セルフ監視

セルフ監視では、Applications Manager自体の正常性とパフォーマンスを維持するために、 インストールサーバー自体を監視します。

設定画面:
[設定]→[ツール]→[セルフ監視]

以下のコンポーネントに対して、正常性を定期チェックします。

監視のしきい値に該当して発生したアラートは、[アラート]タブ→[診断アラート]から確認できます。
また管理者権限のユーザーは、アラート発生時やアラートクリアの際に、メール通知を受信します。


サーバー監視

以下の各診断項目をチェックします。

項目 説明
CPU利用率 インストールサーバーのCPU使用率を監視します。
デフォルト:過去15分間(ポーリング間隔5分 × ポーリング回数3回)のCPU使用率がしきい値90%を超えた場合にアラートをあげます。
メモリ利用率 インストールサーバーのメモリ使用率を監視します。
デフォルト:過去15分間(ポーリング間隔5分 × ポーリング回数3回)のメモリ使用率がしきい値90%を超えた場合にアラートをあげます。
ディスク利用率 インストールサーバーのディスク使用率を監視します。
デフォルト:過去60分間(ポーリング間隔60分 × ポーリング回数1回)のディスク使用率がしきい値90%を超えた場合にアラートをあげます。
ディスクI/O利用率 インストールサーバーの物理ディスクのビジータイムを監視します。
デフォルト:過去15分間(ポーリング間隔5分 × ポーリング回数3回)の物理ディスクのビジータイムがしきい値90%を超えた場合にアラートをあげます。

JVM監視

以下の各診断項目をチェックします。

項目 説明
JVMメモリ利用率 JVMメモリ利用率を監視します。
デフォルト:過去15分間(ポーリング間隔5分 × ポーリング回数3回)のJVMメモリ利用率がしきい値90%を超えた場合にアラートをあげます。
JVMスレッドブロック JVMスレッドのブロック状況を監視します。
デフォルト:過去15分間(ポーリング間隔5分 × ポーリング回数3回)に、JVMスレッドブロックがしきい値50%を超えた場合にアラートをあげます。

パフォーマンス属性監視(負荷固有)

以下の各診断項目をチェックします。

項目 説明
ポーリング遅延 負荷率の計算にもとづき、データ収集に時間を要する上位50のサーバー監視から最新1時間のポーリング値を収集します。
ポーリング成功の比率が70%未満の場合、ポーリングに遅延が発生していると判断されアラートをあげます。

算出に当たり、1時間を固定のサイクルとし、ポーリング間隔で割った値をポイントとして割り当てます。
例:ポーリング間隔が5分の場合、1時間に12ポイント設定します。
ポーリングがタイムアウト等で失敗するごとに1ポイントのマイナスとしてカウントし、ポーリング成功の比率を算出します。
ポーリング停止 特定の監視へのポーリングが、過去1時間停止している場合にアラートをあげます。
同期遅延 ※Enterprise Edition(Adminサーバー)のみ
デフォルトでは、Managedサーバーと30分間データ同期されていない場合にアラートをあげます。
ポート使用量 ポート作成が過去15分間にしきい値60%を超えた場合にアラートをあげます。
システム要件 推奨システム要件を満たしていない場合にアラートをあげます。

データベース監視(MS SQLのみ対象)

以下の各診断項目をチェックします。

項目 説明
データベースステータス データベースの接続状況を監視します。

  • データベース接続自体が切れてしまうと、アラートをあげることはできません。
    その場合、診断メッセージでログを確認する必要があります。
    /logs/diagnostics/selfdiagnostics.txt
  • この項目は、[セルフ監視]ページの項目には表示されません。
  • デフォルトでは、データベースのダウンが2分続く場合に、ログの書き込みが開始されます。
データベースファイルサイズ データベースのファイルサイズを監視します。
デフォルトでは、ファイルサイズが合計90%を超過するとアラートをあげます。
データベースログサイズ データベースのログサイズを監視します。
デフォルトでは、ログサイズが合計90%を超過するとアラートをあげます。

MS SQLバージョン12以降で、データベースファイルとログの合計サイズが無限(Infinite)の場合、
データベースインストールディスクの合計サイズを考慮され、ディスク使用率がしきい値(デフォルト90%)を超過した際にアラートをあげます。