NetFlow Analyzer ナレッジベース

(Windows) 32bit 環境から、64bit 環境へ移行する手順(PostgreSQL編)


(windows)PostgreSQL版

32bit 環境から、64bit 環境へ移行するための前提条件

  • 現在、ご利用中のNetFlow Analyzer が、ビルド10250 であること。(ビルド番号は、クライアント画面右上の[バージョン情報]リンクをクリックして表示される画面中に示されます)10250以外のビルドをご利用中の場合は、ご契約先の保守窓口までお問合せください。
  • Windows 環境からLinux 環境への、あるいはLinux 環境からWindows 環境への移行はでません。
  • ローデータの移行はできません。
  • インストールサーバーのシステム要件を必ずご確認ください : こちら

 

移行手順

([NFA_HOME]は、本製品をインストールしたホームディレクトリを指します)

手順実施前に切り戻し用のバックアップをご取得ください。

[データのバックアップとリストア_ビルド9800から | NetFlow Analyzer ナレッジベース]

[移行元(32bit環境)での作業]

1.

windowsのサービス一覧を起動し、

32bit環境でNetFlow Analyzerを停止させて下さい。

[NetFlow Analyzer 停止手順と留意点]

2.

コマンドプロンプト画面の起動アイコンを右クリックして、

[管理者として実行]を選択して起動します。
[NFA_HOME]/binに移動し、以下を実行します。

  • stopDB.bat

[移行先(64bit環境)での作業]

1.

64bit環境に32bit環境と同じビルドのNetFlow Analyzerをインストールして下さい。

インストーラーダウンロードリンク
64bit Windows用ダウンロードキー : NFA10250win64
64bit Linux用ダウンロードキー : NFA10250Linux64

2.

Windows サービス一覧にて、ManageEngine NetFlow Analyzerを開始します。

3.

NetFlow Analyzer ログイン画面が表示できましたら、
ログインし、画面を表示できるか確認します。

4.

Windows サービス一覧にて、ManageEngine NetFlow Analyzerを停止します。

[NetFlow Analyzer 停止手順と留意点]

5.

コマンドプロンプトを管理者として起動後、
インストールしたディレクトリ[NFA_HOME]/binまで移動して下さい。

6.

[NFA_HOME]/binで reinitialize.bat を実行して下さい。

7.

[NFA_HOME]/binで以下を実行して下さい。

  • stopDB.bat
  • vwstopDB.bat

 

[32bit環境・64bit環境での作業]

下記のステップを32bit環境、64bit環境の両方で行って下さい。

1.

[NFA_HOME]/pgsql/dataに移動して下さい。

2.

以下のファイルをコピー退避します。
postgresql.conf ファイル
pg_hba.confファイル

3.

[[NFA_HOME]/pgsql/data直下の
postgresql.conf ファイルを開いて、#listen_addresses = 'localhost'と書かれている部分を
listen_addresses = '*'

に書き換えてください。

例.

#listen_addresses = 'localhost' # what IP address(es) to listen on;

listen_addresses = '*' # what IP address(es) to listen on;

4.

[NFA_HOME]/pgsql/data直下の
pg_hba.confファイル を開いて、
「# IPv4 local connections:」 と書かれている一行下に

「host all all all trust」 を書き加えて下さい。

例.

# IPv4 local connections:

host      all       all      trust

host      all       all      127.0.0.1/32

5.

64bit環境、32bit環境サーバの両方で、コマンドプロンプトを管理者として起動後
[NFA_HOME]/binまで移動し、startDB.batを実行して、データベースを起動させて下さい。

6.

タスクマネージャを起動し、postgreプロセス(複数)が上がっていることを

確認して下さい。

[移行元(32bit環境)での作業]

1.

32bit環境で新しいコマンドプロンプトを管理者として起動し、
[NFA_HOME]/pgsql/binまで移動して下さい。

2.

下記コマンドを実行してデータ移行を開始します。

pg_dump -U postgres -h <Old server IP Address> -p 13310 netflow | psql -U postgres -h <new server IP Address> -p 13310 netflow

例.
pg_dump -U postgres -h 192.168.1.1 -p 13310 netflow | psql -U postgres -h 192.168.1.2 -p 13310 netflow

<old server IP Address>は32bit環境のIPアドレスです。

<new server IP Address>は64bit環境のIPアドレスです。

3.

通信にエラーが起こっていないことを確認して下さい。
この作業には数分から数十分かかります。

 

[32bit環境・64bit環境での作業]

1.

32bit環境と64bit環境の両方で、データ移行が終了しましたら、

コマンドプロンプトで[NFA_HOME]/binに移動後、stopDB.batを実行して下さい。

2.

32bit環境で[NFA_HOME]/dataフォルダー、

[NFA_HOME]/tmpフォルダーをコピー退避して下さい。

3.

64bit環境で[NFA_HOME]/直下に32bit環境でコピーした

dataフォルダーtmpフォルダーを上書き貼り付けして下さい。

4.

64bit環境で
[NFA_HOME]/pgsql/dataに移動して下さい。
64bit環境でコピー退避した以下のファイル(編集をする前)を上書き貼り付けして下さい。

postgresql.confファイル
pg_hba.confファイル


移行に失敗した場合、NFAの環境をいったん移行前に元に戻す必要があれば、

32bit環境と64bit環境で、同様に
上記のファイルを上書き貼り付けして下さい。

32bit環境での作業

32bitbit環境でコピー退避した以下のファイル(編集をする前)を上書き貼り付け。

postgresql.conf ファイル
pg_hba.confファイル

64bit環境での作業

64bit環境でコピー退避した以下のファイル(編集をする前)を上書き貼り付け。

postgresql.conf ファイル
pg_hba.confファイル

[移行先(64bit環境)での作業]

1.

NetFlow Analyzerを起動させ、

ログイン後、データ移行が成功しているか確かめて下さい。

 

移行に失敗する場合、下記の項目を確認して下さい。

1.

"reinitialize.bat/sh"を64bit環境で実行直後は、
NetFlow Analyzerを起動させないで下さい。
データベースの起動には、startDB.batを使用します。

2.

データ移行中はNetFlow Analyzerは停止され
データベースだけ起動していることを確認して下さい(postgre)

3.

#listen_addresses = 'localhost'を
listen_addresses = '*'
に書き換える際に、#を取り忘れていないか確認して下さい。

4.

ファイアーウォールの設定で、NetFlow Analyzerの通信を阻害していないか、
確認して下さい。