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2. 新規WAN RTT監視の設定
2.1 前提条件
WAN RTT 監視は、Cisco IOS IP Service Level Agreements (SLAs)を用いて2つの地点の間の待ち直んを監視します。そのため、WAN RTT 監視を用いて監視されるどちらかの地点には、IP SLA エージェント付きのCisco ルーター(IOS バージョン12.4 以降)が設置されている必要があります。 位置を有効化されたIP SLA エージェントは送信元として振る舞い、一方、他ロケーションの任意のIP アドレスが宛先はになることができます。
2.2 新規監視の作成
a. 表示されたドロップ ダウン ボックスからモジュール タブをクリックし、IP SLA を、次いでWAN 監視を選択します。
b. 表示された新規ページにて、設定タブをクリックします。
c. 監視追加タブを選択し、監視する新規の位置を追加します。
d. 詳細情報を登録すると、設定しようとしている監視のサマリーが表示されます。"装置に適用"をクリックして、装置への詳細情報を登録します。新規監視は、詳細情報を登録した後、生成されます。 パス名をクリックし、当該監視の詳細情報を参照します。スキャン ルーター オプションは、NetFlow を有効化されたインターフェースに関してルーターをチェックし、それらを対応するルーターに追加します。
メモ: 送信元ルーターのドロップ ダウン ボックスにおいてIP SLA を有効化したルーターを参照することができない場合は、"?"アイコンをクリックし、SNMP パラメーターを確認し、次いで更新をクリックして、IP SLA 設定に関してルーターをスキャンします。
2.3 テスト パラメーターのカスタマイズ
NetFlow Analyzer は、WAN パフォーマンスの監視に関するペイロード、サービスタイプ(ToS)、頻度およびタイムアウトのようなテスト パラメーターのセットを用います。 テスト パラメーターは、NetFlow Analyzer においてデフォルト値を割り当てられます。 要求に合うようにテスト パラメーターをカスタマイズするために、以下を行います。
a. WAN RTT 監視ページにて 設定 タブを選択します。
b. テスト パラメーター を選択し、要望に従って以下のフィールドを編集します。
追加 をクリックして、変更を保存します。
メモ: タイムアウト間隔値は、設定された操作頻度値より小さい必要があります。装置からの応答が無い場合、あるいは遅延が起こった場合、リクエストがタイムアウトされ、それに続く操作が設定された頻度で起動されるようにするためです。
2.4 しきい値のカスタマイズ
NetFlow Analyzer は、しきい値レベルが違反された際にアラートを生成します。 しきい値テンプレートは、NetFlow Analyzer ではデフォルト値を割り当てています。 要求に合うようにしきい値パラメーターをカスタマイズするために、以下を行います。
a. WAN RTT 監視ページにて 設定 タブを選択します。
b. しきい値テンプレート を選択します。
c. ラウンド トリップ タイムに関する上限および加減のしきい値を0-60000 ミリ秒の範囲で指定します。
d. 保存 をクリックして変更を保存します。
2.5 IP の追加
IP 追加オプションにより、監視するインターフェースを手動で追加することができます。
a. WAN RTT 監視ページにて 設定 タブを選択します。
b. IP を追加 を選択します。
c. ドロップ ダウン リストから送信元ルーターを選択します。
d. 送信元インターフェースを選択します。
e. 監視する、対応インターフェースのIP アドレスを指定します。
f. 更新 をクリックして、変更を保存します。更新をクリックして変更を保存します。
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