エージェントのパフォーマンス レポート――APMインサイトPHP

テスト環境

  • OS:Linux OS
  • CPU:Intel i5、2.5 Hz、4コア
  • メモリ:8 GB
  • Apache Webサーバー

CPU使用率への影響

ターゲットWebアプリケーションが分ごと300リクエストを受信するようにしても、APMインサイトPHPエージェントは平均で1%しかCPUを利用しません(デフォルト製品設定の場合)。

スループットを分ごと600リクエストに増やしても、APMインサイトPHPエージェントのCPU利用率は、平均0.3~1.6%で推移しました。

詳細は下記の表を参照ください。

RPM(リクエスト/分[Requests per Minute]) CPU利用率(%):エージェントなしの場合 CPU利用率(%):エージェントありの場合
300 0.1~0.2 0.1~1.2
600 0.6~1.9 0.9~3.5

物理メモリ(RAM)利用率への影響

APMインサイトPHPエージェントはデフォルトでは収集したパフォーマンス データを自身のサービスに送出するため、メ $2モリへの影響は最小限で一時的です。

メモリ利用率は最大で、RPM 300の時点で212 KB、RPM 600の時点で24 KBでした。

次の表に概要を示します。

RPM(リクエスト/分[Requests per Minute]) メモリ(KB):エージェントなしの場合 メモリ(KB):エージェントありの場合
300 6,344~8,852 6,360~9,064
600 6,360~9,856 6,364~988

バイナリ データ処理への影響

上記の統計はApache Webサーバーでエージェントを実行したときのものです。エージェントがバイナリ データを処理する際のCPUやメモリの消費率については、以下の表をご覧ください。

RPM(リクエスト/分[Requests per Minute]) CPU利用率(%) メモリ(KB)
300 0.1-0.3 4,740-6,012
600 0.3~0.7 4,740~6,104

アプリケーション応答時間への影響

PHPの実行速度を計算するには、http://www.php-benchmark-script.com/のベンチマーク スクリプトを使うのが一般的です。次の表では、PHPエージェントがお客さまアプリケーションの応答時間に与える影響を示しています。

PHPバージョン:7.2.23-1+ubuntu18.04.1+deb.sury.org+1

プラットフォーム:Linux

ベンチマーク バージョン2.8 バージョン2.9 エージェントなし
test_ifelse 1.446秒 0.805秒 0.763秒
test_loop 1.911秒 1.520秒 1.511秒
test_stringmanipulation 5.793秒 3.065秒 3.031秒
test_math 4.578秒 2.633秒 2.569秒
合計 13.728秒 8.023秒 7.874秒