データのバックアップとリストア_ビルド9800から10250まで
作成日:2014年2月3日 | 更新日:2020年5月21日
留意点
- データのバックアップは、新規にインストールした環境でリストアするためのものですので、運用中の環境にはリストアしないでください。
- データのリストアはバックアップを取得したNetFlow Analyzer と同一ビルド番号、同一OS 種別(Linux/Windows)、同一OS bit 数である必要があります。
- 対象バージョン : 9800, 9850, 9860, 9900, 10250
- MySQLで取得したバックアップをPostgresSQLにリストアすることはできません。
使用中のデータベースはライセンス情報画面から確認できます。 - リストア先のサーバー環境が変わる場合は、チューニングした設定ファイルのバックアップ、リストアを行わず、新規の環境に適したチューニングを再度行って下さい。指定したメモリが確保できず、製品が起動しない場合があります。
- バックアップ先に十分なディスク容量があることを確認してください。
- ビルド9850 以降で高性能レポートエンジンアドオンを使用している場合は、VectorWiseのバックアップが合わせて必要となります。
ダウンローダー : こちら
ダウンロードキー(ver10250windows) : NFA10250win64
ダウンロードキー(ver10250Linux) : NFA10250Linux64
ダウンロードキー(ver9900Linux) : NFA9900linux64bit
その他インストーラーが必要な場合はサポートまでご連絡ください。
MySQLをお使いの場合
ビルド9700でNetFlow Analyzerをインスト―ルし、ビルド9860にアップグレードしますと、MySQLを使用したビルド9860となります。(ビルド9860でインストールするとPostgresSQLを使用したビルド9860となります。)MySQLを使用したビルド9860でバックアップを取得してリストアする場合は、ビルド9700のNetFlow Analyzerを新規にインストールして、ビルド9700からビルド9860までアップグレードし、リストアする必要がございます。
同様に、ビルド9700からアップグレードしたビルド99000(MySQL)でバックアップを取得してリストアする場合は、ビルド9700のNetFlow Analyzerを新規にインストールして、ビルド9700からビルド99000までアップグレードし、リストアする必要がございます。
バックアップ手順
※以下[NFA_HOME]は、NetFlow Analyzer をインストールしたホームディレクトリです。
1.
NetFlow Analyzer サーバーを停止
[NetFlow Analyzer 停止手順と留意点]
2.
次のディレクトリ以下(直下のファイルも含めて全て)をコピー退避
※コピー時にファイルの権限が変わらないよう注意してください。
※ここで取得するデータがバックアップとなりますので、大切に保管してください。
[NFA_HOME]\pgsql
[NFA_HOME]\reports (スケジュールレポートを設定している場合)
[NFA_HOME]\conf\database_params.conf (旧環境で変更している場合)
[NFA_HOME]/pgsql/data/postgres_ext.conf( PostgresSQLのチューニングを行っている場合)
[NFA_HOME]/conf/wrapper.conf(Javaのチューニングを行っている場合)
[NFA_HOME]/Actian/ingres/data/vectorwise/vectorwise.conf (旧環境で変更している場合)
3.
バージョン9850以降 高性能レポートエンジンアドオンを使用している場合以下の、
以下の手順でVectorWise のデータのバックアップを取得
3-1
エミュレータ画面にて[NFA_HOME]\bin 移動し、以下を実行
VWstartdb.bat (Windows 環境)
VWstartdb.sh (Linux 環境)
※この際、 以下のメッセージが表示されても無視します。
"Vectorwise is already running. Use ingstop to shut down Vectorwise."
3-2
バックアップデータ保存用フォルダを作成
例 C:\temp
3-3
エミュレータ画面にてバックアップデータ保存用フォルダに移動
3-4
Linux 環境の場合、以下のコマンドを実行
II_SYSTEM=/[NFA_HOME]/Actian
PATH=$II_SYSTEM/ingres/bin:$II_SYSTEM/ingres/utility:${PATH:-"/bin:/usr/bin"}
LD_LIBRARY_PATH=$II_SYSTEM/ingres/lib:${LD_LIBRARY_PATH:-"/lib:/usr/lib"}
export II_SYSTEM TERM_INGRES PATH LD_LIBRARY_PATH(例)
II_SYSTEM=/ManageEngine/NetFlow/NetFlow/Actian
PATH=$II_SYSTEM/ingres/bin:$II_SYSTEM/ingres/utility:${PATH:-"/bin:/usr/bin"}
LD_LIBRARY_PATH=$II_SYSTEM/ingres/lib:${LD_LIBRARY_PATH:-"/lib:/usr/lib"}
export II_SYSTEM TERM_INGRES PATH LD_LIBRARY_PATH
3-5
下記コマンドを実行
copydb netflow
※バックアップデータ保存用フォルダにcopy.in, copy.outの2つのファイルが作成されます。
3-6
下記コマンドを実行
sql netflow < copy.out
3-7
エミュレータ画面にて[NFA_HOME]\bin に移動し以下を実行
VWstopdb.bat (Windows 環境)
VWstopdb.sh (Linux 環境)
3-8
バックアップデータ保存用フォルダをコピー退避
4.
既存環境で運用を継続する場合、NetFlow Analyzer サービスを起動
リストア手順
1.
NetFlow Analyzer を新規にインストール
※元のNetFlow Analyzer と同一ビルド番号、同一OS 種別(Linux)、同一OS bit 数、同一データベースのものである必要があります。
2.
一度起動後に、停止
[NetFlow Analyzer 停止手順と留意点]
3.
上記のバックアップデータ([データのバックアップ]3.)を、対応するフォルダ上に上書きコピー
※コピー時にファイルの権限が変わらないよう注意してください。
[NFA_HOME]\data
[NFA_HOME]\pgsql
[NFA_HOME]\reports (スケジュールレポートを設定している場合)
[NFA_HOME]\conf\database_params.conf (旧環境で変更している場合)
[NFA_HOME]/pgsql/data/postgres_ext.conf( PostgresSQLのチューニングを行っている場合)
[NFA_HOME]/conf/wrapper.conf(Javaのチューニングを行っている場合)
[NFA_HOME]/Actian/ingres/data/vectorwise/vectorwise.conf (旧環境で変更している場合)
4. 高性能レポートエンジンアドオンを使用している場合
ビルド9850 以降で高性能レポートエンジンアドオンをご使用している場合、以下の手順でVectorWise のデータのバックアップデータ([データのバックアップ]4.)をリストア
4-1
上記[データのバックアップ](4-2)で作成したバックアップデータ保存用フォルダを新環境にコピー
※パスがコピー前と同一になるようにします。
例 C:\temp ([データのバックアップ]4-2を参照ください)
4-2
エミュレータ画面にて[NFA_HOME]\binに移動し、以下のコマンドを実行
VWstartdb.bat (Windows 環境)
VWstartdb.sh (Linux 環境)
4-3
[NFA_HOME]\binにて、以下のコマンドを実行
VWcreatedb.bat (Windows 環境)
VWcreatedb.sh (Linux 環境)
4-4
エミュレータ画面にてバックアップデータ保存用フォルダに移動
4-5
Linux 環境の場合、必要であれば、[データのバックアップ](4-4)の内容を実施
4-6
以下のコマンドを実行
sql netflow < copy.in
4-7
上記が終了したら、エミュレータ画面にて[NFA_HOME]\bin 移動し下記コマンドを実行
VWstopdb.bat (Windows 環境)
VWstopdb.sh (Linux 環境)
4-8
残存プロセスを確認
5.
NetFlow Analyzer を管理者権限で起動
6.
ライセンス ファイルを適用
7.
以下の手順で、高性能レポートエンジンサーバをオンライン化します
7-1
[Admin]タブをクリック
7-2
[HighPerf レポーティング エンジン サーバ]リンクをクリック
7-3
[ローカルホスト]を選択(デフォルト)をクリック
7-4
[ローカルホスト ユーザ名]および[ローカルホスト パスワード]を入力(本製品をインストールしたサーバのローカルでの管理者アカウント情報)
7-5
[保存]ボタンをクリック
7-6
[オンライン]になったら、[×]印をクリック
補足情報:
設定のバックアップ :
容量:数KBから数MB
PostgreSQL :
バックアップ前 :1.21GBのデータ
バックアップ後(zip形式) :166 MB
VectorWise :
バックアップ前
5.57 GB (5,986,127,872 バイト)
バックアップ後
23.8 GB (25,561,448,448 バイト)
所要時間
約12分