PAM360 エージェントの導入

PAM360エージェントは、組織の内部ネットワーク内、またはPAM360サーバーがデプロイされているネットワークに直接接続されていない外部環境のいずれかで、エンドポイントまたはサーバーにデプロイされる軽量なソフトウェアコンポーネントです。これらのエージェントは、エンドポイントとPAM360サーバー間の安全な仲介役の機能を有し、暗号化された通信と特権管理タスクのシームレスな実行を実現します。

PAM360エージェントを活用することで、管理者は場所に関係なく、リモートマシンに安全制御とオートメーションを拡張できます。エージェントにより、ローカルアカウントのパスワードリセット、特権タスクの実行、PAM360サーバーとの信頼できる通信チャネルが必要なその他の管理操作など、重要な操作の実行が可能です。

この包括的なガイドにより、ユーザーは、PAM360エージェントのメリット、PAM360サーバーとの通信プロセス、およびダウンロード手順について理解できます。

メモ:

  • エージェントサポートの更新:ビルド5711以降のPAM360は、WindowsとWindows Domainシステム用C++の32および64ビットバージョンおよびLinux用Cエージェントはサポートしていません。ただし、これらのエージェントは古いPAM360バージョンでも引き続き機能します。パスワードリセットリスナー、動的アカウントフィルタリング、セルフサービス特権昇格、および ゼロトラストの実装などの追加機能を利用するため、マシンでは、Windows、Windows Domain、Linuxエージェントを使用することを強く推奨します。サポート終了告知についての詳細は、フォーラムポストを参照してください。
  • Linux エージェントの適用範囲: ビルド5301以降のAMD64バージョンは、AMD64バージョンは、Ubuntu、CentOs、RedHat、Debian、およびその他Linux ディストリビューションでサポートされており、また、ARM64バージョンは、Redhatでサポートされています。
  • Windows エージェントの適用範囲: PAM360エージェントは、次のWindows OSバージョンでのみ動作します:Windows 10、Windows 11、およびWindows Server 2016以上。
  • 自動アップグレード:ビルド7500以降では、PAM360のバージョンアップグレード時、PAM360エージェント(Windows、Windows Domain、Linux)は自動的にアップグレードされます。ただし、この機能はMacOSエージェントには適用されません。

PAM360エージェントのメリット

  • PAM360サーバーがLinuxシステム上で実行されている場合に、Windowsマシンのパスワードリセットが容易になります。
  • PAM360サーバーに直接接続できない非武装地帯(DMZ)内または異なるネットワーク上でシステムの管理が可能です。
  • 管理者認証情報をPAM360サーバーにローカル保存することなく、リモートでパスワードをリセットできます。
  • ドメインコントローラーの管理者認証情報を必要とせずに、ドメインアカウントのパスワードを変更できます。

PAM360サーバーとエージェント間の通信

  • 安全な通信:PAM360 Serverとエージェントとの間のパスワード関連の通信はすべて、HTTPSで安全に実行されます。エージェントが必ず接続を開始するため、一方向通信が保証されます。
  • アウトバウンドトラフィック:ターゲットマシンにあるエージェントは、PAM360 Webインターフェイスへの接続のみが必要なため、エージェントには、PAM360 Webサーバーのみ利用できる必要があります。これにより、インバウンドトラフィックのためのファイアウォール調整やVPNパスは不要になります。
  • 定期的なPing:エージェントはHTTPS経由でPAM360 Webサーバーに定期的にPingを送信し、保留中の操作がないか確認します。この動作の実行は、デフォルトでは60秒ごとになっていますが、間隔は調整できます。エージェントがサーバーに連絡すると、サーバーはエージェントがリモートリソース上で実行するタスクの一覧をトリガーします。これが完了すると、エージェントは結果をサーバーに通知します。

メモ:

エージェントからの問い合わせによってのみWebサーバーによりタスクがトリガーされるため、 タスク実行の成功に要した時間は、エージェントがPAM360 Webサーバーとどのくらい速く接続できるかによって異なります。


PAM360エージェントのダウンロード

エージェントパッケージは、PAM360 Webインターフェイスでダウンロードに利用でき、必要な実行ファイル/構成ファイル、およびSSL証明書が含まれ、エージェントとPAM360 Webサーバーとの間でHTTPS通信を確立するのに使用されます。PAM360エージェントをダウンロードするには:

  1. 『管理〛>>『エージェント〛の順に移動し、次のオペレーティングシステムで利用可能なエージェントパッケージを選択します。(Windows/Windows Domain/Linux/macOS)
  2. 表示されるポップアップで、その横にある『エージェントキーをコピー〛アイコンを使って『エージェントキー〛をコピーします。このエージェントキーは、PAM360エージェントをターゲットシステムにインストールするのに必要で、一回限り使用できますインストール用にエージェント キーを指定すると、そのキーは無効になります。
  3. エージェントキーをより長期間アクティブな状態に保つには、キーのアクティブ期間を『キーを有効化する:X時間〛を選択し、時間数を指定します。今後は、指定された期間内であれば、同じエージェント キーを任意の数のエージェントのインストールに使用できるようになります。

メモ:

エージェントが不正に使用される可能性があるため、エージェントインストールキーは共有しないでください。


PAM360エージェントのインストールについての詳細は、このドキュメントを参照してください。