MySQLやPostgeSQLからMS SQLへの移行

メモ

この移行作業は、現在、Applications ManagerのWindows版でのみ可能です。

移行はビルド13210以上で可能です。ビルド番号はサポートタブで確認いただけます。

要件

PostgreSQL/MySQLデータベース移行の前に、バックアップの取得をお願いします。
Applications Managerのビルド番号は、移行前と移行後の環境で一致させる必要があります。バージョンを指定してのダウンロードは、製品購入後の保守サポート依頼に問い合わせください。Applications Managerのインストール時は、MS SQLバックエンドを選択し、起動と停止を1回行ってください。
移行中はMS SQLビルドを稼働させないでください。他方、MySQL/PostgreSQLのビルドは実行中にする必要があります。
PostgreSQL/MySQLのApplications Manager側で、AppManagerHome\confフォルダーのMigration.propertiesファイルを開き、ホスト名、ポート、データベース名、ユーザー名とパスワードなど、Microsoft SQL Server情報を、手順2で指定したのと同じ内容で入力してください。

# -------------------------------------

# 移行時のターゲットデータベース情報

# -------------------------------------

am.importdb.type=mssql

am.importdb.host=APP-WIN7-64-1

# ターゲットサーバーがSQL Serverであれば、ポートは指定不要です

am.importdb.port=1433

am.importdb.instance=-

am.importdb.name=AMDB_MSSQL

# ドメイン認証の場合、domainName\UserName形式で指定します

am.importdb.user=sa

am.importdb.password=password

移行の手順

1：PostgreSQL/MySQL側のApplications Managerで、AppManagerHome\bin\Migrationフォルダーより、次のコマンドを実行してください（管理者として実行する必要があります）。

MigrateToMSSQL.bat Export

これによって、Migration.zipファイルがAppManagerHome/working/に作成されます。

AppManagerMigration.zip（Professional Editionの場合）

AdminServerMigration.zip（Adminサーバーの場合）

ManagedServer_X0000000.zip（サーバーIDがXのManagedサーバーの場合）

2：必要なzipファイルを、MS SQLデータベースが稼働しているWindows ServerのC:ドライブにコピーして、解凍します。

3：ここで、PostgreSQLのApplications Managerで、AppManagerHome\bin\Migrationフォルダーからcmdで次のコマンドを実行します。

MigrateToMSSQL.bat Import

これによって、データがPostgreSQL/MySQL DBから、SQL ServerのターゲットDB（例：AMDB_MSSQL）に挿入されます。

4：次の情報を、既存のPostgreSQLのApplications Managerから、MS SQLのApplications Manager環境にコピーしてください。

AppManagerHome\working\mibs

AppManagerHome\working\adventnet_ssh_privateKey_file.txt_*

5：PostgreSQL/MySQLのApplications Managerを停止し、MS SQL側ビルドを起動してください。既存の監視や設定とレポートが、MS SQL Serverで利用可能となります。

メモ
移行には次のオプションがあります。
a：移行しないテーブルの除外
b：行数が多い場合の上限指定

イベントやAM_Disk_MinMaxAvgDataなどのテーブルには、数百万行の情報が存在する例があります。行数制限は、必要に応じてご利用ください。これらのオプションはmigration.confファイルで設定します。ファイルは、PostgreSQLビルドではAppManagerHome\working\conf\PGSQL\に、MySQLビルドではAppManagerHome\working\conf\MySQL\に配置してあります。

メモ
1：この手順は必須ではなく、大型データベースの移行時のみ必要となります。
2：移行のち、かならず、監視に必要なファイルをすべてMySQLやPostzgreSQLの側からMS SQL側の環境にコピーしてください。
3：データベース移行が完了しだい、破損テーブルがないことを確認お願いします。移行先の起動は、確認後としてください。