EUMエージェントのインストールとアンインストール

エンドユーザー体感監視エージェント(以下、EUMエージェント)のインストール方法とアンインストール方法手順は以下をご参照ください。

システム要件

  • 4Coreプロセッサの使用を推奨
  • 1つのEUMエージェントで、最大15~20のリアルブラウザー監視(以下、RBM)を同時に監視可能
    ※各監視の負荷に応じて異なります。

RBMで使用するEUMエージェントは、Windows/Linuxマシン(8GB RAM、40GB HD)の専用機にインストールする必要があります。

EUMエージェントのインストール

複数のロケーションからエンドユーザー体感監視を行うには、EUMエージェントをそれぞれのロケーションにインストールする必要があります。EUMエージェントはWindowsにもLinuxにもインストール可能です。

注意事項

  • Applications Managerビルド15110以下(EOLビルド)をお使いの場合、RBMの[パフォーマンス]タブ配下にある[Webサイト統計とアプリケーションプール]のデータを収集するためには、WMIモードでの監視が必要です。
  • 連携元のApplications Managerサーバーが稼働している場合にのみ、EUMエージェントは機能します。
  • データ収集で誤動作が発生する可能性があるため、1つのマシンに複数のEUMエージェントをインストールしないでください。
  • Microsoft EdgeベースのEUMエージェントは、Microsoft Edge(バージョン17以降)をサポートするWindows Serverにインストールする必要があります。

Windows

WindowsにEUMエージェントをインストールするには、次の手順に従ってください。

  1. Windows用のEUMエージェントをこちらからダウンロードし、実行
  2. ライセンス許諾契約を確認し、[Yes]ボタンをクリック
  3. EUMエージェントをインストールする言語を選択し[次へ]をクリック
  4. ホスト名、ポート、EUM APIキーなど、Applications Managerインストールの詳細を指定し、[次へ]をクリック
    EUM APIキーは、Applications Manager UI[設定]→[REST API]→[End User Monitoring]からご確認ください。

    EUM APIキー

  5. EUMエージェントのインストール先を指定し[次へ]をクリック
  6. プログラムフォルダーに作成するフォルダー(または"ファイル")名を指定し[次へ]をクリック
    デフォルトでは、ManageEngine End User Monitoring Agentです。
  7. EUMをサービスとしてインストールするには、「エンド ユーザー監視エージェントをサービスとしてインストールする」オプションを選択し[次へ]をクリック
    ※管理者権限が必要です。
    ※サービスモードで実行されているEUMエージェントでGoogle ChromeとMicrosoft Edgeのプレイバックを実行する際の前提条件をご参照ください。
  8. ここまでの設定内容を確認
    変更が必要であれば[戻る]を、不要であれば[次へ]をクリックしてください。
  9. [Readmeファイルを表示する]と[今すぐエンドユーザー監視エージェントを起動する]オプションを任意で選択
  10. [完了]をクリックし、インストール終了

Linux

LinuxにEUMエージェントをインストールするには、次の手順に従ってください。

  1. Linux用のEUMエージェントをこちらからダウンロード
  2. ダウンロードしたファイルを以下のコマンドで実行
    ./EUM_Agent_64bit.bin -console
  3. インストールウィザードに従って、インストールを続行
    • ライセンス許諾契約
    • EUMエージェントをインストールする言語
    • ホスト名、ポート、EUM APIキーなど、Applications Managerインストールの詳細
      EUM APIキーは、[設定]→[REST API]→[End User Monitoring]からご確認ください。

      EUM APIキー

    • EUMエージェントのインストール先
  4. ここまでの設定内容を確認
    変更が必要であれば[戻る]を、不要であれば[次へ]を選択
  5. [Readmeファイルを表示する][今すぐエンドユーザー監視エージェントを起動する]オプションを任意で選択
  6. [完了]をクリックし、インストール終了

注意事項

  • Linux版では、FirefoxおよびGoogle Chromeブラウザを介したRBMのみサポート対象です。
  • エージェントのインストールと実行には、WindowsとLinux OSの両方で管理者権限が必要です。

EUMエージェントのアンインストール

Windows

  1. EUMエージェントを実行中であれば、アンインストールの前に停止してください。エージェント停止には、以下の方法があります。
    • [スタート]メニュー→[すべてのプログラム]→[ManageEngine End User Monitoring Agent]→停止を選択
    • コマンドプロンプトを展開し、EUMエージェントインストールフォルダーで以下のコマンドを実行
      StopServer.bat
  2. [スタート]メニュー → [すべてのプログラム] →[ManageEngine End User Monitoring Agent]→[アンインストール]を選択
  3. アンインストールウィザードに従ってアンインストールを続行
  4. コントロールパネル→[プログラムの削除]からエージェントを完全に削除

Linux

  1. コマンドラインでEUMエージェントインストールディレクトリへ移動し、次のコマンドを実行
    sh StopServer.sh
    sh StopServer.sh -force
  2. コマンドプロンプトを終了し、EUMエージェントインストールディレクトリにあるファイルとフォルダーをすべて閉じる
  3. EUMエージェントインストールディレクトリ/Uninstall配下で、コマンド./Uninstallを実行し、プロセスに従いアンインストールを実行
  4. 【GUIがない場合/リモートサーバーからアンインストールする場合】
    EUMエージェントインストールディレクトリ/Uninstall配下で、以下のコマンドを実行し、プロセスに従いアンインストールを実行
    ./Uninstall -console


EUMエージェント設定

EUMエージェントを起動すると、EUMエージェントWebクライアントが自動的に実行されます。Webクライアントには、http://localhost:port/からアクセス可能です。
※localhost:EUMエージェントインストール先ホスト port:エージェントの実行ポート(デフォルトは9999)

EUMエージェントにアクセスすると、ログインページが表示され、EUM APIキーを求められます。
EUM APIキーは、Applications Manager UI[設定]→[REST API]→[End User Monitoring]からご確認ください。

EUM APIキー

ログインに成功すると、[エージェント設定] ページにリダイレクトされます。[編集]ボタンをクリックして設定を更新することで、必要なEUMエージェント設定を変更できます。
変更を有効化するためには、EUMエージェントを再起動する必要があります。

サーバー設定

ここで指定したサーバー設定は、Applications Managerサーバーとの接続に使います。

  • サーバーホスト:Applications Managerインスタンスのホスト名
  • サーバーSSLポート:Applications ManagerインスタンスのSSLポートを指定
    ポート構成は、Applications Managerインストールフォルダー\conf\配下のAMServer.Propertiesファイルで確認できます。
  • EUM APIキー:ユーザー認証用のAPIキー
    EUM APIキーは、Applications Manager UI[設定]→[REST API]→[End User Monitoring]からご確認ください。
  • ポーリング間隔:ポーリング間隔(分)
  • 同じホスト名の複数のエージェントを許可する:ユーザーのネットワークに同じホスト名の複数のサーバーがあり、ユーザーが各サーバーにエージェントを展開する必要がある場合は、このオプションを有効にしてください。詳細はこちら

プロキシ設定

Applications Managerへの接続に使用するプロキシを設定します。

  • このネットワークのプロキシ設定を自動検出:EUMエージェントが自動的に利用するプロキシ設定を検出
  • プロキシなし:プロキシ設定なしで、EUMエージェントを接続
  • システムプロキシ設定の利用:システムによるプロキシ設定を使用して、EUMエージェント接続
  • 手動プロキシ設定
    • プロキシホストとプロキシポート:プロキシ接続を実行するホストとポートを入力してください。
    • ユーザー名とパスワード:認可に使うユーザー名とパスワードを入力してください。
    • プロキシなし:手動プロキシ設定の適用外とするドメイン名を指定してください。次のルールに従って入力してください。
      • 複数エントリはセミコロンで区切って下さい(;)。
      • ホストには次の指定方法があります。
        • 完全なホスト名を指定
          例:www.zohocorp.com
        • ドメイン名を指定
          はじめにドット(.)を記載してください。
          例:.zohocorp.com
        • IPアドレスを指定
          例:12.34.56.78
        • 「/」で区切られたIPアドレスとネットマスクとして指定されたIPサブネット
          例:12.34.56.78/255.255.255.192
          ネットマスクの0ビットは、ビットが比較に使用されないことを意味します(アドレスは比較される前にネットマスクと"AND"されます)。
  • 自動プロキシ設定URL:EUMエージェントは、PACファイルに定義されたプロキシ設定を利用
  • 変更を有効化するには、EUMエージェントの再起動が必要です。
  • 次のオプションのいずれかを選択した場合、EUMエージェントはApplications Managerサーバーへの接続に使用するプロキシ設定を自動検知します。
    プロキシ無し、システムプロキシ設定を使用する、自動プロキシ設定URL

Webドライバーの設定

ここで指定したWebDriverは、データ収集中のプレイバック実行に使用されます。

Microsoft Edge WebDriver Path

EUMエージェントがインストールされているサーバー内のMicrosoft Edge WebDriverの完全なファイルパスを指定してください。
例:
WebDriverがC:\Windows\SysWOW64\にインストールされている場合、パスは「C:\Windows\SysWOW64\MicrosoftWebDriver.exe」になります。
詳細はこちら

Microsoft Edge WebDriverを使用する場合は、EUMエージェントをMicrosoft Edge(バージョン17以降)サポート対象のWindows Serverにインストールする必要があります。 Google Chrome WebDriver を使用した再生は、Google Chrome(バージョン65以降) がサポートされているサーバーにインストールされたEUMエージェントでのみサポートされます。

Google Chrome WebDriver Path

EUMエージェントがインストールされているサーバー内のGoogle Chrome WebDriverの完全なファイルパスを指定してください。
例:
Windowsの場合: C:\Windows\chromedriver.exe
Linuxの場合: /home/test/chromedriver
詳細はこちら

Google Chrome WebDriverを使用する場合は、EUMエージェントをGoogle Chrome(バージョン65以降)サポート対象のサーバーにインストールする必要があります。