トラップ送信

Applications Manager以外の管理アプリケーションを併用して、サーバーやアプリケーションで発生した障害をお知らせしたい場合にトラップ送信アクションが有効です。
Applications Managerで発報したアラートをSNMPツールやトラップビューアーに送信します。(HP OpenView[Operations Manager]、IBM Tivoliなど)。

サポート対象SNMPトラップ:SNMPv1、SNMPv2C、SNMPv3

トラップ送信アクション作成手順

  1. [アクション]タブをクリックし、新規アクションの作成から[トラップ送信]を選択
  2. [SNMPバージョンのトラップ送信]からバージョンを選択
  3. 次の詳細を指定
    • 表示名
    • 宛先アドレス
      トラップを送信する宛先または、管理アプリケーションのホスト名
    • 宛先ポート番号
      マネージャーホストが稼働しているポート番号
    • オブジェクトID(OID)
    • メッセージ(varbind)
      メッセージは、置き換え可能タグで動的に内容を変えることが可能です。
    • 複数のvarbindを指定するには、「オブジェクトID」と「メッセージ(varbind)」のフィールドにオブジェクトIDをカンマ区切りで、それぞれ入力してください。
      たとえば、「ObjID1,ObjID2,ObjID3」とオブジェクトIDのフィールドに入れ、「ObjValue1,$RCAMESSAG,ObjValue3」とvarbindフィールドに入力できます(根本原因メッセージは、置き換え可能タグ$RCAMESSAGEで引き渡し可能です)。これによって、ObjID1とObjValue1がvarbindに引き渡されるほか、他のエントリも同様に処理されます。
    • メッセージ形式
      プレーンテキスト・HTMLから選択してください。
    • セキュリティレベルを1つ選択(SNMPトラップバージョン:v3)
      • [認証なし・暗号化なし]:メッセージを、認証不要・暗号化なしで送信します。ユーザー名、コンテキスト名、エンジンIDを入力してください。
      • [認証あり・暗号化なし]:メッセージを、認証必須・暗号化なしで送信します。ユーザー名、コンテキスト名、エンジンID、認証パスワードを入力し、認証プロトコルをドロップダウンで選択してください(MD5、SHA)。
      • [認証あり・暗号化あり]:メッセージを、認証必須・暗号化ありで送信します。ユーザー名、コンテキスト名、エンジンID、認証パスワード、暗号化パスワードを入力し、認証プロトコル(MD5、SHA)プライベートプロトコル(DES、AES_128など)をドロップダウンで選択してください
    • コミュニティ(SNMPトラップバージョン:v1/v2C)
    • 汎用トラップ番号(SNMPトラップバージョン:v1)
      トラップPDUをコンボボックスから選択します(Protocol Data Unit)。
    • エンタープライズ(SNMPトラップバージョン:v1)
      トラップのエンタープライズOIDを指定してください。MIBブラウザーでOIDを探すことも可能です。新規MIBをアップロードするには、ファイル/バイナリのアップロード機能をご利用ください。
    • SNMPトラップOID(SNMPトラップバージョン:v2C)
    • アクションを業務時間にもとづいて実行
      アラートする期間を指定したい場合に、チェックを入れます。業務時間に関してはこちらをご参照ください。

sending-trap


アクションの編集/テスト方法

  • アクションを編集する方法
    編集したいトラップ送信アクションの表示名をクリックして、トラップ送信アクションの編集画面を開きます。項目を更新後、[アクションの更新]をクリックしてください。
  • メールアクションのテストを実行する方法
    該当するアクションの実行アイコン:アクションの実行]アイコンをクリックしてください。