加]関数を選択します。adddate()シンタックスが数式テキストボックスに表示されていることが確認できます。
  • 数式テキストボックスで、括弧の間にカーソルを当て、オプションを使って、日付を追加する先の日付列を選択します。
  • 追加する日数(例えば10)をコンマで区切って入力します。

この表現の数式列を作成するには、数式列名テキストボックスに列名を入力し、[OK]をクリックします。下のように、新しい数式列がテーブルに作成されます。

テーブルに一覧表示された数式列を右クリックし、ポップアップメニューの[カスタム数式を編集]をクリックして、いつでも数式列を編集できます。テーブルと処理エディションまたは同削除で定義した数式をすべて表示する方法についての詳細は、数式を表示/編集も参照してください。

数式列にオプションをクイック追加

ManageEngine Analytics Plusには、幅広く使う関数の限定セットに基づいた数式列を追加する簡単で便利な方法があります。このクイック追加オプションは以下の方法で検索できます。

  • 数式列の選択基準となる列を選択します。
  • ツールバーの[追加]>[数式を追加]オプションをクリックします。

  • ManageEngine Analytics Plusは、選択した列のデータタイプを自動的に識別し、下のスクリーンショットのように、幅広く利用される委j全定義済数式のリストが表示されます。
  • 必要な数式をリストから選択するとき、ManageEngine Analytics Plusは、対応列に数式を適用し、新しい数式列をテーブルの右端にちうかします。

組込み数式列関数

Analytics Plusには、個別の既知計算を簡単に行うことを目的とする、事前定義された数学的数式として各種の組込み関数が付いています。Analytics Plusがサポートする組込み数式列関数のリストについての詳細は、ここをクリックしてください

数式列での数式の作成

数式列は、テーブルの他の列に似ています。テーブルの他の列で行うのと同様、新しい数式列の作成中に既存の数式列を利用することができます。既存の数式列を再利用して新しい数式列を作成すると、強力な数式の組み合わせが作成できるほか、お使いのワークスペースでのこれら数式構造のメンテナンスが簡単にできます。数式列の作成についての詳細は、上のセクションを参照してください。

カスタム数式列を使ったレポートの作成

カスタム数式列は、テーブルで列を使うとき、レポートを作成中に使うことができます。カスタム数式列を追加したテーブルに新しいレポートを作成する場合、これらすべての数式列は左の列リストペインに一覧表示され、レポートを作成するのに、ドラッグ・アンド・ドロップすることができます。 

レポートのデザイン領域にドロップしたとき列に表示されるコンボボックスを使って、数式列に関数を他の列で行うように適用できます。

カスタム数式の共有

カスタム数式列は作成されると、テーブルの他の列と同じように機能します。テーブルを共有すると、既存のすべてのカスタム数式列もそのユーザーに共有されます。

注記:

  • 共有されたユーザーは、共有した数式を編集、削除または形式設定できません。また、共有されたユーザーは、その共有されたユーザーがワークスペース所有者ではないかぎり、共有したテーブルに各自の数式列を追加できません。

集計数式

通常もっとも共通のデーtア分析を報告する場合、データ(SUM、AVG、COUNT等)で集計関数を適用し、それらを分析します。そのような計算で注意する重要事項は、正確な結果を引き出すため関数が適用されるコンテクストで集計を計算することです。ManageEngine Analytics Plusの集計数式では、このニーズに対応できます。

集計数式とは、計算の中で少なくとも1つの集計関数(SUM、AVG を使うManageEngine Analytics Plusで定義する数式です。この計算では必ず、数値表記(メートル法)で出力されます。集計数式は主に、強力なレポートの作成に使います。これらの数式は、ManageEngine Analytics Plusのチャート、ピボットテーブル、およびサマリビューレポートタイプで使うことができます。

  • 集計数式の結果は必ず、数値になります。
  • 集計数式はベースに別の列として追加されません。カスタム数式等と関連づけられます。ただし、テーブルでレポートを作成するときは、利用できます(列リストの一部として表示されます)。
  • 集計数式の結果は、使用先のレポートに表示される各データポイントで計算されます(すなわち、結果は1つの値ではりません)。これにより集計数式は非常に強力になります。
  • 集計数式はカスタム数式と同じように作成できます。

ManageEngine Analytics Plusには、集計数式の一部として使えるさまざまな組込み集計関数があります。これらの組込み集計関数を使い、+、-、/および*等の基本算術演算子と組み合わせて、数式を作成dけいます。

集計数式の作成

集計数式を作成するには:

  • 下のように、ツールバーから[追加] >[集計数式] オプションを選択します。

  • 下のように、[集計数式を追加]ダイアログボックスが表示されます。このダイアログボックスから、テーブルの列名および数式の作成に利用できるすべての組込み関数に、簡単にアクセスできます。関数にカーソルを当てると、シンタックスと例がある関数の簡単な説明がダイアログボックス下部に表示されます。
  • 数式列名テキストボックスで、数式に付ける名前を入力します。
  • データタイプドロップダウンから集計結果のデータタイプを選択します。サポートされているデータタイプには、数字、正数、負数、小数、通貨、パーセンテージ、期間、プレーンテキスト、および日付があります。
  • 数式テキスト領域には、実際の数式が入ります。数式に挿入する列と関数は、関数ボックスから選択できます。

    注記:ルックアップ列で結合された関連テーブルから列を挿入することもできまうs。ドロップダウンには、そのベーステーブルと関連づけられた小名テーブルがすべて一覧表示されます。必要なテーブルを選択すると、このテーブルの列は下に一覧表示されます。これは、クリックして数式に挿入することができます。

  • 例えば、集計数式を適用して、%利益を計算するとき、下のスクリーンショットのように、数式は、(SUM("SALE")- SUM("COST"))/SUM("COST")*100のようになります。

  • [OK]をクリックします。

集計数式結果は、ベーステーブルの列としては追加されません。これは、レポート作成中に列パネルに一覧表示されます。ツールバーの[追加]>[数式を編集]をクリックして、アクセス(表示)または編集できます。数式の表示と編集については。次のセクションで説明します。

組込み集計関数

また、ManageEngine Analytics Plusがサポートするさまざまな強力組込み関数を使うことができる集計数式を作成できます。集計数式を作成する場合も、カスタム数式を作成中に適用可能な組込み関数は使うことができます。ただし、集計数式に必要な条件を満たしていなければなりません。これらは、集計数式の作成に関連が強い、および適用可能な個別関数でもあります。組込み集計関数についての詳細は、ここをクリックしてください

既存の集計数式での集計数式の作成

ManageEngine Analytics Plusでは、既存の集計数式を使って、集計数式を作成することができます。既存の数式を再利用して新しい集計数式を作成すると、強力な数式の組み合わせが作成できるほか、お使いのワークスペースでのこれら数式構造のメンテナンスが簡単にできます。

新しい集計数式を作成する場合、既存の数式が[列をクリックして挿入]ボックスに他の列とあわせて一覧表示されます。すべての集計数式は記号で茶色で表示されます。これらの数式は、テーブルの他の列で行うように、そこをクリックして、新しい数式定義に挿入することができます。

例えば、利益パーセンテージと総額をすでに計算済みで、総利益の計算が必要としましょう。ここでは、既存の数式を使って、総利益を計算できます。数式は、("総原価" * "利益") / 100のようになります。

集計数式を使ったレポートの作成

集計数式は、テーブルに列を使うすべてのレポート(チャート、ピボットテーブルおよびサマリビュー)の作成中に使えます。集計数式を中に追加したテーブルで新しいレポートを作成するとき、すべての数式が左の列リストペインに一覧表示され、ドラッグ・アンド・ドロップしてレポートを作成できます。

以下のスクリーンショットは列リストページに一覧表示され、追加された%利益集計数式を示しています。すべての集計数式は、記号を含むアイコンで表示されます。

ワークスペースのエクスプローラータブから、集計数式を追加する先のテーブルを選択します。

集計数式は、テーブルで他のデータ列を使うように、レポートで使うことができます。集計数式の結果は、使用先のレポートに表示される各データポイントで計算されます(すなわち、結果は1つの値ではりません)。下のスクリーンショットに示されたチャートには、利益のパーセンテージ(%利益)は年ごとにプロットされます。ご覧のとおり、利益パーセンテージの値は、各年ごとに計算され、グラフにプロットされます。

レポートで集計数式を使うとその数式に他の関数を敵お湯できなくなります(他の列のように)。関数は必ず、「実数」で選択し、修正はできません。

集計数式の共有

共有とコラボレーションについて、集計数式は、テーブルの列と同じように機能します。テーブルを共有すると、そのテーブルで作成する集計数式はすべて、テーブルの共有先のユーザーにも共有されます。そのため、共有されたユーザーは、データテーブルでレポートの作成中にこれらの数式を使うことができます。

注記:

  • 共有されたユーザーは、共有した集計数式を編集、削除または形式設定できませんが、レポート作成時には使うことができます。また、共有されたユーザーは、その共有されたユーザーがワークスペース所有者ではないかぎり、共有したテーブルに各自の集計数式列を追加できません。

数式を表示/編集

ManageEngine Analytics Plusでは、[数式を編集]オプションでテーブルに定義した数式をすべて表示、編集、形式設定および削除できます。カスタム数式と集計数式の両方とも、このオプションを使って、表示および編集できます。既存のカスタムまたは集計数式を表示/編集するには:

  • 必要なテーブルを選択します。
  • ツールバーから[追加] >[数式を編集] オプションを選択します。
  • [数式を編集]ダイアログが、テーブルに関連づけられたすべての数式リストとあわせて下に表示されます:

    個別の数式にカーソルを当てると、[編集][削除]および[形式設定]オプションが利用できます。

  • 数式を編集:対応する数式の横にある[編集]リンクを使って、作成した数式を編集することができます。[数式/集計数式を編集] (数式のタイプによって異なる)ダイアログボックスが開き、新しい数式を作成するときと同じように、既存の数式を修正することができます。
  • 数式を削除:既存の数式は、対応する数式の横にある[削除]リンクからいつでも、削除できます。
  • 数式を形式設定:整序、小数点の位置、日付形式、通貨記号等、数式結果の形式は、数式のデータタイプによっては、与えられた[形式設定]リンクを使って、変更することができます。やり方はデータ列の形式設定は似ています。