インストールガイド

Applications ManagerのEdition

Applications Managerでは複数のEditionを提供しております。お客さまの監視ニーズや組織の目標にあわせて選択してください。
Applications Managerには次のEditionがあります。

  • 無料版
  • Professional Edition(評価版/商用版)
  • Enterprise Edition(評価版/商用版)

無料版

無料版では、デフォルトで設定済みのものに加え、5つの監視を利用できます。無料版には有効期限が無く、Professional Editionのほとんどの機能をご利用いただけます。Professional Editionとの違いは、Edition比較をご参照ください。

Professional Edition/Enterprise Edition

評価版の場合、30日の評価期間を設けております。その間、監視の数に制限は設けていません。
Professional Editionでは、最多で250のリソースを監視できます。
Enterprise Editionなら分散構成で、より多くのサーバーとアプリケーションを監視できます。Applications Manager(Managedサーバー)から特定リソース群を監視し、全サーバーからのデータを、Applications Manager(Adminサーバー)に集めて表示します。
30日の評価期間が終わると、商用ライセンスを適用しない限り、インストールした製品は無料版に変わります。

商用版をご利用するお客さまには、製品購入後に登録ユーザーファイルをお届けします。購入や見積に関しては、こちらのページをご確認ください。

無料版、Professional Edition、EnterpriseのEditionの違いは、Edition比較をご参照ください。

メモ

ご契約いただき、弊社営業から送付されるライセンスファイル適用することで商用版に切り替わります。

商用ライセンスファイルの適用については、Applications Managerのライセンスをご参照ください。

Applications ManagerをWindowsサーバーにインストールするには(.exe)

  1. Winsdows用の製品ファイル(ManageEngine_ApplicationsManager.exe)をダウンロードします。(評価版DLはこちら)
  2. ダウンロードしたファイルを実行します。インストールウィザードが表示され、セットアップ手順の案内が始まります。
  3. Welcome画面で次へをクリックして続行してください。
  4. 使用許諾契約を読み、同意する場合ははいをクリックします。
  5. 製品のインストール言語を選択してください。
  6. 次の画面で、製品のEditionを選択してください。(無料版、Professional Edition、Enterprise Edition)
    • 無料版を選択した場合は、7から11の手順を実施してください。
    • Professional Editionを選択した場合は、7から11の手順を実施してください。
    • Enterprise Editionを選択した場合は、現在インストールしているApplications ManagerをAdminサーバーManagedサーバーどちらでインストールするかを選択します。
      • Adminサーバーを選択した場合: Adminサーバーのホスト名、ポート番号、SSLポート番号を入力する必要があります。その後、5から9の手順を実施してください。
      • Managedサーバーを選択した場合: 関連付けるAdminサーバーのホスト名とSSLポート番号を入力します。ManagedサーバーをインストールするマシンからAdminサーバーに接続するためにプロキシサーバーが必要な場合は、[プロキシサーバー]チェックボックスをクリックします。
        次の画面で、プロキシサーバーのホスト名、ポート番号、ユーザー名、パスワードを入力します。その後、7から11の手順を実施してください。
  7. Applications Managerのインストール先を指定してください。インストール先の新規Applications Managerフォルダーの名前を指定し、次へをクリックします。
  8. Webサーバーポート(デフォルトで9090)とSSLポート(デフォルトで8443)を指定します。
  9. 技術サポートへの登録で必要事項を入力します(任意項目)。次へをクリックしてください。
  10. Professional Editionを選択した場合、30日評価版商用版を選択します。商用版を選択した場合、次の画面で登録ライセンスファイルの選択画面に遷移しますので、ファイルを選択してください。
  11. バックエンドで使うデータベースを選択してください。
    • PostgreSQL :デフォルトでPostgreSQLがバンドルされています。
      こちらを選択してApplications Managerをインストールする場合、既存のPostgreSQLユーザーと共に2つのユーザー( dbuserrouser )が作成されます。
      ユーザー名 説明 必要な権限
      dbuser ユーザーがApplications Managerデータベースに対してSUPERUSER特権を使用したくない場合に使用されます。
      • DBの作成
      • ログイン
      • 複製
      • ロールの作成権限なし
      rouser ユーザーがUPDATE、DELETE、INSERT、およびALTERのクエリを実行しないようにするために、Applications Managerのクエリツールオプションからデータベースをクエリするために使用されます。
      • ログイン/接続
      • 特権の選択

      通常のインストールでは、「postgres」ユーザーの代わりに「dbuser」のユーザーアカウントがdatabase_params.confファイルで使用されます。製品のバージョンをアップグレードする際のサービスパックの適用では、デフォルトで「postgres」ユーザーが使用され、サービスパックのアップグレード後、初回の起動時に2ユーザーが作成されます。

    • Microsoft SQL Server(バージョン2005、2008、2012、2017) : Microsoft SQL Serverを選択した場合、SQL認証またはWindows認証のどちらに基づいているかを選択する必要があります。
      • SQL認証に基づく場合:SQL Serverのホスト名、ポート番号、データベース名、ユーザー名、パスワードを入力します。
      • Windows認証に基づく場合:SQL Serverのホスト名、ポート番号、データベース名、およびSQLServerを実行しているマシンのユーザー名とパスワードを入力します。また、ユーザーアカウントに、必要最小限の権限(作成されたデータベースのDB_Owner)を付与します。
    • ビルド15000以降、デフォルトでは、 Microsoft JDBCドライバーを使用してApplications Manager(プラグインを除く)からSQLデータベースサーバーとの接続を確立します。
      ただし、 [設定]→[サーバー設定]→[データベース構成]で必要なドライバーを選択することにより、接続を確立するためのMicrosoft JDBCドライバーjTDS JDBCドライバーのどちらかを選択できます。
      SQL Serverバージョン2008のみの場合、Microsoft JDBCドライバーを介した接続の確立に使用できるのはSQL認証のみです。

      メモ

    • バックエンドデータベースには、マスターデータベースへのアクセスが必要です。
    • パスワードフィールドには、 MSSQLバックエンドデータベースの特殊文字 [ \ ] を含めることはできません。

バックエンドにSQL AlwaysOn可用性グループを使う際の前提条件:

Applications Managerでは、SQL AlwaysOn可用性グループを、バックエンド データベースに利用できます。
SQL AlwaysOnに接続するには、インストールの際、データベース情報の代わりに、SQL可用性グループのDNS名とリスニング ポート(通常1433)を指定ください。

これで、Applications Managerのインストールが完了です。

デモ

メモ

Applications Managerをシステムにサービスとしてインストールするには、管理者権限が必要です。Windowsサービスとしてのインストール解説をご参照ください。

Applications ManagerをLinuxサーバーにインストールするには(.bin)

    Linuxサーバーへのインストール時は、非rootで管理者権限のあるユーザーを利用ください。
    バックエンドDBにpgsqlを使用する場合、postgresユーザーを使用してApplications Managerのデータベースを初期化します。その際にrootユーザーがpgsqlファイル/フォルダに関連する場合、DB起動時にエラーが発生する可能性を回避するためです。

  1. Linux用の製品ファイル(ManageEngine_ApplicationsManager.bin)をダウンロードします。をダウンロードします。(評価版DLはこちら)
  2. ダウンロードしたファイルを実行すると、インストールウィザードが表示されます。次へをクリックして続行してください。
  3. 使用許諾契約を確認し、次へをクリックします。
  4. 次の画面では、製品エディション(無料版、Professional Edition、Enterprise Edition)の入力を求められます。インストールするエディションを選択します。
    • 無料版を選択した場合は、4から9の手順を実施してください。
    • Professional Editionを選択した場合は、4から9の手順を実施してください。
    • Enterprise Editionを選択した場合は、現在インストールしているApplications ManagerをAdminサーバーManagedサーバーどちらでインストールするかを選択します。
      • Adminサーバーを選択した場合: Adminサーバーのホスト名、ポート番号、SSLポート番号を入力する必要があります。その後、4から9の手順を実施してください。
      • Managedサーバーを選択した場合: 関連付けるAdminサーバーのホスト名とSSLポート番号を入力します。ManagedサーバーをインストールするマシンからAdminサーバーに接続するためにプロキシサーバーが必要な場合は、[プロキシサーバー]チェックボックスをクリックします。
        次の画面で、プロキシサーバーのホスト名、ポート番号、ユーザー名、パスワードを入力します。その後、4から9の手順を実施してください。
  5. Applications Managerのインストール言語を選択します
  6. 評価版商用版を選びます。商用版を選択した場合は、次の画面で登録ライセンスファイルをお客さまのシステムから選択して適用してください。
  7. Webサーバーを起動するポートを指定します。デフォルトでは、9090です。こちらのポートでWebクライアントと接続します。
  8. データベースバックエンドサポートを選択します。
    • PostgreSQL : ビルド11000以降のApplications Managerのダウンロードには、PostgreSQLがバンドルされています。
      バックエンドでは、最大10.12(32ビットインストール用)および11.7(64ビットインストール用)のPostgreSQLバージョンをサポートしています。
      こちらを選択してApplications Managerをインストールする場合、既存のPostgreSQLユーザーと共に2つのユーザー( dbuserrouser )が作成されます。
      ユーザー名 説明 必要な権限
      dbuser ユーザーがApplications Managerデータベースに対してSUPERUSER特権を使用したくない場合に使用されます。
      • DBの作成
      • ログイン
      • 複製
      • ロールの作成権限なし
      rouser ユーザーがUPDATE、DELETE、INSERT、およびALTERのクエリを実行しないようにするために、Applications Managerのクエリツールオプションからデータベースをクエリするために使用されます。
      • ログイン/接続
      • 特権の選択

      通常のインストールでは、「postgres」ユーザーの代わりに「dbuser」のユーザーアカウントがdatabase_params.confファイルで使用されます。製品のバージョンをアップグレードする際のサービスパックの適用では、デフォルトで「postgres」ユーザーが使用され、サービスパックのアップグレード後の初回の起動時に2ユーザーが作成されます。

    • Microsoft SQL Server(バージョン2014、2016、2017、2019) : Microsoft SQL Serverを選択した場合、SQL認証またはWindows認証のどちらに基づいているかを選択する必要があります。
      • SQL認証に基づく場合:SQL Serverのホスト名、ポート番号、データベース名、ユーザー名、パスワードを入力します。
      • Windows認証に基づく場合:SQL Serverのホスト名、ポート番号、データベース名、およびSQLServerを実行しているマシンのユーザー名とパスワードを入力します。また、ユーザーアカウントに、必要最小限の権限(作成されたデータベースのDB_Owner)を付与します。
    • ビルド15000以降、デフォルトでは、 Microsoft JDBCドライバーを使用してApplications Manager(プラグインを除く)からSQLデータベースサーバーとの接続を確立します。
      ただし、[設定]→[サーバー設定]→[データベース構成]で必要なドライバーを選択することにより、接続を確立するためのMicrosoft JDBCドライバーjTDS JDBCドライバーのどちらかを選択できます。
      SQL Serverバージョン2008のみの場合、Microsoft JDBCドライバーを介した接続の確立に使用できるのはSQL認証のみです。

      メモ

    • バックエンドデータベースには、マスターデータベースへのアクセスが必要です。
    • MSSQLバックエンドデータベースの場合、[DB名]、[ユーザー名]、および[パスワード]フィールドには、特殊文字を含めることはできません。
      *以下の特殊文字は可
      • DB名    : [ @ . , _ = ^ # - ]
      • ユーザー名: [ @ . , _ = * ^ # - \ ]
      • パスワード    : [ @ . , _ = * ^ # - ]
  9. Applications Managerをインストールする場所を指定します。[次へ]をクリックします。
  10. ここまでの設定内容が表示されます。変更が必要な場合は、[戻る]をクリックします。変更が必要ない場合は、[次へ]をクリックしてインストールを続行します。
  11. [完了]をクリックして、インストールプロセスを完了してください。
  12. ※テクニカルサポートの登録フォームに記入するオプションがあります。(任意)
  13. ReadMeファイルを表示するかどうかを選択し、 [完了]をクリックしてApplications Managerを起動してください。

メモ

  • コマンドラインからのインストールも可能です。
    ./<fileName>.bin -i console
    例えば、ダウンロードしたインストーラーのファイル名が'ManageEngine_ApplicationsManager.bin'の場合、コマンドは以下のようになります。
    ./ManageEngine_ApplicationsManager.bin -i console
  • 上記のコマンドを実行すると、インストールプロセスが実行されます。ただし、.binタイプのファイルを実行するには、実行権限が必要です。
  • LinuxマシンにApplications Managerをインストールする場合は、管理者権限を持つ非rootユーザーアカウントを使用してインストールを行ってください。
  • インストール時のトラブルシュート

    Linuxへのインストール時に問題が発生した場合は、次の手順でログファイルを作成してください。

    • インストーラーと同じ名前で拡張子が「.sp」のファイルを作成します。たとえば、ファイル名がManageEngine_ApplicationsManager_14_linux.binであれば、ManageEngine_ApplicationsManager_14_linux.spという名前のテキストファイルを作成してください。
    • .sp」ファイルをエディターで開き、is.debug=1を追記します。
    • .sp」をバイナリファイルと同じディレクトリに保存してください。
    • cdコマンドでバイナリファイルのあるディレクトリへ移動します。
    • インストーラーを次のように実行してください。
      ./<file name>.bin -is:javaconsole -is:log log.txt
    • この手順でlog.txtというファイルができます。中身に記載があることを確認し、技術サポートに連絡してください。
    メモ
    一時フォルダー用メモリが不足しているなどのエラーが出る場合は、引数をつけて実行してください。
    Windowsの場合:<ファイル名>.exe -is:tempdir ディレクトリ名
    Linuxの場合:./<ファイル名>.bin -is:tempdir ディレクトリ名
    ディレクトリ名は既存ディレクトリの絶対パスを指定してください。

    Applications Managerをアンインストールする

    Windows

    • Applications Managerをシャットダウンします(Windowsサービスとしてインストールした場合、ManageEngine Applications Managerサービスが停止しているかどうか確認してください)。
    • コマンドプロンプトを終了し、Applications Managerのホームディレクトリに開いているフォルダーをすべて閉じます。
    • スタートをクリックして、ManageEngine Applications Manager > Uninstall Applications Managerを実行してください。
    • コントロールパネル → プログラムの削除からも、同様に削除できます。

    Linux

    • Applications Managerをシャットダウンします。
    • ターミナルを終了し、Applications Managerのホームディレクトリに開いているフォルダーをすべて閉じます。
    • Applications Manager Homeディレクトリからコマンド./uninstallApplicationsManagerを実行します。
    • ポップアップ画面で [アンインストール] をクリックします。
    メモ
    Applications Managerは、コマンドラインからアンインストールすることも可能です。次のコマンドを入力してください。
    ./uninstaller.bin-i console
    このコマンドを実行すると、アンインストールが最後まで実行されます。

    よくある質問 (FAQ)

    質問:Applications Managerの「サイレントインストール」を実行するにはどうすればよいですか?

    解決方法: Applications Manager のサイレントインストールを実行するには、次のリンクを参照してください。

     

    質問: LinuxマシンにApplications Managerをインストールするために.binファイルをダウンロードしました。ファイルを実行しようとすると、「ファイルを表示できませんでした。ファイルの形式が不明です」というダイアログボックスが表示されました。

    解決方法: ダウンロードしたファイルの権限を変更する必要があります。次のコマンドを実行して、ダウンロードしたファイルを実行する権限を付与します。

    chmod +x <バイナリ名>.bin

    例: chmod +x ManageEngine_ApplicationsManager_64bit.bin

    上記のコマンドを実行すると、Applications ManagerをLinuxマシンにインストールできるようになります。

    メモ

    デフォルトでは、Applications Managerはインストールログを保存しません。ログを有効にするには、次のように操作してください。

    • Application Managerのダウンロード先フォルダーにAPMBinFileName.spと言う名前のファイルを作成します。
    • ファイルに、「is.debug=1」と入力して保存します。
    • 続いて、以下のオプションを利用してインストールしてください。
    • ./bin -is:log log.txt <other optios if needed>