2022年5月より、Desktop CentralはEndpoint Centralにリブランディングしました。クラウド版・オンプレミス版どちらにも適用されます。Desktop Centralは16年間にわたる成長を経て、名称を変更することになりました。

2005年にグローバル本社にて製品誕生以来、当製品は大きく進化し、「Desktop Central」という名称は、製品を適切に反映するものではなくなってしまいました。今回の「Endpoint Central」へのリブランディングは、当社が提供する統合エンドポイント管理(UEM)の製品を適切に表すためのものとなります。

今回の名称変更による製品利用への影響はありません。

名前とロゴ以外は何も変わりません。

製品機能に変わりはありません。

当社との取引に一切影響はありません。

当社のお問合せ先は変わりません。

当社の16年の歩み

  • CMTの時代
  • EMMの変化
  • モダンマネジメントの誕生
  • UEMの誕生
  • 今後の展開
  • -

クライアント管理ツールの時代

2000年代後半になると、これまで手作業で行っていた管理業務を自動化する動きが出てきました。この市場は、クライアント管理ツール(CMT)と呼ばれていました。

2004年に当社はEndpoint Centralをゼロから構築し、クライアント管理ツールとして発表しました。リリース当初からEndpoint Centralは、帯域幅を削減するための配信サーバー、「Go Green」イニシアティブとしての電源管理などの機能を提供し、他製品と一線を画す存在となりました。

エンタープライズモビリティ管理の変化

2010年頃、IT企業はモバイルデバイスに注目するようになり、モバイルデバイス管理(MDM)が誕生しました。モバイルデバイスを業務に用いることが増え、MDMは2012年頃にはセキュリティが強化されたエンタープライズモビリティ管理(EMM)へと進化しました。EMMは、BYODなどにも対応し、当時のBYODへの適応があったからこそ、現在のパンデミックも乗り切ることができたのです。

CMTベンダーはアーキテクチャの制約からEMMを容易に統合することができなかったため、EMMは独立した市場として成長し続けました。2013年に当社はこのニーズに応え、Endpoint CentralにEMMを導入しました。マイクロソフトに次いで、EMMとCMTを1つの製品に統合したベンダーとなりました。

モダンマネジメントの誕生

その後、Windows 10の普及に伴い、MDMはモダンマネジメントへと再定義されました。モダンマネジメントは、クラウド対応サービスによって提供されるエンドポイント管理を指します。

2016年、Endpoint CentralはAWSとAzureのマーケットプレイスに追加されました。当社はEMMの機能を提供するだけでなく、従来のWindows OSとWindows 10の両方をサポートする最初のベンダーの1つです。こうして、従来の管理とモダンな管理の橋渡しが可能になりました。また、ゼロタッチエンロールとオートパイロットモードをユーザーに提供しました。

統合エンドポイント管理の誕生

Windows 10の発売後、2018年頃から、デスクトップとモバイルデバイスを管理するために、シングルベンダー・シングルプラットフォームを求める企業が増えました。その結果、CMTとEMMが統合エンドポイント管理(UEM)に統合されることになりました。

このトレンドに対応し、ハイブリッドワークスペースや異なるOSエコシステム(chromeOSやtvOSなど)、デスクトップ、スマートフォン、タブレット、サーバー、POSデバイス、シンクライアント、IoT、ウェアブル、キオスク、その他のネットワークコンポーネントなどのエンドポイントにおいて、オンボーディングから廃棄までのデバイス管理活動を自動化できるようになりました。2020年には、Endpoint Central Cloudの提供を開始しました。

リモートコントロールやDLP、アンチランサムウェア、HIPAA、PCI、PCI DSS、FISM、CISへの準拠など、要件を実現するために成長してきました。創業当初からセキュリティを重要視し、ユーザーの皆様に安心してお使いいただける環境を提供し続けています。

脆弱性の発見、修正、監査などの強力なセキュリティ機能により、エンドポイント管理とエンドポイントセキュリティを統合した製品を提供しています。従来の管理と最新の管理方法のギャップを埋めるため、カスタムスクリプトを自由に展開し、アプリケーションを好みに合わせてパーソナライズできる機能を提供します。

今後の展開

今後、オンプレミスとクラウド、仮想マシンと物理マシン、従来のワークフォースと分散ワークフォース、オフィスとリモートユーザーなどが混在するハイブリッド環境に向かって、市場は進んでいくことでしょう。
エンドポイントセキュリティやUEMの統合、ユーザーの新たなニーズに応える機能を当社製品のロードマップに取り組めるよう努めて参ります。

今回の変更に伴い、今後数か月にわたり当社のコンテンツを順次更新していきますのでご了承ください。
今後とも、ManageEngineをよろしくお願い申し上げます。
※本記事は原文(英語)を翻訳したものです。