エージェントのトラブルシュート
エージェントの管理とトラブルシュート
[エージェントの管理]ページでは、インストールされているエージェントを監視および管理できます。
エージェントのトラブルシュートを行う際には、次の点を確認してください。
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エージェントが目的のコンピューターにインストールされ、実行されているかどうかを確認します。
- [構成]タブ→[設定済みサーバー]→エージェントをインストールしたデバイスの種類を選択→デバイス名の横にある[管理]リンクをクリックして[エージェントの管理]ページを表示します。
- エージェントサービステーブルを更新(リフレッシュ)します。
- エージェントサービステーブルをを確認し、> サービスが停止している場合は、サービスを開始します。
注記:サービ スのステータスを取得するには、ADAudit Plusの「ドメイン設定」に設定しているアカウントがDomain Adminsグループのメンバーである必要があります。
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エージェントがADAudit Plusサーバーと通信できるかどうかを確認します。
- エージェント通信テーブルに移動します。
- エージェント通信テーブルを更新します。
- 通信が確立しているか(ステータスがエラーとなっていないか)を確認します。
注記:
- エージェントの構成設定をADAudit Plusと同期するには、RPC接続が必要です。
- エージェントがイベントデータをADAudit Plusサーバーに転送するためには、HTTP接続を確立する必要があります。
- エラーが解決しない場合は、[アクション]列の下にあるアイコン(通信を検証)をクリックし、RPCおよびHTTP通信をテストします。
- HTTP通信が失敗した場合は、ADAudit Plusエージェントがインストールされているマシンを開き、WebブラウザーでADAudit Plusのログイン画面にアクセスできるかをご確認ください。
- ADAudit Plusに接続できない場合は、エージェントがインストールされているマシンのファイアウォール設定(受信および送信)を確認してください。
- 通信が確立されている場合は、エージェントプロパティテーブルを更新し、エージェント プロパティがサーバー上のプロパティと一致するかどうかを確認します。
- エージェントプロパティテーブルを更新できない場合、エージェントがインストールされているマシン上のリモートレジストリ(Remote Registry)サービスのステータスを確認し、サービスが停止している場合はサービスを開始してください。
- 同期設定の詳細テーブルを更新してチェックし、最新の変更が同期されていることを確認します。
エラーと解決策
- ネットワークパスが見つかりませんでした
- ADAuditPlusAgent.msi をコピーできませんでした / アクセスが拒否されました: ADMIN$ 共有に接続できませんでした
- 別のインストールがすでに進行中です (0x652)
- システムは指定されたファイルを見つけることができません (0x2)
- 致命的なエラーが発生しました (0x643)
- [RemCom.exe]は内部コマンドまたは外部コマンド、操作可能なプログラムまたはバッチファイルとして認識されません
- クライアント ソフトウェアをインストールできませんでした
- PCに接続できません
- リモートサービスへの接続の開始に失敗しました
- ログインが失敗しました:対象のアカウント名が間違っています
- ログオン失敗: 不明なユーザー名またはパスワードが間違っています
- リモートサービスを開始できませんでした
- 製品の別のバージョンがすでにインストールされています (0x666)
- 製品がアンインストールされています (0x64E)
- エージェントからサーバーへの通信は利用できません。最終イベント読み取り時刻:{最近のイベント時刻}
- エージェントからサーバーへの通信が利用できません (初期プロファイルの取得が行われていません)
- 無効な関数です
- 16 進値の 0x05 は無効な文字です
1.ネットワークパスが見つかりませんでした
原因
次の場合に発生します。
- ターゲットコンピューターに接続できない。
- ADAudit Plusの実行に使用されるサービスアカウントには、ターゲットコンピューター上の管理共有 (\\server_name\admin$) にアクセスするための十分な権限がない。
解決策
- サーバー (ADAudit Plusがインストールされている) とターゲットコンピューターの間に接続の問題がないことを確認します。
- ADAudit Plusの実行に使用されるサービスアカウントを使用して、ターゲットコンピューター上の管理共有にアクセスできるかどうかを確認します。アクセスできない場合は、ターゲットコンピューター上の管理共有((\\server_name\admin$))にアクセスする権限を持つユーザーアカウントを使用して、(ADAudit Plusコンソール内の) ドメイン設定と (ADAudit Plusサービスの) ログオン タブの設定を構成します。
注記
- ドメイン設定ページでユーザーアカウントを設定するには、ADAudit Plusにログイン → [ドメイン設定] → 関連するドメインにマウスを置き、[認証情報の変更]をクリック → 認証情報を入力します。
- [ログオン]タブでユーザーアカウントを構成するには、[スタート]アイコンをクリック → [サービス]を選択 → [ManageEngine ADAudit Plus]に移動し、右クリックして[プロパティ]→[ログオン]→[アカウント]を選択 → 認証情報を入力します。
2.ADAuditPlusAgent.msi をコピーできませんでした / アクセスが拒否されました: ADMIN$ 共有に接続できませんでした
原因
次の場合に発生します。
- ADAudit Plusの実行に使用されるサービスアカウントには、ターゲットコンピューター上の管理共有 (\\server_name\admin$) にアクセスするための十分な権限がない。
- ADMIN$共有のアクセス制限を超えた場合。
解決策
- ADAudit Plusの実行に使用されるサービスアカウントを使用して、ターゲットコンピューター上の管理共有にアクセスできるかどうかを確認します。それができない場合は、ターゲットコンピューター上の管理共有((\\server_name\admin$))にアクセスする権限を持つユーザーアカウントを使用して、(ADAudit Plusコンソール内の) ドメイン設定と (ADAudit Plusサービスの) ログオン タブの設定を構成します。
- [共有フォルダーーMicrosoft 管理コンソール (MMC) スナップイン] → [共有] → [ADMIN$] → [プロパティ]に移動 → ユーザー制限に適切な値を設定します。
注記
- ドメイン設定ページでユーザーアカウントを設定するには、ADAudit Plusにログイン → [ドメイン設定] → 関連するドメインにマウスを置き、[認証情報の変更]をクリック → 認証情報を入力します。
- [ログオン]タブでユーザーアカウントを構成するには、[スタート]アイコンをクリック → [サービス]を選択 → [ManageEngine ADAudit Plus]に移動し、右クリックして[プロパティ]→[ログオン]→[アカウント]を選択 → 認証情報を入力します。
3.別のインストールがすでに進行中です (0x652)
原因
このエラーは、ターゲットコンピューターで別のMSIファイルのインストールが進行中のときに発生します。
解決策
数分待ってから、エージェントを再度インストールしてみてください。
ソフトウェアのインストールを開始していない場合は、コマンドプロンプトでこのコマンド (taskkill /im /f msiexec.exe) を実行して、ターゲットコンピューター上で実行されているMSIインストールを強制終了することもできます。
4.システムは指定されたファイルを見つけることができません (0x2)
原因
このエラーは、サービスアカウントがDAuditPlusAgent-x86.msiたはDAuditPlusAgent-x64.msiァイルを見つけられない場合に発生します。
解決策
ADAudit Plusの実行に使用されるサービスアカウントを使用して、ターゲットコンピューター上の管理共有にアクセスできるかどうかを確認します。それができない場合は、ターゲットコンピューターSYSTEMDRIVE\Windowsディレクトリにファイルを書き込む権限を持つユーザーアカウントを使用して、(ADAudit Plusコンソールの)メイン設定と (ADAudit Plusサービスの)ログオン タブの設定を構成します。
注記
- ドメイン設定ページでユーザーアカウントを設定するには、ADAudit Plusにログイン → [ドメイン設定] → 関連するドメインにマウスを置き、[認証情報の変更]をクリック → 認証情報を入力します。
- [ログオン]タブでユーザーアカウントを構成するには、[スタート]アイコンをクリック → [サービス]を選択 → [ManageEngine ADAudit Plus]に移動し、右クリックして[プロパティ]→[ログオン]→[アカウント]を選択 → 認証情報を入力します。
また、ADAuditPlusAgent-x86.msiたはDAuditPlusAgent-x64.msiァイルがターゲットコンピューターのYSTEMDRIVE\Windowsディレクトリに存在することを確認してください。
注記
32ビット バージョンの場合はDAuditPlusAgent-x86.msi、64ビット バージョンの場合はADAuditPlusAgent-x64.msiです。
5.致命的なエラーが発生しました (0x643)
原因
このエラーは複数の理由で発生する可能性があります。
解決策
ターゲットコンピューターで次のことを確認します。
- .Net 4.5 フレームワーク以降がインストールされている。
- ADAudit Plusがまだインストールされていない。
また、ADAudit Plusの実行に使用されるサービスアカウントを使用して、ターゲットコンピューター上の管理共有にアクセスできるかどうかを確認してください。それができない場合は、SYSTEMDRIVE\Windowsディレクトリにファイルを書き込む権限を持つユーザーアカウントを使用して、(ADAudit Plusコンソールの)ドメイン設定と (ADAudit Plusサービスの)ログオン タブの設定を構成します。
注記
- ドメイン設定ページでユーザーアカウントを設定するには、ADAudit Plusにログイン → [ドメイン設定] → 関連するドメインにマウスを置き、[認証情報の変更]をクリック → 認証情報を入力します。
- [ログオン]タブでユーザーアカウントを構成するには、[スタート]アイコンをクリック → [サービス]を選択 → [ManageEngine ADAudit Plus]に移動し、右クリックして[プロパティ]→[ログオン]→[アカウント]を選択 → 認証情報を入力します。
次に、ターゲットコンピューターでMicrosoftインストーラーサービスを開始し、再登録します。これを行うには、Windows + R キーを押し、[msiexec /unregister]と入力して Enter キーを押します。もう一度 Windows + R キーを押し、[msiexec /register]と入力して Enter キーを押します。
問題が解決しない場合は、プログラムのインストールとアンインストールのトラブルシュート ツールを使用して問題の解決を試みてください。
6.[RemCom.exe]は内部コマンドまたは外部コマンド、操作可能なプログラムまたはバッチファイルとして認識されません
原因
このエラーは、ターゲットコンピューターにエージェントをインストールするために使用されるRemcom.exeファイルにフラグが設定され、ウイルス対策ソフトウェアによって削除された場合に発生します。
解決策
ターゲットコンピューター上のADAudit Plusインストール ディレクトリのbinフォルダー(<Installation-directory>bin)にRemcom.exeファイルが存在するかどうかを確認します。ない場合は、お使いのウィルス対策ソフトウェアがそのファイルを削除したかチェックしてください。存在する場合は、Remcom.exeファイルを信頼するようにウイルス対策ソフトウェアを構成します。また、保守サポートに連絡してRemcom.exeファイルを取得してください。
7.クライアントソフトウェアをインストールできませんでした
原因
エージェントのインストール中のネットワーク タイムアウトが原因で発生します。
解決策
ネットワーク接続が再確立されていることを確認し、ソフトウェアを再度インストールしてみてください。
注記
インストールの進行中にターゲットコンピューターがネットワークから切断されると、エージェントのインストールが中断される場合があります。サーバー(ADAudit Plusがインストールされている)とターゲットコンピューターの間に接続の問題がないことを確認してください。
8.PCに接続できません
原因
ターゲットコンピューターに接続できない場合に発生します。
解決策
ADAudit Plusがインストールされているサーバーからターゲットコンピューターにpingできるかどうかを確認します。できない場合は、接続の問題を解決してください。
9.リモートサービスへの接続の開始に失敗しました
原因
ターゲットコンピューター上でサービスを作成できない場合に発生します。
解決策
ADAudit Plusがインストールされているサーバーからターゲットコンピューターにpingできるかどうかを確認します。できない場合は、接続の問題を解決してください。
可能であれば、ターゲットコンピューター上でリモート レジストリ サービスが実行されていることを確認してください。
次に、ADAudit Plusの実行に使用されるサービスアカウントを使用して、ターゲットコンピューター上の管理共有にアクセスできるかどうかを確認します。それができない場合は、ターゲットコンピューター上でサービスを作成する権限を持つユーザーアカウントを使用して、(ADAudit Plusコンソール内の)ドメイン設定と (ADAudit Plusサービスの)ログオン タブの設定を構成します。
注記
- ドメイン設定ページでユーザーアカウントを設定するには、ADAudit Plusにログイン → [ドメイン設定] → 関連するドメインにマウスを置き、[認証情報の変更]をクリック → 認証情報を入力します。
- [ログオン]タブでユーザーアカウントを構成するには、[スタート]アイコンをクリック → [サービス]を選択 → [ManageEngine ADAudit Plus]に移動し、右クリックして[プロパティ]→[ログオン]→[アカウント]を選択 → 認証情報を入力します。
問題が解決しない場合は、サポートにお問い合わせください。
10.ログインが失敗しました:対象のアカウント名が間違っています
原因
このエラーは、ADAudit Plusの実行に使用されるサービスアカウントがロックまたは無効になっているか、パスワードが変更されている場合に発生します。
解決策
ADAudit Plusの実行に使用されるサービスアカウントを使用して、ターゲットコンピューター上の管理共有にアクセスできるかどうかを確認します。それができない場合は、適切なユーザーアカウント認証情報を使用して、(ADAudit Plusコンソールの)ドメイン設定と (ADAudit Plusサービスの)ログオン タブの設定を構成します。
注記
- ドメイン設定ページでユーザーアカウントを設定するには、ADAudit Plusにログイン → [ドメイン設定] → 関連するドメインにマウスを置き、[認証情報の変更]をクリック → 認証情報を入力します。
- [ログオン]タブでユーザーアカウントを構成するには、[スタート]アイコンをクリック → [サービス]を選択 → [ManageEngine ADAudit Plus]に移動し、右クリックして[プロパティ]→[ログオン]→[アカウント]を選択 → 認証情報を入力します。
11.ログオン失敗: 不明なユーザー名またはパスワードが間違っています
原因
このエラーは、ADAudit Plusの実行に使用されるサービスアカウントの名前またはパスワードが間違っている場合に発生します。
解決策
ADAudit Plusの実行に使用されるサービスアカウントを使用して、ターゲットコンピューター上の管理共有にアクセスできるかどうかを確認します。それができない場合は、適切なユーザーアカウント認証情報を使用して、(ADAudit Plusコンソールの)ドメイン設定と (ADAudit Plusサービスの)ログオン タブの設定を構成します。
注記
- ドメイン設定ページでユーザーアカウントを設定するには、ADAudit Plusにログイン → [ドメイン設定] → 関連するドメインにマウスを置き、[認証情報の変更]をクリック → 認証情報を入力します。
- [ログオン]タブでユーザーアカウントを構成するには、[スタート]アイコンをクリック → [サービス]を選択 → [ManageEngine ADAudit Plus]に移動し、右クリックして[プロパティ]→[ログオン]→[アカウント]を選択 → 認証情報を入力します。
12.リモートサービスを開始できませんでした
原因
このエラーは、ADAudit Plusの実行に使用されるサービスアカウントに、ターゲットコンピューターでサービスを開始する権限がない場合に発生します。
解決策
ADAudit Plusの実行に使用されるサービスアカウントを使用して、ターゲットコンピューター上の管理共有にアクセスできるかどうかを確認します。それができない場合は、ドメイン管理者権限を持つユーザーアカウントを使用して、ドメイン設定およびADAudit Plusサービスのログオンタブの設定を構成します。
注記
- ドメイン設定ページでユーザーアカウントを設定するには、ADAudit Plusにログイン → [ドメイン設定] → 関連するドメインにマウスを置き、[認証情報の変更]をクリック → 認証情報を入力します。
- [ログオン]タブでユーザーアカウントを構成するには、[スタート]アイコンをクリック → [サービス]を選択 → [ManageEngine ADAudit Plus]に移動し、右クリックして[プロパティ]→[ログオン]→[アカウント]を選択 → 認証情報を入力します。
13.製品の別のバージョンがすでにインストールされています (0x666)
原因
このエラーは、別のバージョンのエージェントがターゲットコンピューターにすでにインストールされている場合に発生します。
解決策
ADAudit Plusコンソールの関連する構成ページにある [アンインストール] アイコンをクリックして、ターゲットコンピューターから既存のエージェントをアンインストールします。
14.製品がアンインストールされています (0x64E)
原因
このエラーは、エージェントが手動アンインストールなど、他の方法ですでにアンインストールされている場合に発生します。
解決策
ADAudit PlusUI を介してエージェントをインストールします。
次に、エージェントを再度アンインストールしてみます。
15.エージェントからサーバーへの通信は利用できません。最終イベント読み取り時刻:{最近のイベント時刻}
原因
このエラーは、過去[N]時間にわたってエージェントからサーバーへの通信がない場合に発生します。
解決策
ターゲットコンピューター上でブラウザーを利用してADAudit Plusのログイン画面にアクセスできるかどうかを確認します。
注記ADAudit Plusで使用されるサーバー名、ポート、プロトコルを確認するには、ここをクリックしてください。
16.エージェントからサーバーへの通信が利用できません(初期プロファイルの取得が行われていません)
原因
インストール直後にエージェントからサーバーへの通信がない場合に発生します。
解決策
ターゲットコンピューター上でブラウザーを利用してADAudit Plusのログイン画面にアクセスできるかどうかを確認します。
注記
ADAudit Plusで使用されるサーバー名、ポート、プロトコルを確認するには、ここをクリックしてください。
17.無効な関数です
原因
インストールプロセスが突然終了した場合は、次の2つの理由が考えられます。
- インストールが進行中であるのに、ターゲットコンピューターのシャットダウン/ログオフが開始された。
- ターゲットコンピューターにソフトウェアをインストールするのに十分なスペースがない。
解決策
- エージェントのインストール中にターゲットコンピューターでシャットダウン/ログオフが開始されないようにします。
- エージェントのインストールを開始する前に、ターゲットコンピューターに十分なハードディスク容量があることを確認してください。
18. 16進値の0x05は無効な文字です
原因
エージェントがイベントを読み取ることができない場合に発生します。
解決策
6058以降のビルドにアップグレードします。保守サポートにお問い合わせください。