鍵と証明書の監査およびレポート

PAM360は、アプリケーション内のすべてのユーザーアクティビティ、特に機密性の高い特権アクセス情報に関するアクティビティを徹底追跡します。透明性と説明責任を維持するため、すべてのユーザー操作は、タイムスタンプと送信元IPアドレスを含む、監査エントリとして詳細に記録されます。PAM360は、キーと証明書専用に設計された包括的な監査システムです。この機能は、製品内でキーと証明書に対して実行されたすべての操作を取得およびログ記録します。各監査エントリには、次のような重要な詳細が含まれます:

  • 操作の実行者
  • 実行された操作
  • 発生日時

これらの詳細な監査証跡は、堅牢で追跡可能なアクティビティログとして機能し、管理者がすべてのユーザー操作を監視できるように対応します。監査に加え、PAM360にはキーと証明書向けの堅牢なレポートシステムが含まれています。これらのレポートは、鍵と証明書の使用状況やアクティビティに関する分析情報を提供するほか、コンプライアンスと運用効率の向上に役立ちます。管理者は、監査を要約した詳細レポートを生成できることで、キーと証明書データの分析および管理が簡素化されます。

PAM360における鍵と証明書の監査およびレポート機能の詳細については、次のセクションを参照してください:

  1. 鍵と証明書の監査
  2. 鍵のレポート
  3. 証明書レポート
  4. 監査とレポートのエクスポート
  5. スケジュール設定されたタスク

1.鍵と証明書の監査

PAM360ですべての鍵および証明書関連アクティビティの包括的な記録にアクセスするには、[監査〛>>[鍵の監査〛の順に移動します。このセクションでは、SSH、PGPキー、およびSSL/TLS証明書に関連するものを含む、暗号化キーと証明書に対して実行された操作の詳細ビューを提供します。監査テーブルの右端上にある検索バーでは、特定の用語を入力して目的の記録をフィルタリングし、表示できます。

  • 鍵の監査: [監査〛>>[鍵の監査]にあり、証明書および鍵関連の監査が含まれます。鍵関連の監査はユーザー固有のもので、操作を実行したユーザーのみが自分の監査記録にアクセスできます。特定の鍵関連操作に直接アクセスするには、[SSH鍵〛>>[鍵のローテーション監査〛または[SSH鍵〛>>[鍵の関連付け監査〛の順に移動します。
  • 証明書の監査: [監査〛>>[証明書の監査〛からアクセスでき、この機能はユーザー固有ではありません。証明書関連の監査記録はすべて管理者に表示されます。

最近のアクティビティをすばやく確認するため、最新5件のキーまたは証明書の監査エントリは、 キーダッシュボード操作監査で直接表示できます。

PAM360は、SNMPトラップやSyslogメッセージを通じた監視強化のため、管理システムとの連携をサポートしています。これを構成するには、 [管理]>>[連携]>>[SNMPトラップ〛の順に移動し、レシーバーのホスト名ポートなどの必要事項を入力します。

鍵および証明書の監査操作に関する通知を設定するには、次の手順を実行します:

  1. [監査]>>[鍵の監査]>>[Audit Actions]>>[キー監査の設定]の順に移動します。
  2. 電子メールSNMP トラップ、またはSyslogを介してアラートをセットアップします。
  3. 通知は、すべての管理者、監査担当者、または特定のユーザーやグループに送信でき、キーまたは証明書に関連する操作について適切な担当者に通知することができます。
    keysaudit1
    keysaudit2

監査証跡のデータ保持ポリシーを管理するには、鍵の監査下の[Audit Actions]>>[削除監査]の順に移動します。ここでは、保持期間を指定し、検出、関連付け、ローテーション、およびスケジュール設定など、キー操作に関連するレコードを、定義した日数の経過後に自動的に削除するよう設定できます。

監査、通知、データ管理に対して整理されたアプローチを利用することにより、鍵および証明書の操作を安全かつ透明にし、容易に監視できるようになります。


2.鍵のレポート

PAM360は、SSH鍵管理アクティビティに関する詳細なレポートを提供し、IT管理者が十分な情報に基づいて意思決定できるよう支援します。レポートには、実行された操作の概要とステータスが含まれ、表や視覚的なグラフで表示されるためキー管理プロセスを直感的に把握できます。

これらのレポートには、GUIの[レポート]タブからアクセスできます。具体的なレポートには、次のようなものがあります:

  1. 秘密鍵レポート:PAM360を通じて生成またはインポートされたSSH鍵の詳細。
  2. 鍵のローテーションのレポート:PAM360内で実行されたSSH鍵ローテーションに関する情報。
  3. 公開鍵設置レポート:ターゲットシステムにデプロイされたSSH鍵のレコード。
  4. PGP - キーのレポート:PAM360に保存および管理されているすべてのPGPキーのサマリ。
ssh-keys-reports

日付でレポートをフィルタリングするには、レポートを生成し、ウィンドウ右上の期限を使用します。開始日と終了日を指定し、特定の期間内のレコードを表示します。フィルタリングされたデータをエクスポートするときは、選択した期間のデータのみが含まれます。

3.証明書レポート

PAM360は、管理者がインフラストラクチャ全体の証明書を効率的に管理および監視できるよう、強力なSSL/TLS証明書レポートを提供します。これらのレポートは、証明書ライフサイクル管理のさまざまな側面に関する詳細なインサイトを提供することで、可視性、コンプライアンスおよび運用効率の向上を実現します。

3.1 証明書レポートのタイプ

  1. SSL証明書レポート:PAM360を使ってインポート、検出、または作成されたSSL証明書すべての包括的な一覧を提供します。
  2. SSL要求レポート:PAM360から作成された証明書要求のすべてに関する詳細情報を表示します。
  3. SSL証明書有効期限切れレポート:有効期限が近づいている証明書を、選択した期間に関連する詳細情報とあわせてフィルタリングして表示します。
  4. ワイルドカードSSL証明書のレポート:使用中のワイルドカード証明書を強調表示し、またこれらの証明書がデプロイされているサーバーを一覧表示します。
  5. 構築されたサーバーレポート:複数のサーバーにデプロイされている証明書の詳細により、その使用状況を明確に把握できます。
  6. ADユーザー証明書のレポート:Active Directory内のユーザーアカウントにマップされている証明書すべてを一覧表示します。
  7. SHA1証明書レポート:組織内にデプロイされているSHA-1証明書に関するインサイトを提供します。
  8. 展開レポート:PAM360経由でデプロイされた証明書を要約します。
  9. 証明書署名レポート:MSCAまたはKey Manager Plusのルート証明書を使って署名された証明書を追跡します。
  10. Let’s Encryptの要求レポート:Let’s Encrypt CAに送信された証明書要求のステータス詳細を提供します。
  11. Buypass Go SSL要求レポート:Buypass Go SSL CAに送信されたSSL証明書要求すべてに関するインサイトの詳細を示します。
  12. ZeroSSL要求レポート:ZeroSSL CAに送信されたSSL証明書要求すべてに関するインサイトの詳細を示します。
  13. GoDaddyの注文に関するレポート:このレポートでは、GoDaddyに送信されたSSL証明書要求すべてに関するインサイトを、重要な情報とともに詳しく示します。
  14. SSL ストアでの購買レポート:このレポートでは、SSL Storeに送信されたSSL 証明書要求すべてに関するインサイトの詳細を示します。
  15. DigiCert Orders Report:このレポートでは、DigiCertに送信されたSSL証明書要求すべてに関するインサイトの詳細を示します。
  16. GlobalSignオーダーレポート:GlobalSign CAから要求された証明書オーダーの詳細を示します。
  17. Let’s Encryptの証明書レポート:SSL 証明書レポートのサブセットで、Let’s Encryptから取得した証明書に焦点を当てています。
  18. Buypass Go SSL証明書レポート:Buypass Go SSL CAに送信された証明書要求のステータスの詳細を提供します。
  19. ZeroSSL証明書レポート:ZeroSSL CAから要求された証明書の詳細を表示します。
  20. SSL脆弱性レポート:PAM360に保存されているSSL証明書に対して実行された脆弱性スキャンの詳細を提供します。
  21. 証明書更新レポート:サードパーティまたはローカルCAからの自動更新および手動更新を含む、更新アクティビティを要約します。
  22. Azure証明書レポート:PAM360で管理されているAzureポータル証明書を一覧表示します。
  23. ロードバランサーデプロイメントレポート::サービス、仮想サーバー、および同期ステータスに関する情報を含め、ロードバランサーにデプロイされた証明書を表示します。
  24. Azure証明書要求レポート:Azure Key Vaultに送信された証明書要求のステータスを追跡します。
    ssl-reports
  25. AWS証明書要求レポート:AWS-ACM に送信された証明書要求のステータスを追跡します。
  26. AWS証明書レポート:AWS-ACMから取得したSSL証明書の詳細を示します。
  27. 証明書同期ステータスレポート:複数のサーバーにデプロイされたSSL証明書の同期ステータスを追跡します。
  28. MSCA取り消しおよび削除レポート:失効理由を含め、MSCAにより失効または削除された証明書を追跡します。
  29. MSCA証明書レポート:MSCAにより発行され、PAM360を通じて管理されているすべての SSL 証明書を一覧表示します。
  30. MDM証明書レポート:OS タイプのフィルターオプションを使って、PAM360で管理されている MDM 証明書を一覧表示します。
  31. Sectigo証明書レポート:Sectigo Certificate Manager (SCM) からインポートされた、または Sectigo Certificate Manager (SCM) により作成されたSSL証明書を一覧表示します。
  32. Kubernetes TLSシークレットレポート:取得されたすべてのKubernetes TLSシークレットのリストを提供します。
  33. Azure TLSシークレットレポート:PAM360で管理されているAzure TLSシークレットの詳細を提供します。
  34. ACMEリクエストレポート:ACMEプロバイダーに送信されたSSL証明書要求を要約します。
  35. ACME証明書レポート:ACMEプロバイダーにより発行されたSSL証明書を一覧表示します。

これらのレポートにより、管理者はSSL/TLS証明書の全体像を包括的に把握し、プロアクティブな管理、セキュリティの強化、および運用の効率化を図ることができます。

レポートを生成すると、次のオプションを使って、使いやすさと柔軟性を高めることができます:

  • 日付のフィルター:日付のフィルターを適用することで、特定の期間内のレポートを表示します。
  • コラムの選択:必要なフィールドを選択することで、表示されるレポート属性をカスタマイズします。
  • エクスポートオプション:レポートをPDFまたはCSV形式でエクスポートするか、指定した受信者にメールで直接送信します。

4.監査とレポートのエクスポート

PAM360では、監査データとレポートデータをCSVやPDFなど、さまざまな形式でエクスポートしたり、レポートをメールで直接送信したりできます。

レポートをエクスポートするには、目的の監査ページまたはレポートページに移動し、右上の[エクスポート〛 ボタンをクリックします。展開されるドロップダウンから、必要に応じてエクスポートオプションを選択します:

  • PDF - 必要な出力をPDFファイルとして保存します。
  • CSV - レポートをCSV形式でエクスポートします。
  • 電子メール - レポートをメールで送信します。対象受信者のメールアドレスを入力できます。

5.スケジュール設定されたタスク

証明書のスケジュール設定されたタスクの作成と管理の詳細については、こちらのヘルプドキュメントを参照してください。