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プレスリリース

ゾーホージャパン、「ManageEngine EventLog Analyzer 6.2」を発表
- イベントログ/Syslog管理ツールのレポート機能を強化 -

2010年12月13日

 ゾーホージャパン株式会社 (代表取締役: 山下 義人、本社: 横浜市) は、このたび、イベントログおよびSyslogを対象とするログ管理ツールの最新版、「ManageEngine EventLog Analyzer 6.2(マネージエンジン イベントログ アナライザー)日本語版」の出荷を開始しました。

製品概要

 ManageEngine EventLog Analyzer (以下、EventLog Analyzer) は、WindowsイベントログやSyslogなどネットワークイベントをリアルタイムに監視・管理する、Webベースのログ管理ツールです。導入が簡単で、製品をインストールしたその日からログの収集・管理を開始できることが特長です。EventLog Analyzerにより、企業内のシステム利用状況やアクセス状況を可視化し、システムの安全性確保や監査証跡として活用可能なログを一元管理することができます。企業のIT内部統制におけるログ管理システムとして手軽に利用できるツールです。

 EventLog Analyzerは、企業ネットワーク内のWindowsサーバーや、Syslogを出力するUnixサーバー、ルーター、スイッチなどの機器からログデータをエージェントレスで収集・分析し、その結果をレポートとして、クライアントの Web ブラウザーで即座に表示します。このレポートから、サーバーや機器のイベントの発生状況の把握を簡単に行うことができ、ネットワークの性能把握や障害対応を容易にできます。また、設定条件に合致するログの受信時に指定の宛先へのアラート通知やスクリプトの実行が可能です。さらに、SOX、GLBA、HIPAA、PCI-DSS等に適合するコンプライアンスレポートを生成することで、ネットワークのセキュリティ・ポリシーが破られていないかどうかの確認ができ、コンプライアンス監査への対応を容易にします。

 今回のリリース6.2では、各種レポート機能を強化しています。これにより、レポート生成にかかる時間を短縮し、より多くのログレコードを出力できるようにパフォーマンスを向上しています。また、新たにFISMA(Federal Information Security Management Act : 連邦情報セキュリティマネジメント法)に適合するコンプライアンスレポートの生成機能を実装しています。これにより、さらに広範囲の組織や企業におけるコンプライアンスへの対応強化を支援します。

機能概要

 EventLog Analyzer の主な機能は、次のとおりです。

Windows、Unix サーバー、スイッチ、ルーターなどからWindowsイベントログやSyslogをエージェントレスで収集します。収集したログ情報の保存には、フィルター設定が可能です。

収集したログを分析し、発生イベント毎にホストやユーザーをリスト表示するイベントレポート、ホストやイベントの傾向を示すトレンドレポートなどをリアルタイムに生成します。レポートのカスタマイズやスケジューリングも可能です。

指定したホストまたはホストグループについて発生イベントの監視を行い、イベントの種類やメッセージ等で設定した条件に合致すると、アラートを生成します。アラート通知設定により、特定イベントの発生時の迅速な対応を可能にします。

SOX、GLBA、HIPAA、FISMA、PCI-DSSのコンプライアンス監査対応用に、適合するコンプライアンスレポートを生成します。

組織のニーズに応じたレポートを簡単に生成することができ、CSVまたはPDF形式でエクスポートも可能です。スケジュール設定により、定期的なレポート生成や、指定した宛先へのレポートの自動メール送信が可能です。

  • Windowsイベントログ、Syslogのログ収集・保存
  • Windowsイベントログ、Syslogのログ分析とレポート生成
  • Windowsイベントログ、Syslogの監視とアラート通知
  • コンプライアンス監査対応のレポート出力
  • カスタムレポートの生成とスケジューリング

主な新機能および改良点

 EventLog Analyzer 6.2 に追加された主な新機能および改良点は、次のとおりです。

  • レポート機能の強化

    (例)4GB RAM / 64bit サーバーの場合、Windows イベントログ 50万件、Syslog 70万件

    • レポートのフレームワークを改良して、レポート生成時間を短縮
    • PDFレポートに含めることのできるログのレコード数を増加
    • FISMAコンプライアンスレポートの生成機能を追加
    • コンプライアンスレポートのUIを改善して、ユーザービリティを向上
  • その他
    • ホストからのログの収集に失敗した場合に通知を送信する機能を追加
    • ホストへの接続を確認するため、SyslogサーバーへのPing機能を追加

各Edition の対象、構成、機能

 EventLog Analyzerには、異なる機能を実装した3つのEdition (Professional Edition / Premium Edition / Distributed Edition)があります。Professional / Premium Edition は中小規模ネットワーク向けの単一サーバー構成、Distributed Editionは、大規模ネットワーク向けで複数台のManaged Server と一台のAdmin Server による2階層分散サーバー構成です。

監視対象

  • Windows - NT / XP / Vista / 2000 / 2003 / 2008
  • Linux - Red Hat、Debian など
  • UNIX - Solaris、HP-UX など
  • スイッチおよびルーターなど
  • SNARE for Windows
  • IBM AS/400 - V5R1 / V5R2 / V5R3 / V5R4 / V5R5 / V6R1 (日本語環境未対応)

動作環境

ハードウェアCPU Pentium 5プロセッサー 以上 / クロック数 1GHz 以上 / メモリー 1GB 以上
ハードディスク 1GB 以上
OSWindows XP Professional + SP2、Windows Vista、Windows 7、Windows Server 2003/2008/2008 R2 ) ( 32bit / 64bit )
Linux Red Hat Enterprise Linux 4/5
WebブラウザーInternet Explorer 7.0 以上、Firefox 2.0 以上

ライセンスと価格

 EventLog Analyzer の主なライセンスと価格(消費税別)は、次のとおりです。

 Professional EditionPremium Edition Distributed Edition
製品名通常ライセンス通常ライセンス 製品名通常ライセンス
10ホストパック~¥196,000~¥490,000~ 200ホストパック~¥3,264,000~

※ 上記の価格(消費税別)には、初年度の保守サポートサービスが含まれています。

製品情報

※ 本資料に掲載されている製品名、会社名などの固有名詞は各社の商標または登録商標です。®マーク、™マークは省略しています。