グループポリシー管理

ADManager Plusは、グループポリシー管理において以下の機能を提供しています。

  • GPO管理
  • GPOリンク管理
  • GPOレポート

GPO管理

ADManager PlusのGPO管理機能を活用することで、管理者は組織内のGPO(グループポリシーオブジェクト)を迅速に作成・管理できます。

GPOの作成

MicrosoftのグループポリシーMMC(GPMC)を使用した場合、GPOの作成と複数のADノードへのリンクは簡単な作業ではありません。ManageEngine ADManager Plusを使用すれば、単一のコンソールからGPOを作成し、複数のノードに一括でリンクできます(図1)。

図1. 新しいGPOの名前を入力後、そのGPOを特定のOU、ドメイン、またはサイトにリンクできます。 図1. 新しいGPOの名前を入力後、そのGPOを特定のOU、ドメイン、またはサイトにリンクできます。

GPOの管理

ADManager Plusを使用すると、管理者は以下の操作を簡単に実行できます。

  • GPOの編集
  • GPOの有効化・無効化
  • GPOの削除

管理者は、組織のニーズの変化に対応するため、新しいGPOを作成したり既存のGPOを変更したりする必要があります。ADManager PlusのGPO管理機能を使用すると、こうした操作を簡単に実行できます。GPOのユーザー設定とコンピューター設定の両方について、管理用テンプレートの設定を編集できます。

ADManager Plusの高度な検索機能を使用することで、数千件に上る管理用テンプレートの設定から特定の項目を迅速に検索できます。GPMCとは異なり、ユーザーとコンピューターの構成設定の有効化・無効化、複数GPOの一括削除など、各種管理操作をADManager Plusから迅速かつ簡単に実行できます(図2)。

図2. ADManager Plus内で利用できるGPO管理操作の一覧。 図2. ADManager Plus内で利用できるGPO管理操作の一覧。
図3. ADManager PlusのGPO設定編集ウィンドウ。 図3. ADManager PlusのGPO設定編集画面。

GPOのワンクリック統合

手動によるGPO統合作業の工数を削減し、設定ミスを抑制します。ADManager Plusは複数のGPOを統一されたポリシーへと自動的に集約し、直感的なコンソールから管理者の作業負荷を軽減しつつ、一貫したポリシー適用を確保します。

GPOリンク管理

複数のノードにリンクが必要なGPOを構成する作業は、繰り返しが多く非効率です。ADManager PlusはGPOリンク管理を効率化し、管理者が1回のクリックで複数のノードにGPOをリンクできるようにします(図4)。

図4. 複数のADオブジェクトを一括してGPOにリンクする操作。 図4. 複数のADオブジェクトを一括してGPOにリンクする操作。

GPOリンクの管理

組織のポリシーは急速に変化する場合があり、変更に応じてGPOへの対応が求められます。こうした変更を迅速かつ簡単に行えるよう、ADManager Plusは以下の機能を提供しています。

  • GPOリンクの有効化・無効化・削除
  • GPOリンクの強制適用の設定・解除
  • GPOリンクの継承のブロック・解除
図5. ADManager PlusにおけるGPOリンク管理の各種オプション。 図5. ADManager PlusにおけるGPOリンク管理の各種オプション。

GPOの強制更新

GPOへの変更は即時には反映されず、適用まで時間がかかります。しかし、重要なセキュリティポリシー、監査設定、構成内容は、ネットワーク上のすべてのユーザーとコンピューターに即座に適用する必要があります。ADManager Plusの「GPOの強制更新」機能を使用すると、コマンドラインインターフェースを使わずにグループポリシーを即座に適用できます。

図6. ADManager PlusでのGPO強制更新の操作。 図6. ADManager PlusでのGPO強制更新の操作。

GPOリンク順序の管理

GPOリンク順序は、複数のGPOがOU、サイト、またはドメインに適用される際の優先度を決定します。リンク順序の数値が小さいGPOほど優先度が高くなります。この設定はADManager PlusのGUI操作から簡単に構成できます。

図7. ADManager PlusにおけるGPOリンク順序の管理。 図7. ADManager PlusにおけるGPOリンク順序の管理。

GPOのコピー

GPOはすべての設定を保持したまま、別のドメインへ迅速にコピーできます。ADManager Plusは競合管理設定を備えており、コピー先ドメインに同名のGPOが存在する場合でも効率的にコピーを実行できます。移行テーブルを使用したGPOのコピーにも対応しています。

図8. ADManager Plusを使用したドメイン間でのGPOコピーの操作。 図8. ADManager Plusを使用したドメイン間でのGPOコピーの操作。

GPOレポート

ADManager Plusは現在10件以上の事前定義済みレポートを提供しており、すべてのGPOおよびリンクされているADオブジェクト、直近に作成・変更されたGPO、無効化されたGPO、未使用のGPOなどに関する情報を参照できます。すべてのGPOレポートは、ADManager Plusの「レポート」→「GPOレポート」セクションに一覧表示されます(図9)。

図9. ADManager Plusで利用できるGPOレポートの全一覧。 図9. ADManager Plusで利用できるGPOレポートの全一覧。

これらのレポートにより、管理者はリンクなし・空・無効化されたGPOの特定と削除、GPO適用エラーの可視化、影響を受けるADオブジェクトの特定など、さまざまなメリットを得られます。

レポートの生成は完全に自動化でき、設定後は手動操作なしで運用できます。例えば、必要なレポート種別をスケジュール設定しておくと、CSV、PDF、HTML、XLSXのいずれかの形式で、指定したメールアドレスに自動送信されます。

まとめ

ADManager Plusは以下のメリットを提供します。

  • GPMCのインストールが不要なWebベースのツールを提供することで、環境構築の工数を削減
  • 複数のノードへのGPO一括リンクに対応
  • 未使用GPOのクリーンアップ機能を標準搭載

ADManager Plusはシンプルなユーザーインターフェースにより、GPOの管理とレポートを簡単に実現します。