AD360およびコンポーネントのSSL構成

AD360はSSL接続をサポートしており、ブラウザとAD360サーバー間で転送されるデータのセキュリティを確保します。

集中構成

AD360とそのコンポーネントの両方にSSL証明書をAD360から一元的に適用できます。個々のコンポーネントにSSL証明書を個別に構成して適用する必要はありません。

現在、一元化されたSSL構成は、ADManager Plus、ADSelfService Plus、Exchange Reporter Plus、およびM365 Manager Plusコンポーネントです。

SSL証明書を適用してHTTPSを有効にする手順

AD360とそのコンポーネントのSSL証明書を生成し適用する方法は次の通りです。

  • [管理]-->[一般設定]-->[SSL認証ツール]に移動します。
  • SSL証明書をお持ちでない場合は、証明書の作成手順をご参照ください。
  • すでにSSL証明書をお持ちの場合は、証明書の適用手順をご参照ください。

証明書の適用

すでにSSL証明書をお持ちの場合は、次に手順をご参照ください。。

  1. [管理]タブ-->[一般設定]-->[SSL認証ツール]-->[オプションを選択]にて[証明書を適用]を選択します。
  2. [証明書を適用]にて、証明書を適用するコンポーネントを選択します。
  3. [アップロードオプションを選択]にて、証明書ファイルの種類を選択します。
    1. ZIPアップロード:
      1. CAからZIPファイルが送信された場合は、[ZIPアップロード]を選択しファイルをアップロードします。
      2. CAから個別の証明書ファイル(ユーザー証明書、中間証明書、ルート証明書)が送信された場合は、これらすべての証明書ファイルをZIPファイルに入れてアップロードできます。
    2. 個別の証明書:
      1. CAから送信された証明書ファイル(PFXまたはPEM形式)が1つの場合は、[個別の証明書]を選択して、ファイルをアップロードします。
      2. CAが証明書のコンテンツを送信した場合は、コンテンツをテキストエディタに貼り付け、CER、CRT、またはPEM形式で保存し、ファイルをアップロードします。
    3. 証明書の内容:
      1. CAが証明書コンテンツのみを送信した場合は、[証明書の内容]を選択し、コンテンツ全体を貼り付けます。
    4. 証明書にパスワードで保護された秘密キーが含まれている場合は、[秘密キーのパスフレーズ]フィールドにパスワードを入力します。
    5. 現在、トリプルDESで暗号化された秘密キーのみがサポートされています。

    6. [適用]をクリックします。
    7. AD360およびコンポーネントを再起動します。

    証明書を作成

    • [共通名]にサーバー名を入力します。
    • 例:URLが「https://servername:9251」の場合、共通名はサーバー名となります。

    • [組織ユニット]のフィールドに、証明書に表示したい部署名を入力します。
    • [組織]に、組織の登録名を入力します。
    • [市/町]に、組織の登録住所の都市名を入力します。
    • [都道府県・州]に、組織の登録住所に記載されている都道府県または州を入力します。
    • [国コード]に、組織が所在する国の2文字のコードを入力します。
    • [パスワード]に、キーストアを保護するために6文字以上のパスワードを入力します。
    • [Validity(日)]に、SSL証明書が有効な日数を入力します。
    • 未入寮の場合、証明書は90日間有効とみなされます。

    • [Public Key Length (ビット)]に、パブリックキーのサイズを入力します。
    • 既定値は2048ビットです。64の倍数で増加させることができます。

    • すべての値を入力後で、次の2つのオプションを選択することができます:
      • CSRの生成
      • CAに送付するCSRファイルを生成できます。このファイルを使用して、CAはサーバーのカスタム証明書を生成します。

        1. [CSRのダウンロード]をクリックする、または<AD360_インストールディレクトリ>\Certificatesフォルダにて取得できます。
        2. CAから証明書ファイルを受領後、「証明書の適用」手順により、SSL証明書を適用します。
      • 自署名証明書を生成して適用する方法
      • こ自己署名証明書を作成して、製品に即座に適用できます。ただし、自己署名SSL証明書で保護された製品にアクセスすると、Webサイトが信頼されていないこ警告が表示される可能性があります。

        自己署名証明書を適用する場合は、以下の手順をご参照ください。

        1. [自署名証明書を生成して適用してください]をクリックします。
        2. [証明書を適用 宛先]にて、コンポーネントを選択します。
        3. SSL証明書が正常に適用されたメッセージが表示されたのち、コンポーネントを再起動します。