利用形態における違いを比較
ManageEngineが提供する統合エンドポイント管理(UEM)ソフトEndpoint Centralでは、パブリック・クラウドサービスのクラウド利用(SaaS版)、自社環境にインストールするオンプレミス利用、オンプレミスのソフトウェアを利用したプライベート・クラウドの利用方法をご用意しています。以下の違いや比較情報をご確認の上、要件に合う利用形態をご検討ください。
クラウド(SaaS) | プライベート・クラウド | オンプレミス | |
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無料の評価版 | サインアップする | ダウンロードする | ダウンロードする |
利用開始後30日経過するとパソコンとモバイルデバイスで各25台までの無料版に自動的に切り替わります | |||
ソフトウェア およびサービ ス提供者 | ゾーホージャパン | ||
Desktop Central運用者 | Zoho Corporation | ゾーホージャパンの提携業者 | お客様 |
サーバー設置 場所 | Zoho Corporation運営のアメリカ合衆国またはEUのデータセンター | ゾーホージャパンの提携業者所有のデータセンターなど | お客様の施設内やAmazon EC2やAzureなどのIaaS環境 |
ネットワーク 環境 | インターネット | VPN・IPVPN・インターネットなど | 社内LANやWAN |
コストの種類 |
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メリット |
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デメリット |
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どちらを選ぶべき?クラウド版とオンプレミス版
Q:クラウド版とオンプレミス版、実際のところ安価なのはどちらですか?
A:年間のライセンス価格はどちらも変わりません。また、追加ユーザーライセンス価格はクラウド版の方が安価に設定されております。追加費用はサーバーなどの機器を用意しなくて良い分、年間のライセンス費用はクラウド版の方が安価であると言えます。ただし、次のケースは、オンプレミス版の方が安価になります。 4年以上利用する場合…オンプレミス利用では買い切り型の通常ライセンスを用意しており、4年以上利用する場合は、1年ごとに年間ライセンスを購入するよりも、ツール導入時に通常ライセンスを購入する方がトータルコストが安価になります。
詳しくは価格ページをご覧ください。->> Endpoint Central の価格について
Q:導入までの期間が短いのはどちらですか?
A:ソフトウェアのインストールだけを考えるのであれば、あらかじめソフトウェアがインストールされた状態で提供されるクラウド版の方が導入までの期間は短くなります。 ただし、Endpoint Centralのオンプレミス版とクラウド版のどちらも、管理対象にエージェントをインストールする必要があります。エージェントのインストールにはプログラミングのようなカスタマイズは不要のため、利用可能になるまでの期間にそれほどの差異はありません。ツール導入で時間がかかるのは、インストール作業ではなく業務の整理やツールの設計部分なので、その部分をどれだけ短縮できるかが導入期間の短期化の鍵です。
Q:国内でデータを保持するにはどちらの利用が適当ですか?
A:国内でデータを保持する場合は、オンプレミス版を利用し自社環境もしくはプライベート・クラウドにインストールするのが適当です。Endpoint Central Cloudのデータが運用されているデータセンターは、アメリカ合衆国設置されています。
Q:データ共有が簡単なのはどちらですか?
A:インターネット上にデータを保存するEndpoint Central Cloudの方が、社外や外出先に居る社員など、社内LANのアクセスへ制限が有る対象とのデータの共有が容易です。
Q:ツールの運用が簡単なのはどちらですか?
A:ツールのアップデート作業やサーバーのメンテナンス作業が不要なクラウド版の方がツールの運用が簡単です。一方、UIの変更や古いバージョンのブラウザーのサポート終了など、大規模なアップデートのタイミングをコントロールしたい場合は、オンプレミス利用をおすすめします。
Q:Endpoint Central Cloudはどのようなユーザーにおすすめですか?
A:Endpoint Central Cloudは次のようなユーザーにおすすめです。
- 外部の協力ベンダーなど、社外のユーザーにもツールへログインさせて利用したいユーザー、
- ツールのアップデート機能をすぐに活用されたいユーザー
Q:Endpoint Centralのオンプレミス版はどのようなユーザーにおすすめですか?
A:オンプレミス版は次のユーザーにおすすめです。
- データをセキュアに社内で保管したいユーザー
- ミッションクリティカルな事業・サービスで利用したいユーザー
- ツールメンテナンスのタイミングをコントロールしたいユーザー
- クラウド版では利用できない機能を使用したいユーザー