リバースプロキシ

リバースプロキシは、クライアントからのリクエストを処理し、それらを必要なサーバーに転送します。その後、サーバーのIDを明らかにすることなく、サーバーの応答をクライアントに配信するプロキシサービスです。Log360にはリバースプロキシサーバーがバンドルされており、ハッカーによる重要なデータの発見、アクセス、悪用を防止します。

Log360を使用すると、コンテキストベースのリバースプロキシ、ポートベースのリバースプロキシ、またはその両方を有効にできます。

コンテキストベースのリバースプロキシでは、Log360サーバーとコンポーネント製品がインストールされているサーバーのURLに一意のコンテキストパスを指定する必要があります。ユーザーがアクセスをリクエストした際、URLのコンテキストパスに基づいてそれぞれのサーバーに転送されます。エンドユーザーは、リソースにアクセスしているサーバーの詳細を知ることはできません。

ポートベースのリバースプロキシでは、Log360とコンポーネント製品のサーバーに対して一意のポート番号とプロトコルを選択する必要があります。この場合、サーバーの一意のポート番号は必須ですが、一意のプロトコルの指定はオプションです。ホスト名はすべてのサーバーで同じです。この場合、リバースプロキシサーバーは、URLのポート番号とプロトコルに基づいて、ユーザーのリクエストを適切なサーバーに転送します。

注記:リバースプロキシが有効化されている場合、Log360サーバーのホスト名はコンポーネント製品のサーバーのホスト名として機能します。


リバースプロキシを有効化する方法

コンテキストベースのリバースプロキシを有効化するには、以下の手順を実施します。

  1. 管理者としてLog360にログインします。
  2. [管理]タブをクリックし、[管理] → [リバースプロキシ]に移動します。
  3. [コンテキストベース]タブで、[コンテキストベースのリバースプロキシを有効にする]にチェックを入れます。
  4. [プロトコルとポートを選択]で、必要なプロトコルとポート番号を選択します。ポート番号が他のアプリケーションで使用されていないことを確認してください。
  5. 各コンポーネント製品の[コンテキスト]列にコンテキストパスを入力します。コンテキストパスは、各製品固有の値である必要があります。
  6. Log360とコンポーネント製品の[アクセスURL]列の値をメモします。外部ユーザーは、これらのURLを使用して必要な製品にアクセスできます。
  7. [設定を保存]をクリックします。

ポートベースのリバースプロキシを有効化するには、以下の手順を実施します。

  1. 管理者としてLog360にログインします。
  2. [管理]タブをクリックし、[管理] → [リバースプロキシ]に移動します。
  3. [ポートベース]タブで、[ポートベースのリバースプロキシを有効にする]にチェックを入れます。
  4. [プロトコル]列で、必要なプロトコルを選択します。
  5. [ポート]列で、必要なポート番号を選択します。ポート番号は、各製品固有の値である必要があります。
  6. Log360とコンポーネント製品の[アクセスURL]列の値をメモします。外部ユーザーは、これらのURLを使用して必要な製品にアクセスできます。
  7. [設定を保存]をクリックします。

リバースプロキシを無効化する方法

Log360では、必要に応じて特定のコンポーネント製品に対して設定されたリバースプロキシを無効化することができます。対象のコンポーネント製品に対応する[無効化]アイコン([操作]列の下にあるアイコン)をクリックすると、リバースプロキシを無効化できます。