PostgreSQLからMS SQLへのサーバー移行(Applications Managerプラグイン)

メモ
この移行作業は、現在、Applications ManagerのWindows版でのみ可能です。
移行はビルド13210以上で可能です。ビルド番号はサポート タブで確認いただけます。

要件

  1. 移行を始める前に、PostgreSQLデータベースのバックアップの取得をお願いします。
  2. Applications Managerのビルド番号は、移行前と移行後の環境で一致させる必要があります。バージョンを指定してのダウンロードは、製品購入後の保守サポート依頼に問い合わせください。Applications Managerのインストール時は、MS SQLバックエンドを選択し、起動と停止を1回行ってください。
  3. 移行中はMS SQLビルドを稼働させないでください。他方で、PostgreSQLビルドの側は実行中の必要があります。
  4. PostgreSQLビルド側で、OpManager\AppManager\confフォルダーにあるMigration.propertiesファイルを開きます。続いて、ホスト名、ポート、データベース名、ユーザー名とパスワードなど、Microsoft SQL Server情報を、手順2で指定したのと同じ内容で入力してください。
# -------------------------------------
# 移行時のターゲット データベース情報
# -------------------------------------
am.importdb.type=mssql
am.importdb.host=APP-WIN7-64-1
# ターゲット サーバーがSQL Serverであれば、ポートは指定不要です
am.importdb.port=1433
am.importdb.instance=-
am.importdb.name=AMDB_MSSQL
# ドメイン認証の場合、domainName\UserName形式で指定します
am.importdb.user=sa
am.importdb.password=password

移行の手順

1:PostgreSQL側のApplications Managerで、OpManager\AppManager\bin\Migrationフォルダーから、次のコマンドを管理者として実行します。
MigrateToMSSQL.bat Export 
Migration.zipファイルがOpManager\AppManager\workingに作成されます。
AppManagerMigration.zip(Professional Editionの場合)
AdminServerMigration.zip(Adminサーバーの場合)
ManagedServer_X0000000.zip(サーバーIDがXのManagedサーバーの場合)
2:必要なzipファイルを、MS SQLデータベースが稼働しているWindows ServerのC:ドライブにコピーして、解凍します。
3:OpManagerの移行を実行し、再起動してください。
4:PostgreSQLのApplications Managerでcmdを開き、OpManager\AppManager\bin\Migrationフォルダーで次の命令を実行します。
MigrateToMSSQL.bat Import
これによって、PostgreSQL DBのデータが、SQL ServerのターゲットDB(例:AMDB_MSSQL)に挿入されます。
5:次の情報を、既存のPostgreSQLのApplications Managerから、MS SQLのApplications Manager環境にコピーしてください。
OpManager\AppManager\working\mibs
OpManager\AppManager\working\adventnet_ssh_privateKey_file.txt_*

6:PostgreSQLのApplications Managerを停止し、MS SQL側ビルドを起動してください。既存の監視や設定とレポートが、MS SQL Serverで利用可能となります。

メモ
移行には次のオプションがあります。
a:移行しないテーブルの除外
b:行数が多い場合の上限指定
イベントやAM_Disk_MinMaxAvgDataなどのテーブルには、数百万行の情報が存在する例があります。行数制限は、必要時にご利用ください。設定はPostgreSQLビルドの場合、OpManager\AppManager\working\conf\PGSQL\にあるmigration.confファイルに記載できます。
メモ:
  • この手順は必須ではなく、大型データベースの移行時のみ必要となります。
  • 移行のち、かならず、監視に必要なファイルをすべてPostgreSQL側からMS SQL側の環境にコピーしてください。