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プレスリリース

クラウドアプリケーションやリッチメディアの利用環境に適した新技術に対応
- ネットワークトラフィック解析ツール 「ManageEngine NetFlow Analyzer 9.5」 をリリース-

2011年12月19日

 ゾーホージャパン株式会社(代表取締役:迫 洋一郎、本社:横浜市)は、ネットワークトラフィック解析ツール「ManageEngine NetFlow Analyzer (マネージエンジン ネットフローアナライザー 、以下、NetFlow Analyzer)」の「Professional Edition」 および 「Professional Plus Edition」 をエンハンスし、「リリース9.5」 として、出荷を開始しました。

主な新機能および改良点

 今回のリリース 9.5 では、ユーザービリティを向上し、クラウドアプリケーションと動画等のリッチメディアの利用環境に対応する新機能を追加しています。ユーザーインターフェースを一新し、シンプルなタブ構成で操作性を向上しています。また、新たな受信対象フローとしてCitrix AppFlowをサポートしています。これにより、組織のクラウドアプリケーション利用を最適化するCitrix NetScalerを導入しているネットワークのトラフィック状況の詳細を可視化することができます。さらに、音声/動画通信の技術であるCisco Mediatraceを受信対象としてサポートしており、昨今利用が増大している音声や動画などのリッチメディア環境を最適化するCisco Medianetを導入している組織ネットワークのトラフィック状況の詳細を把握することができます。本体価格は、旧リリースの9.0から据え置きです。

受信対象フローとしてCitrix AppFlowをサポートしています。AppFlowは、アプリケーションとトランザクションのフロー情報をエクスポートするプロトコルの一つであり、IETF(Internet Engineering Task Force)標準のIPFIXを拡張した最新技術です。組織でのクラウドアプリケーション利用を最適化するCitrix NetScalerの全モデルで採用されています。

  • クラウドアプリケーションの利用環境の最適化に役立つ Citrix AppFlow をサポート
NetFlow Analyzer AppFlow分析イメージ NetFlow Analyzer AppFlow分析イメージ
 

UIを一新し、画面上部に機能別のタブを配置した、シンプルな画面構成で、迷うことなく操作を行うことができます。装置やフローの種類別にグリッド単位で監視データを表示することで、画面のスクロールやクリック回数を減らして、ユーザービリティを向上しています。画面右上に設置したグローバル検索機能では、IPアドレス/ポート/期間などを条件に監視データを抽出することができます。

  • ユーザーインターフェースを一新し、タブ構成でさらに使いやすく
NetFlow Analyzer の新しいユーザーインターフェース(タブ構成) NetFlow Analyzer の新しいユーザーインターフェース(タブ構成)
 

音声や動画などのリッチメディアの利用環境を最適化するネットワーク管理ソリューションCisco Medianetのうち、音声/動画通信の技術であるCisco Mediatraceを受信対象としてサポートしています。ネットワーク上の問題に影響を受けやすいリッチメディア・トラフィックについて、容量、往復遅延時間、パケット損失およびジッタの監視データを取得し、専用タブでレポートとして表示します。このレポートから、障害の事前検知や迅速な問題への対応が容易になります。

  • リッチメディアの利用環境の最適化に役立つ Cisco Mediatrace をサポート

Cisco IP-SLAに基づくWAN RTT(Round Trip Time)監視機能を備えています。WANのデータ往復遅延時間を計測してそのパフォーマンスを監視することで、WANのサービス品質(QoS)の管理に役立ちます。新たにIPグループ監視機能を追加し、指定した範囲のIPアドレス間におけるデータの往復時間を、一元的に監視することができます。

製品概要

 NetFlow Analyzerは、Cisco NetFlow や sFlow、IPFIX(Internet Protocol Flow Information Export)、Citrix AppFlow などのフロー技術を利用してネットワーク帯域の利用状況の把握を支援するWebベースのトラフィック解析ツールです。様々なネットワーク機器のインターフェースを通過するトラフィックのフローデータを取得・解析して、どのアプリケーションが帯域を使用しているか、誰がいつ使用しているかなどの情報をわかりやすいグラフやレポートで提供します。これにより、SNMPに基づく監視だけでは捉えきれないネットワークトラフィックの詳細な状況を把握することができ、ネットワークの混雑やダウン等の障害の事前検知やその原因究明、さらに、キャパシティプランニングやセキュリティ強化等の障害予防の適切な対策が容易になります。

機能概要

  • NetFlowやsFlowなどのフローデータを利用した帯域利用状況の分析
  • IPアドレス範囲やネットワークアドレス別のグルーピングによる帯域監視
  • しきい値に基づくアラートの生成
  • Cisco IP-SLAに基づくWAN RTT監視 (オプション)
  • Cisco IP-SLAに基づくVoIP監視 (オプション)
  • アドバンストセキュリティ分析 (オプション)
  • Cisco CBQoS(Class-Based Quality of Service)レポートによる機器のQoSポリシー評価(Professional Plus Editionのみ)
  • NBAR(Network Based Application Recognition)レポートによるアプリケーション毎のサービス品質管理 (同上)
  • 利用帯域ベースの課金用データの生成 (同上)
  • キャパシティプランニングレポートの生成 (同上)

ライセンスと価格

10~600の論理インターフェースパック ライセンスを用意しています。論理インターフェース数とは、フロー
エクスポートを有効化した物理ポートおよびVLAN の合計数です。ルーター数は無制限です。

年間ライセンス料金(消費税別、年間保守サポート付き)Professional EditionProfessional Plus Edition
10論理インターフェースパック~¥102,000¥164,000

動作環境

ハードウェアCPU Pentium プロセッサー 以上 / クロック数 2.4 GHz 以上 / メモリー 1 GB 以上
ハードディスク 10 GB 以上
OSWindows ( 2003 Server / Server 2008 + SP1 以上、32bit/64bit )
Linux ( Red Hat Enterprise Linux AS/ES 3 以上、32bit/64bit )
WebブラウザーInternet Explorer 7.0 以上
Firefox 3.0 以上

製品情報

※ 本資料に掲載されている製品名、会社名などの固有名詞は各社の商標または登録商標です。®マーク、™マークは省略しています。