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プレスリリース

分析モジュールの機能強化でネットワークの脅威への対応を支援
- ネットワークトラフィック解析ツール 「ManageEngine NetFlow Analyzer 9.6」 をリリー ス -

2012年3月19日

 ゾーホージャパン株式会社(代表取締役:迫 洋一郎、本社:横浜市)は、ネットワークトラフィック解析ツール「ManageEngine NetFlow Analyzer (マネージエンジン ネットフローアナライザー 、以下、NetFlow Analyzer)」の「Professional Edition」 および 「Professional Plus Edition」 をエンハンスし、「リリース9.6」 として、出荷を開始しました。

主な新機能および改良点

 今回のリリース 9.6 では、ネットワーク侵入や攻撃、不正利用などの問題を、送信元/宛先ネットワークの組み合わせに基づいて表示する機能を追加しています。これにより、ひとつの機器に複数のネットワークが関連している場合にも、ネットワークごとの問題検出が容易になります。また、IPユニキャストの他に、IPマルチキャストのトラフィック情報を表示する機能を追加しています。さらに、Cisco Mediatraceデータを簡単にレポートできる機能を追加しており、必要なときはいつでも、音声/動画などのマルチメディアアプリケーションを最適に運用するアーキテクチャ Cisco Medianetに関するトラフィックの情報を確認することができます。本体価格は、旧リリースの9.5から据え置きです。

フローデータを解析して、ネットワーク環境への侵入、不正利用が疑われるトラフィック情報を検知するアドバンストセキュリティ分析モジュール(オプション)において、送信元/宛先ネットワークの組み合わせに基づいて異常を表示する機能を追加しています。また、IPv6のアドレスを表示することができます。異常として検知されたトラフィック情報が安全であると判断された場合、異常として検知しないよう設定できる機能を追加しています。

  • ネットワーク環境の異常検知をさらに簡単に
NetFlow Analyzer セキュリティ分析イメージ NetFlow Analyzer セキュリティ分析イメージ

マルチキャストトラフィックに関する情報をまとめて表示する画面を追加しています。マルチキャストトラフィックとユニキャストトラフィックが混在している環境で、マルチキャストトラフィックの情報を切り分けて表示することができます。マルチメディアサービスの提供など、マルチキャストを常時利用している環境では、帯域占有状況を容易に確認できます。

  • マルチキャストトラフィックの選別に役立つ IPマルチキャスト情報の表示をサポート
IPマルチキャストレポートイメージ NetFlow Analyzer のIPマルチキャストレポートイメージ

音声/動画のようなマルチメディアアプリケーションを適切に運用・管理するためのアーキテクチャであるCisco Medianetを利用している環境では、高品質なトラフィックの確保が必要であり、リアルタイムの状況把握が重要です。必要なタイミングでCisco Mediatraceデータのレポートを作成することで、Cisco Medianetのトラフィック状況を把握することができます。

  • Mediatraceデータのレポートを簡単に作成できる機能を追加

製品概要

 NetFlow Analyzerは、Cisco NetFlow や sFlow、IPFIX(Internet Protocol Flow Information Export)、Citrix AppFlow などのフロー技術を利用してネットワーク帯域の利用状況の把握を支援するWebベースのトラフィック解析ツールです。様々なネットワーク機器のインターフェースを通過するトラフィックのフローデータを取得・解析して、どのアプリケーションが帯域を使用しているか、誰がいつ使用しているかなどの情報をわかりやすいグラフやレポートで提供します。これにより、SNMPに基づく監視だけでは捉えきれないネットワークトラフィックの詳細な状況を把握することができ、ネットワークの混雑やダウン等の障害の事前検知やその原因究明、さらに、キャパシティプランニングやセキュリティ強化等の適切な対策が容易になります。

機能概要

  • NetFlowやsFlowなどのフローデータを利用した帯域利用状況の分析
  • IPアドレス範囲やネットワークアドレス別のグルーピングによる帯域監視
  • しきい値に基づくアラートの生成
  • AS(Autonomous System)情報を表示
  • 定型レポート生成のスケジュール化
  • ダッシュボードのカスタマイズ機能
  • Cisco IP SLAに基づくWAN RTT監視(オプション)
  • Cisco IP SLAに基づくVoIP監視(オプション)
  • アドバンストセキュリティ分析 (オプション)
  • Cisco CBQoS(Class-Based Quality of Service)レポートによる機器のQoSポリシー評価(Professional Plus Editionのみ)
  • NBAR(Network Based Application Recognition)レポートによるアプリケーション毎のサービス品質管理 (同上)
  • 利用帯域ベースの課金用データの生成 (同上)
  • キャパシティプランニングレポートの生成 (同上)
  • ManageEngine NetFlow Analyzer 製品機能情報

ライセンスと価格

10~600の論理インターフェースパック ライセンスを用意しています。論理インターフェース数とは、フローエクスポートを有効化した物理ポートおよびVLAN の合計数です。ルーター数は無制限です。

年間ライセンス料金(消費税別、年間保守サポート付き)Professional EditionProfessional Plus Edition
10論理インターフェースパック~¥102,000¥164,000

動作環境

ハードウェアCPU Pentium プロセッサー 以上 / クロック数 2.4 GHz 以上 / メモリー 1 GB 以上
ハードディスク 10 GB 以上
OSWindows ( 2003 Server / Server 2008 + SP1 以上、32bit/64bit )
Linux ( Red Hat Enterprise Linux AS/ES 3 以上、32bit/64bit )
WebブラウザーInternet Explorer 7.0 以上
Firefox 3.0 以上

製品情報

※ 本資料に掲載されている製品名、会社名などの固有名詞は各社の商標または登録商標です。®マーク、™マークは省略しています。