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NetFlow Analyzerを使用したWAN RTTの監視
NetFlow AnalyzerのWAN RTT(Round Trip Time)監視機能はアドオン モジュールであり、使用するためにはライセンスが必要です。 WAN RTT 監視はWAN の可用性、待ち時間およびサービス品質を監視するのに用いられます。 設定されたしきい値が違反されたとき、アラートが生成され、管理者が速やかに問題に対応できるようにします。
WAN RTT 監視は、Cisco IOS IP Service Level Agreements(SLA) を用いて2つの地点の間のレイテンシを監視します。そのため、WAN RTT 監視を用いて監視されるどちらかの地点には、IP SLA エージェント付きのCisco ルーター(IOS バージョン12.4 以降)が設置されている必要があります。 位置を有効化されたIP SLA エージェントは送信元として振る舞い、一方、他ロケーションの任意のIP アドレスが宛先はになることができます。
NetFlow Analyzer のWAN ラウンド トリップ タイム(RTT)監視は、2つの拠点間の待ち時間を監視するオプション ツールです。NetFlow Analyzer の WAN RTT監視 は、2つの拠点間のレイテンシを監視するアドオン ツールです。 WAN RTT 監視は、ラウンド トリップ タイムを監視し、不足したWAN パフォーマンスを解決するのに役立ちます。 インターネット サービス プロバイダー(ISP)によって提供されるWAN リンクに跨るサービス品質(QoS)を監視する際にも役立ち、設定されたしきい値上限に違反するとアラートが生成されます。
1.1 WAN監視ダッシュボード
WAN 監視ダッシュボードは、ネットワークにおける全ての監視と、関連するアクティビティへの迅速な視野を提供します。 WAN監視ダッシュボードには、3つのタブがあります: 概要 、 すべての監視 、 設定
概要: 概要 タブは4つのウィジェットを持ち、それぞれ最低実行経路、最低可用性経路、トップRTTの時間軸統合アラート、監視の健全性レポートを表示します。 レポートは過去1時間から過去1ヶ月まで表示できます。 概要 タブでも同様に、監視の送信元ルーターに関するNetFlowトラフィックレポートを表示します。 ドロップダウンボックスより、ルーターを選択できます。
すべての監視: すべての監視 タブでは、監視中のすべての利用可能な経路が表示されます。 経路名をクリックすると、経路としきい値の詳細が、ルーターのNetFlowトラフィック レポートと共に表示されます。 グラフは、しきい値の違反率、エラー率、RTTを示します。 また すべての監視 タブを使用し、監視の追加、削除、あるいは過去に作成されたすべての監視の表示が可能です。
設定: 設定 タブではWANの設定と、監視する装置の追加が可能です。 以下の3つのタブがあります: 監視の追加、テストパラメーター、しきい値テンプレート。 ルーターのSNMPパラメーターを入力することで装置を追加することも可能です。
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