NTFSフォルダ権限とアクセスレポート

組織が保有する機密フォルダーやファイルの管理には、継続的な監視が必要とされており、許可されていないアクセスを検知・防止は、高度な課題です。NTFS権限レポート機能は、組織での役割や権限の流動性にも適応しており、多層的なNTFS権限を監視・管理する上で非常に有用です。

プロパティの［セキュリティ］タブから、オブジェクトのNTFS権限を変更できます。利用可能なNTFSアクセス権限には、フルコントロール、読み取り・実行、変更、読み取り、書き込みがあります。多くの場合、NTFS権限の変更はADグループに対して行われ、グループ内の全ユーザーに適用されます。しかし、この操作をディレクトリごとに繰り返し行うと、時間的負担が大きくなってしまいます

フォルダー権限レポート機能は、システム全体からデータを集め、指定されたファイルとフォルダーの権限設定の情報を取得します。この機能は、アクセス制御（誰が、いつから、どのリソースに対するアクセス権限を持っているか、など）に関するレポートを生成します。レポートにより、フォルダ権限の不適切な設定を特定し、必要に応じてフラグを立てることが可能です。

ADManager Plusを使うと、中央の場所からマウスのクリック数回で複数のフォルダのNTFSおよび共有権限を分析、変更できます。NTFS権限レポーターを使用してスクリプトを書かずに細かいレベルで既存のNTFS権限を特定できます。また、フォルダ権限をExcelにエクスポートし、フォルダ権限レポートの自動化が可能です。

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アクセス権限の付与/剥奪が発生するたびにこまめに実行するという当初の目的は概ね達成できました

- 株式会社オロ様