Microsoft Azure Functions監視
概要
Microsoft Azure Functionsを監視することは、Azure Functionsプラットフォームで実行されるサーバーレスアプリケーションの正常性、パフォーマンス、信頼性を維持するために不可欠です。
Applications ManagerのAzure Functions監視ツールでは監視のためのさまざまな機能を提供しており、問題を効果的にトラブルシューティングするのに役立ちます。
Azure Functions監視の新規作成
Azure Functions監視を新規作成する手順は、こちらをご参照ください。
監視パラメーター
［監視］タブをクリックして、［監視］カテゴリビューに移動します。「クラウドアプリケーション」セクションで「Microsoft Azure」の子監視から［Functions］をクリックします。
Azure Functions監視の一括設定ビューが3つのタブに表示されます。
- ［可用性］タブ：最新24時間または30日間の可用性履歴がわかります。
- ［パフォーマンス］タブ：最新24時間または30日間のステータスとイベントを確認可能です。
- ［リストビュー］タブ：一括管理設定を実行できます。
リストされている個々の監視をクリックすると、次の情報が表示されます。 取得できるメトリクスの種類は次のとおりです。
概要
| パラメーター | 説明 |
|---|---|
| WEBアプリの状態 | |
| デフォルトホスト名 | Functionsアプリのデフォルトホスト名です。 |
| Functionsアプリ可用性ステータス |
アプリの管理情報可用性ステータスです。 対応している値は次のとおりです。
|
| Functionsアプリステータス | アプリのステータスです。 対応している値は次のとおりです。 |
| Functionsアプリ使用量 | アプリがクォータ使用量を超過しているかを表します。 対応している値は次のとおりです。 |
| FUNCTIONS実行ユニット | |
| Functions実行ユニット |
監視間隔におけるFunctions実行ユニットの合計です（GB-s）。GB-sは実行時間とメモリ使用量の組み合わせです。 Azure Functionsはこの請求モデルを使用して、サーバーレス関数の実行に関連付いたコストで課金が発生します。 |
| FUNCTIONS実行レート | |
| Functions実行レート |
監視間隔における1分ごとのFunctions実行レートの合計です（実行数/分）。 実行数は関数アプリが実行された回数を表します。 |
| 応答時間 | |
| 応答時間 | 監視間隔におけるアプリがリクエスト受信するまでにかかった平均時間です（ミリ秒）。 |
| ファイルシステム使用量 | |
| ファイルシステム使用量 | 監視間隔における関数アプリに関連付いているファイルにより使用されているストレージ容量の平均です（MB）。 |
パフォーマンス
| パラメーター | 説明 |
|---|---|
| メモリワーキングセット | |
| メモリワーキングセット（最大） | 監視間隔における関数アプリが使用しているメモリの最大量です（MB）。 |
| メモリワーキングセット（平均）Memory Working Set (Avg) | 監視間隔における関数アプリが使用しているメモリ量の平均です（MB）。 |
| ネットワーク帯域幅使用量 | |
| 受信トラフィック | 監視間隔における関数アプリが消費している受信帯域レートの合計です（MB/秒）。 |
| 送信トラフィック | 監視間隔における関数アプリが消費している送信帯域レートの合計です（MB/秒）。 |
| IO操作 | |
| IO読み取り操作レート | 監視間隔におけるアプリプロセスが読み取りI/O操作を生成する平均レートです（MB/秒）。 |
| IO書き込み操作レート | 監視間隔におけるアプリプロセスが書き込みI/O操作を生成する平均レートです（MB/秒）。 |
| IOスループット | |
| IO読み取りスループット | 監視間隔におけるアプリプロセスがI/O操作からバイトを読み取る平均レートです（MB/秒）。 |
| IO書き込みスループット | 監視間隔におけるアプリプロセスがI/O操作のためにバイトを書き込む平均レートです（MB/秒）。 |
リクエスト
| パラメーター | 説明 |
|---|---|
| リクエスト | |
| リクエストレート | 監視間隔におけるHTTPステータスコードの結果にかかわらず、1分ごとの関数アプリで受信されたリクエストの合計です（リクエスト数/分）。 |
| リクエストの合計 | 関数アプリで受信されたHTTPステータスコードにかかわらないリクエスト数の合計です。 |
| HTTPステータスコード | |
| HTTP 101 - プロトコル変更 | 監視間隔におけるHTTP 101ステータスコード（プロトコル変更）が発生した回数の合計です。 |
| HTTP 2xx - 成功 | 監視間隔におけるHTTP 2xxステータスコード（成功）が発生した回数の合計です。 |
| HTTP 3xx - リダイレクト | 監視間隔におけるHTTP 3xxステータスコード（リダイレクト）が発生した回数の合計です。 |
| HTTP 4xx - クライアントエラー | 監視間隔におけるHTTP 4xxステータスコード（クライアントエラー）が発生した回数の合計です。 |
| HTTP 5xx - サーバーエラー | 監視間隔におけるHTTP 5xxステータスコード（サーバーエラー）が発生した回数の合計です。 |
| HTTP 4XXエラー | |
| HTTP 401 - 未認可 | 監視間隔におけるHTTP 401ステータスコード（未認可）が発生した回数の合計です。 |
| HTTP 403 - 禁止 | 監視間隔におけるHTTP 403ステータスコード（禁止）が発生した回数の合計です。 |
| HTTP 404 - みつからない | 監視間隔におけるHTTP 404ステータスコード（みつからない）が発生した回数の合計です。 |
| HTTP 406 - 未対応 | 監視間隔におけるHTTP 406ステータスコード（未対応）が発生した回数の合計です。 |
OS統計
*が表示されているメトリクスはWindows関数にのみ対応しています。
| パラメーター | 説明 |
|---|---|
| 接続 | |
| 接続数（平均） |
監視間隔におけるSandbox（w3wp.exeおよびその子プロセス）に存在する接続ソケット数の平均です。 接続ソケットは「bind()/connect()」の呼び出しにより作成され、「CloseHandle()/closesocket()」が呼び出されるまで保持されます。 |
| アプリケーションキュー内リクエスト | |
| アプリケーションキュー内リクエスト（平均） | 監視間隔におけるアプリケーションリクエストキュー内のリクエスト数の平均です。 |
| プライベートバイト | |
| プライベートバイト | 監視間隔における他のプロセスに共有できない割り当てアプリプロセスメモリの平均サイズです（㎆）。 |
| スレッド数（平均）* | |
| スレッド数（平均） | 監視間隔におけるアプリプロセス内でアクティブであったスレッド数の平均です。 |
| IO その他のスループット | |
| IO その他のスループット | 監視間隔における制御操作などのデータに関わらないI/O操作に対するプロセスのバイト発行の平均レートです（MB/秒）。 |
| IO その他の操作 | |
| IO その他の操作 | 監視間隔における読み取りおよび書き込み操作でないI/O操作に対してアプリプロセスが発行するバイトの平均レート（MB/秒）です。 |
| ハンドル数（平均） | |
| ハンドル数（平均） | 監視間隔におけるアプリプロセスによるオープンとなっているハンドル数の平均です。 |
| 現在のアセンブリ数（平均）* | |
| 現在のアセンブリ数（平均） | 監視間隔における全アプリドメインでロードされたアセンブリ数の平均です。 |
| ガベージコレクション* | |
| 世代0 GC |
監視間隔におけるアプリプロセスの開始から世代0オブジェクトが収集された回数の合計です。 低いGCはすべて高い世代のGCに含まれます。 |
| 世代1 GC | 監視間隔におけるアプリプロセスの開始から世代1オブジェクトが収集された回数の合計です。 |
| 世代2 GC | 監視間隔におけるアプリプロセスの開始から世代2オブジェクトが収集された回数の合計です。 |
| アプリドメイン | |
| ロード済みアプリドメイン（平均） | 監視間隔におけるアプリケーションでロードされたアプリドメイン数の平均です。 |
| 未ロードのアプリドメイン（平均） | 監視間隔におけるアプリケーションの開始からロードされていないアプリドメイン数の平均です。 |
設定
| パラメーター | 説明 |
|---|---|
| 設定 | |
| リソースグループ名 | リソースグループの名前です。 |
| ロケーション | アプリサービスのロケーションです。 |
| 関数アプリの種類 | 関数アプリの種類です。 |
| ワーカー数 | 関数アプリのワーカー数です。 |
| 関数アプリ有効化 | 関数アプリがオンライン（true）か、オフライン（false）かを表します。 |
| コンテナーサイズ | 関数コンテナーのサイズです（MB）。 |
| メモリ時間クォータ（日次） | 最大許容日次メモリ時間クォータです（秒）。 |
| レポジトリーサイト名 | レポジトリーサイトの名前です。 |
| 直近修正時間 | UTCでの直近のアプリ修正時間です。 |
| 関数アプリバージョン | 関数アプリのバージョンです。 |
| VNetコンテンツ共有 | 仮想ネットワーク全体でコンテンツアクセスが有効になっているかを表します。 |
| FTPホスト名 | FTPSのホスト名です。 |
| FTPユーザー名 | FTPSのユーザー名です。 |
| ホスト設定 | |
| パブリックアクセス | パブリックトラフィックが許可されているかを表します。 対応している値は次のとおりです。 Enabled、Disabled、空欄 |
| HTTSリクエストのみ許可 | HTTPSリクエストのみ許可されているかを表します。 HTTPリクエストの場合はリダイレクトが発生します。 |
| アプリサービスプラン | |
| アプリサービスプラン | WebアプリのApp Service Planの名前です。 |
| サーバーファームID |
App Service Planに関連付いているリソースIDです。 次の形式で表示されます。 /subscriptions/{subscriptionID}/resourceGroups/{groupName}/providers/ Microsoft.Web/serverfarms/{appServicePlanName} |