(Windows) 32bit 環境から、64bit 環境へ移行する手順(PostgreSQL編)
作成日:2015年4月23日 | 更新日:2020年5月21日
(windows)PostgreSQL版
32bit 環境から、64bit 環境へ移行するための前提条件
- 現在、ご利用中のNetFlow Analyzer が、ビルド10250 であること。(ビルド番号は、クライアント画面右上の[バージョン情報]リンクをクリックして表示される画面中に示されます)10250以外のビルドをご利用中の場合は、ご契約先の保守窓口までお問合せください。
- Windows 環境からLinux 環境への、あるいはLinux 環境からWindows 環境への移行はでません。
- ローデータの移行はできません。
- インストールサーバーのシステム要件を必ずご確認ください : こちら
移行手順
([NFA_HOME]は、本製品をインストールしたホームディレクトリを指します)
手順実施前に切り戻し用のバックアップをご取得ください。
[データのバックアップとリストア_ビルド9800から | NetFlow Analyzer ナレッジベース][移行元(32bit環境)での作業]
1.
windowsのサービス一覧を起動し、
32bit環境でNetFlow Analyzerを停止させて下さい。
2.
コマンドプロンプト画面の起動アイコンを右クリックして、
[管理者として実行]を選択して起動します。
[NFA_HOME]/binに移動し、以下を実行します。
- stopDB.bat
[移行先(64bit環境)での作業]
1.
64bit環境に32bit環境と同じビルドのNetFlow Analyzerをインストールして下さい。
インストーラーダウンロードリンク
64bit Windows用ダウンロードキー : NFA10250win64
64bit Linux用ダウンロードキー : NFA10250Linux64
2.
Windows サービス一覧にて、ManageEngine NetFlow Analyzerを開始します。
3.
NetFlow Analyzer ログイン画面が表示できましたら、
ログインし、画面を表示できるか確認します。
4.
Windows サービス一覧にて、ManageEngine NetFlow Analyzerを停止します。
5.
コマンドプロンプトを管理者として起動後、
インストールしたディレクトリ[NFA_HOME]/binまで移動して下さい。
6.
[NFA_HOME]/binで reinitialize.bat を実行して下さい。
7.
[NFA_HOME]/binで以下を実行して下さい。
- stopDB.bat
- vwstopDB.bat
[32bit環境・64bit環境での作業]
下記のステップを32bit環境、64bit環境の両方で行って下さい。
1.
[NFA_HOME]/pgsql/dataに移動して下さい。
2.
以下のファイルをコピー退避します。
postgresql.conf ファイル
pg_hba.confファイル
3.
[[NFA_HOME]/pgsql/data直下の
postgresql.conf ファイルを開いて、#listen_addresses = 'localhost'と書かれている部分を
listen_addresses = '*'
に書き換えてください。
例.
#listen_addresses = 'localhost' # what IP address(es) to listen on;
listen_addresses = '*' # what IP address(es) to listen on;
4.
[NFA_HOME]/pgsql/data直下の
pg_hba.confファイル を開いて、
「# IPv4 local connections:」 と書かれている一行下に
「host all all all trust」 を書き加えて下さい。
例.
# IPv4 local connections:
host all all trust
host all all 127.0.0.1/32
5.
64bit環境、32bit環境サーバの両方で、コマンドプロンプトを管理者として起動後
[NFA_HOME]/binまで移動し、startDB.batを実行して、データベースを起動させて下さい。
6.
タスクマネージャを起動し、postgreプロセス(複数)が上がっていることを
確認して下さい。
[移行元(32bit環境)での作業]
1.
32bit環境で新しいコマンドプロンプトを管理者として起動し、
[NFA_HOME]/pgsql/binまで移動して下さい。
2.
下記コマンドを実行してデータ移行を開始します。
pg_dump -U postgres -h <Old server IP Address> -p 13310 netflow | psql -U postgres -h <new server IP Address> -p 13310 netflow
例.
pg_dump -U postgres -h 192.168.1.1 -p 13310 netflow | psql -U postgres -h 192.168.1.2 -p 13310 netflow
*
<old server IP Address>は32bit環境のIPアドレスです。
<new server IP Address>は64bit環境のIPアドレスです。
3.
通信にエラーが起こっていないことを確認して下さい。
この作業には数分から数十分かかります。
[32bit環境・64bit環境での作業]
1.
32bit環境と64bit環境の両方で、データ移行が終了しましたら、
コマンドプロンプトで[NFA_HOME]/binに移動後、stopDB.batを実行して下さい。
2.
32bit環境で[NFA_HOME]/dataフォルダー、
[NFA_HOME]/tmpフォルダーをコピー退避して下さい。
3.
64bit環境で[NFA_HOME]/直下に32bit環境でコピーした
dataフォルダーとtmpフォルダーを上書き貼り付けして下さい。
4.
64bit環境で
[NFA_HOME]/pgsql/dataに移動して下さい。
64bit環境でコピー退避した以下のファイル(編集をする前)を上書き貼り付けして下さい。
postgresql.confファイル
pg_hba.confファイル
※
移行に失敗した場合、NFAの環境をいったん移行前に元に戻す必要があれば、
32bit環境と64bit環境で、同様に
上記のファイルを上書き貼り付けして下さい。
32bit環境での作業
32bitbit環境でコピー退避した以下のファイル(編集をする前)を上書き貼り付け。
postgresql.conf ファイル
pg_hba.confファイル
64bit環境での作業
64bit環境でコピー退避した以下のファイル(編集をする前)を上書き貼り付け。
postgresql.conf ファイル
pg_hba.confファイル
[移行先(64bit環境)での作業]
1.
NetFlow Analyzerを起動させ、
ログイン後、データ移行が成功しているか確かめて下さい。
移行に失敗する場合、下記の項目を確認して下さい。
1.
"reinitialize.bat/sh"を64bit環境で実行直後は、
NetFlow Analyzerを起動させないで下さい。
データベースの起動には、startDB.batを使用します。
2.
データ移行中はNetFlow Analyzerは停止され
データベースだけ起動していることを確認して下さい(postgre)
3.
#listen_addresses = 'localhost'を
listen_addresses = '*'
に書き換える際に、#を取り忘れていないか確認して下さい。
4.
ファイアーウォールの設定で、NetFlow Analyzerの通信を阻害していないか、
確認して下さい。