ネットワーク見える化とは?

ネットワーク見える化とは、ネットワーク内に分散するサーバーやネットワーク機器の相関関係や配置、それぞれの装置の状態を可視化することです。ネットワーク構成図やマップに代表される「ネットワーク図」を用い、ネットワーク全体を状態や状況などを可視化していきます。各インフラ装置の位置や相関関係の他に、装置の死活やパフォーマンス状況などの状態に関連する情報なども併せて見える化することで、日々の運用管理における監視業務も効率化することができます。

ネットワーク図の活用、3つのポイント

常に最新の状態に

ネットワークの規模が大きくなるほど日々追加・削除されるインフラ装置は多くなり、またそのタイミングも頻繁になります。そして、ネットワーク規模が小さい場合でも、インフラ装置が古くなり更改(新しく刷新する)することもあります。このように、ネットワークの規模に関わらず各インフラ装置の刷新は行われるため、活用しているネットワーク図もその刷新に併せて、常に最新の状態にしておく必要があります。
例えばネットワーク図が最新の状態になっていないと、ネットワーク障害が発生した場合の影響範囲の調査障害の原因調査などを適切に行えません。 例えば、スイッチングハブとそれに接続する末端のネットワーク機器の構成情報がネットワーク図上で古い状態のままだと、正しく障害範囲の把握が行えず、対応が後手後手になってしまいます。その結果として、ネットワークの復旧に時間がかかってしまいます。

一目で装置の状態まで把握できるように

ネットワーク管理者がよく活用するネットワーク図の1つに「トポロジ―マップ」というものがあります。トポロジーマップとは、インフラ装置のトポロジー(装置間の接続関係)をマップ化し可視化したもので、ハブとなる装置にどんな装置が接続されているか、という情報を可視化します。  多くの場合、トポロジーマップには装置の接続情報だけを表示させますが、死活などの情報も併せて表示することで、トポロジーマップを一目確認するだけで、ネットワーク全体の構成から問題の有無までを即座に把握することができます。

誰でも作れる、誰でも理解できるように

ひと昔前からIT人材の不足が騒がれていますが、ネットワーク管理者においても人手不足は重要な課題となりつつあります。このページを見ている方の組織においても、以下のような状況の組織は少なくないのではないでしょうか。

  • ベテランが少ない
  • 兼任でネットワーク管理をしている

このような状況下でも一定レベルのネットワーク管理をしていくためには、常に最新の状態でネットワークを見える化している必要があります。したがって、見える化に利用するネットワーク図は誰でも作れて、誰でも理解できるものになっている必要があります。 ネットワーク図の作成方法が属人化していたり、フォーマットが作成者毎で異なっていたりすると、誰でも作れて、誰でも理解できるネットワーク図を運用するのは難しくなります。ネットワーク管理を担当する組織で利用するツールを統一し、ある程度ツールが自動的にネットワーク図を作ってくれる運用に変更していくことで、上記の課題を解決することができます。

簡単!OpManagerで始める ネットワークマップの自動作成

簡単!OpManagerで始める
ネットワークマップの自動作成

\ こんな悩みをお持ちの方におすすめ /
「ネットワーク構成を変更するたびにトポロジーマップを作成するのが面倒」
「ネットワークのどこで、何が起こっているか把握しきれない」

ホワイトペーパー<無料>

ツールの活用でネットワーク見える化を誰でも!簡単に!

まとめになりますが、上記ではネットワーク図の活用におけるポイントを3つほど紹介しました。

常に最新の状態に

ネットワーク図が最新の状態になっていない場合、ネットワーク障害発生時に正しく影響範囲の把握と原因の特定が行えません。これによる対応が後手後手になり、最終的な復旧まで時間を要してしまいます。ネットワーク図は常に最新の状態にしておき、正しくネットワーク構成を確認できる必要があります。

一目で装置の状態まで把握できるように

ネットワーク図では、装置の相関関係などに加えて、装置の死活などの情報も確認できることが望ましいです。これにより、余分な調査なしにネットワークでの問題の有無までを迅速に把握できるようになります。

誰でも作れる、誰でも理解できるように

ネットワーク管理組織は、IT業界における人手不足の波を受け、ベテランがいなかったり他業務との兼務でネットワーク管理行うなどの課題があります。このような状況下では、ネットワーク図は誰でも作れて、誰でも理解できるものになっていることで、属人化もせずに常に一定レベルのネットワーク運用管理を実現できます。

国内No.1*のネットワーク監視ツール「OpManager」は、物理サーバーやクラウドサーバー、ネットワーク機器などをマルチベンダーで管理・監視するツールです。 ネットワーク図やトポロジーマップの作成を簡単にする機能をはじめ、Ping監視やSNMPやWMIなどのプロトコルを使ったパフォーマンス監視、可視化のためのマップ機能などもオプション無しにご利用いただけます。 低価格で誰でも使えるGUIが特徴で、特別な知識や経験がなくてもすぐにネットワーク図の作成と活用を始めることができます。無料でも使えるので、是非お試しください。
*ミックITリポート2019年4月号「中規模・小規模向けサーバ・ネットワーク統合監視ソフトウェア市場動向」より

トポロジーマップを自動作成トポロジーマップを自動作成
マウス操作でマップを作成 マウス操作でマップを作成