- ハードウェア要件
- オペレーティングシステム要件
- Webブラウザー要件
- 解像度要件
- ポート要件
- Microsoft365設定
- バックアップ/リカバリーオプションのメモリ、ディスク容量要件
- データベース要件
- 管理対象要件
ハードウェア要件
| 最小要件 | 推奨要件 | |
|---|---|---|
| CPU | 2.1 GHz 以上 / 2 コア(仮想マシンの場合は4 コア) | 2.4 GHz 以上 /4 コア(仮想マシンの場合は6 コア) |
| メモリー | 4 GB 以上 (仮想マシンの場合は 6 GB) | 6 GB 以上 (仮想マシンの場合は 8 GB) |
| ハードディスク | 5 GB 以上 | 50 GB 以上 |
基本的に、上記ハードウェア要件を満たすことで、すべての機能をご利用いただけます。 ※バックアップ/リカバリー機能をご利用の場合、少なくともバックアップ/リカバリー機能に必要な最小要件を満たす必要があります。 ※必要なスペックは、ご利用機能および使用するリソースにより異なります。 ・並行して実行するスケジュールレポート数、自動化スケジュール数 ・OS(クライアントまたはサーバー) ・購入したバックアップ/リカバリーのオプション数 Active Directoryの管理機能、レポート機能、バックアップ/リカバリーオプションの要件につきましては、以下をご確認ください。
Active Directory管理タスク
以下に、Active Directoryの管理・レポートに必要なメモリーおよびハードディスクの要件を説明します。
Active Directory管理
Active Directory管理機能に必要なメモリーおよびハードディスクは次のとおりです。| 1時間あたりに作成/変更するオブジェクト数 | メモリー(MB) | ハードディスク(GB) | 帯域幅(Mbps) |
|---|---|---|---|
| 1,000 | 256 | 4 | 10 |
| 5,000 | 512 | 8 | 10 |
| 10,000 | 1024 | 30 | 10 |
| 20,000 | 2048 | 50 | 50 |
| 50,000 | 4096 | 50 | 50 |
| 100,000 | 8192 | 50 | 50 |
Active Directoryレポート
Active Directoryレポート機能に必要なメモリーおよびハードディスクは次のとおりです。
| 管理するドメインのオブジェクト数 | メモリー(MB) | ハードディスク(GB) | 帯域幅(Mbps) |
|---|---|---|---|
| 1,000 | 256 | 4 | 10 |
| 5,000 | 512 | 8 | 10 |
| 10,000 | 1024 | 30 | 10 |
| 20,000 | 2048 | 50 | 50 |
| 50,000 | 4096 | 50 | 50 |
| 100,000 | 8192 | 50 | 50 |
バックアップ/リカバリーオプションのメモリ、ディスク容量要件
次の要件は、バックアップ/リカバリーオプションに必要な最小要件です。
バックアップ対象のADおよびMicrosoft Entra ID環境の両方で、1年間に必要なディスク容量の目安は以下になります。
| ドメインのオブジェクト数 | オプション機能単体に必要なメモリー(GB) | 1年間で必要なディスク容量 | 帯域幅(Mbps) |
|---|---|---|---|
| 0~100,000 | 3 | 50 | 50 |
| 200,000 | 4 | 100 | 50 |
| 500,000 | 6 | 150 | 100 |
| 1,000,000 | 8 | 250 | 100 |
Google Workspaceの場合、ディスク容量はユーザーメールボックス全体の実際のサイズによって異なります。
基本的なメモリー要件は、8〜16 GBで、帯域幅は50〜100 Mbpsです。
ただし、将来の要件とバックアップの保持期間を考慮して、必要に応じて追加のスペースを割り当てることを推奨いたします。
例えば、メールボックスおよびユーザードライブの合計サイズが1 TBの場合、完全バックアップおよびその後の増分バックアップを保存するために1 TBの空きディスク領域があることをご確認ください。
オペレーティングシステム要件
| OS |
|---|
| Windows 11(※評価目的でのみ利用可能です。) |
| Windows Server 2016 |
| Windows Server 2019 |
| Windows Server 2022 |
| Windows Server 2025 |
※クライアントOSは評価目的のみで利用可能です。本番環境にはサーバーOSをご利用ください。
Webブラウザー要件
| ブラウザー名 | |
|---|---|
| Microsoft Edge(Chromium版) | ◯ |
| Firefox | ◯ |
| Google Chrome | ◯ |
※各ブラウザーの最新バージョンの利用を推奨します。
解像度要件
| 解像度 | 1366 x 768 pixels 以上 |
|---|
ポート要件
製品ポート
| ポート番号 | プロトコル | 目的 |
|---|---|---|
| 8080/8443(デフォルトのポート) | HTTP/HTTPS | Tomcat webサーバーへの接続に必要なため |
| 33306 | TCP | ADManager Plusのデータベースに接続するため |
| 9280 | HTTP | Elasticsearchデータベースに接続するため |
| 9380 | TCP | クラスター内のノード間の通信に使用するため |
システムポート
※次の表では、ADManager Plusをインストールしたサーバーを「ADManager Plusサーバー」といたします。
| ポート番号 | プロトコル | サービス | From | To | ポートの種類 | 目的 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 389/636 | TCP/UDP | LDAP | ADManager Plusサーバー | ドメインコントローラー | Static | Active Directoryに接続するため |
| 135 | TCP | RPC | ADManager Plusサーバー | ドメインコントローラー | Static | データ交換を確立するため |
| 445 | TCP/UDP | SMB | ADManager Plusサーバー | ドメインコントローラー | Static | 共有ファイルファイルシステムにアクセスするため |
| 88 | TCP | Kerberos | ADManager Plusサーバー | ドメインコントローラー | Static | ドメインリソースへアクセス時に認証するため |
| 139 | TCP | NetBIOS Session | ADManager Plusサーバー | ドメインコントローラー | Static | ネットワーク内の通信に必要なため |
| 3268/3269 | TCP | Global Catalog | ADManager Plusサーバー | ドメインコントローラー | Static | Global Catalogの検索操作に必要なため |
| 25 | SMTP | SMTP | ADManager Plusサーバー | SMTPサーバー | Static | メール送付のため |
| 80 | HTTP | Exchange | ADManager Plusサーバー | ドメインコントローラー | Static | Exchange Serverへ接続するため |
| 80/443 | HTTP/HTTPS | Microsoft 365およびGoogle Workspace | ADManager Plusサーバー | Microsoft 365またはGoogle Workspace servers | Static | Microsoft 365およびGoogle Workspace Platformの通信に必要なため |
| 49152/65535 | TCP | RPC | ADManager Plusサーバー | RPC(ランダムに割り当てられた高い TCP ポート) | Dynamic | データ交換に使用するため |
| 464 | TCP/UDP | Kerberos | ADManager Plusサーバー | ドメインコントローラー | Static | ユーザーパスワードの変更および設定に必要なため |
| 5985/5986 | TCP | PowerShellリモート処理 | ADManager Plusサーバー | ドメインコントローラー | Static | ドメインコントローラー上でコマンドを実行するレポートや管理アクションの実行に必要なため |
Microsoft365設定
Azure一般クラウドユーザーは、以下のドメインがファイアウォールで許可されていることを確認する必要があります。
Azure AD一般クラウド
| モジュール | エンドポイント |
|---|---|
| REST API | login.microsoftonline.com |
| graph.microsoft.com | |
| manage.office.com | |
| portal.office.com | |
| aadcdn.msftauth.net (or)aadcdn.msauth.net | |
| admin.microsoft.com/fd/CommerceAPI/my-org | |
| EXCHANGE ONLINE | outlook.office.com |
| outlook.office365.com/powershell-liveid |
バックアップ/リカバリー
バックアップ/リカバリーのオプションに必要なポートは次のとおりです。
Azure Worldwide
| ポート番号 | モジュール | エンドポイント |
|---|---|---|
| HTTP 8080/HTTPS 80443 | ||
| Microsoft Entra IDエンドポイント | https://login.microsoftonline.com/ | |
| Azure Graphエンドポイント | https://graph.windows.net/ | |
| Microsoft Graphエンドポイント | https://graph.microsoft.com | |
| Exchange Online PowerShell | https://outlook.office365.com/powershell-liveid/ | |
| Exchange Web Services | https://outlook.office365.com/EWS/Exchange.asmx | |
| SharePoint Online | https:// |
データベース要件
| データベース名 | |
|---|---|
| PostgreSQL | ◯ |
| MS SQL | ◯ |
※PostgreSQLのサポート対象バージョンについてはお問い合わせください。
※MS SQLのサポート対象バージョンなどの詳細はこちらをご確認ください。
管理対象要件
NetApp製品、Isilon、Huawai製品のサポート対象バージョンについてはお問い合わせください。
| 管理対象 |
|---|
| Windows Server 2016以降 |
| Microsoft Exchange Server 2019以降 |
| Google Workspace |
| Microsoft 365 |
| NetApp Filer Data ONTAP |
| NetApp Cluster Data ONTAP |
| Isilon |
| Huawei OceanStor |
| Huawei OceanStor Dorado オールフラッシュストレージ |
| OceanStor ハイブリッドフラッシュストレージ |
注意事項
- VMwareやHyper-Vなどの仮想化環境上でも、上記対応OS上であれば運用可能ですが、性能に関しては、必ず評価版を利用して製品性能を十分に検証して、お客様の性能要件を満足するかどうか確認してください。
- Webサーバー、データベースサーバーともに、日本語版または日本語がサポートされているMulti-Language版をご利用ください。
- ADManager Plusをインストールするサーバーにおいて、アンチウィルスソフトなど別のツールによる定期的なバックアップやスキャンを実行している場合は、そのバックアップ/スキャン対象から、ADManager Plusのインストールディレクトリを除外してください。データの破損につながる場合があります。
- ADManager Plus のインストールディレクトリには、すべて英語のフォルダー名をご利用ください(日本語のフォルダー名が含まれる場合、正しく動作しません)。
- 導入前に、必ず製品の評価版による検証をお願いします。