サーバー監視エージェントの管理

Applications Managerサーバーエージェントは、サーバーのパフォーマンスと正常性を監視するために設計された軽量アプリケーションです。CPU使用率、メモリ使用率、ディスクI/O、ネットワークトラフィックなどのパフォーマンスメトリックを収集します。これにより、リアルタイムの監視、アラート通知、そしてプロアクティブな問題解決が可能になります。

  • サーバー監視エージェント機能は、Applications Managerビルド175500以降でのみサポートされます。
  • エージェントの自動展開とLinuxサービスの監視は現在サポートされていません。

監視エージェントの導入方法

新しい監視エージェントを展開するには、次の手順に従います。

  • [設定] → [検出とデータ収集] → [FSOエージェント]に移動します。
  • 「エージェントのデプロイ」セクションで、目的のサーバータイプ(Windows/Linux)を選択し、[デプロイ]をクリックします。
  • 画面の指示に従ってインストールスクリプトをダウンロード、解凍、実行します。

    Applications Manager Manage Server Monitoring Agents: Selecting OS type for deploying agent

  • エージェントは自動的にApplications Managerとの通信を開始し、サーバーの監視が追加されます。
データ収集とポーリング
  • パフォーマンスデータ:デフォルトでは1分ごとに収集されます。
  • 構成データとインベントリデータ:1時間ごと、または構成変更が発生したときに収集されます。さらに、インベントリデータはエージェントの再起動後5分以内に送信されます。

エージェントの詳細を確認する

[エージェントを表示]タブは、エージェント関連の情報とアクションを表示・管理できます。
インストールが完了したら、[設定] → [検出とデータ収集] → [FSOエージェント] → [エージェントを表示]に移動してください。

Applications Manager Manage Server Monitoring Agents: Viewing agent details

[エージェントを表示]ページでは、展開されたエージェントごとに以下の詳細を確認することが可能です。

  • 表示名:デプロイされたエージェントに割り当てられた名前。
  • ホスト名:エージェントが実行されているホストマシンの名前。
  • IPアドレス:エージェントが実行されているホストマシンのIPアドレス。
  • バージョン:デプロイされたエージェントのバージョン。
  • OS:エージェントが展開されているホストマシンのオペレーティングシステム。
  • ステータス:エージェントの現在のステータス(例:エージェント通信中)。
  • 最新の通信時間:エージェントがサーバーと最後に通信した時刻。
  • 最新の通信から経過した時間:エージェントがサーバーと最後に通信してから経過した時間(秒単位)。
  • インストールパス:ホストマシン上でエージェントがインストールされているディレクトリパス。

サポートするアクション

[エージェントを表示]タブでは、エージェントを効率的に管理するために次のアクションがサポートされています。

  • エージェントのアップグレード:最新のエージェントバージョンへのアップグレードをトリガーします。
  • 監視の管理/非管理:特定のエージェントの監視を有効または無効にします。
  • 削除:ユーザーは、個々のエージェントまたは複数のエージェントを削除できると同時に、関連付けられているエージェント監視も削除できます。
  • エクスポート:レポートやドキュメント作成のために、エージェントの詳細をPDFまたはExcel形式でエクスポートします。
  • エージェントログ:このオプションを選択すると、トラブルシューティングの目的で、次のエージェント通信ログデータが表形式で一覧表示されるログレポートページが開きます。
    • データの受信時刻:エージェントからデータを受信した時刻を示すタイムスタンプ。
    • データ収集日時:エージェント側でデータが収集された日時を示すタイムスタンプ。
    • ステータス:成功やエラー状態などのデータ処理のステータス。
    • リクエスト処理時間:サーバーがリクエストを処理するのにかかった時間(ミリ秒)。
    • データ処理時間:エージェントがデータをサーバーに送信する前に処理するのにかかる時間(ミリ秒)。
    • データ転送サイズ:エージェントからサーバーに転送されたデータのサイズ(KB単位)。
    • プロセスタイプ:エージェントによって実行される処理のタイプ(「ライブデータ処理」など)。
    • 生データJSON:さらなる分析のためにJSON形式でダウンロード可能な生データ表現。

    Applications Manager Manage Server Monitoring Agents: Viewing agent logs report

    • ログレポートには、効果的なトラブルシューティングを容易にするために、2日間のログデータと6時間の生のJSONデータが保持されます。
    • 5分を超える遅延がある場合、データ受信時間が強調表示されます。