Applications Managerのベーシック監視とスタンダード監視

概要

ManageEngine Applications Managerでは、監視対象は監視の深さと機能に基づいて、ベーシックとスタンダードの2つのカテゴリーに分類されています。ハートビート監視は唯一のベーシック監視で、シンプルなハートビート信号で稼働時間を確認するための軽量な定期可用性チェック用に設計されています。その他の監視タイプはスタンダード監視に分類され、包括的なパフォーマンス追跡、詳細なメトリクス、そしてサーバー、データベース、クラウドサービス、アプリケーション、ネットワークコンポーネント全体にわたる高度な可視性を提供します。この分類により、最小限の可用性監視と、重要なインフラ環境に適した機能豊富な監視オプションを明確に区別できます。

ベーシック監視とスタンダード監視

ベーシック監視 スタンダード監視
ハートビート監視 ハートビート監視を除く、Applications Managerのすべての監視

ライセンス計算

各監視のライセンス計算は以下のように実行されます。

  • スタンダード監視:ハートビート監視以外のApplications Managerのすべての監視をスタンダード監視とします。
    1つのスタンダード監視は1つのライセンスを消費します。(1:1 の比率)
      例:
    • 5つのREST API監視=5ライセンス消費
    • 30のURL監視=30ライセンス消費
  • ハートビート監視:ライセンス目的では、1~25個のハートビート監視が1つのライセンス監視としてカウントされます。
    • Professional Editionの場合、ハートビート監視の数は次のように計算されます。
      ハートビート監視のライセンス消費数 = ハートビート監視の数 ÷ 25
    • ハートビート監視は25台ずつのセットにグループ化されており、各セットがライセンス消費対象の1台としてカウントされます。ライセンス比率は25:1です。
      例えば、ライセンス容量が50台の場合、ハートビート監視は最大1,250台(50 x 25 = 1,250)まで使用できます。これにより、ライセンス数を抑えながら、多数のエンドポイントを監視できるというメリットがあります。

    • Enterprise Editionの場合、ハートビート監視の数は次のように計算されます。
      • セントラルサーバー:ハートビート監視のライセンス消費数 = 各プローブの(ハートビート監視の数 ÷ 25)の合計
      • プローブサーバー:ハートビート監視のライセンス消費数 = ハートビート監視の数 ÷ 25
    • Enterprise Edition構成では、各プローブはハートビート監視を25個ずつグループ化し、そのプローブにライセンスされているハートビート監視の数を計算します。その後、セントラルサーバーはすべてのプローブのライセンス数を合計し、合計数を決定します。これにより、すべてのプローブで多数のエンドポイントを監視しながら、ライセンスを効率的に使用できます。

    以下の表で、類似シナリオを記載していますのでご参照ください。

    ハートビート監視数(HBM) 消費ライセンス数
    2 HBM 1ライセンス消費
    24 HBM 1ライセンス消費
    25 HBM 1ライセンス消費
    26 HBM 2ライセンス消費
    50 HBM 2ライセンス消費
注意:本変更はライセンスを消費するモニターの数にのみ影響し、価格は変わりません。