カスタムグループの作成

Endpoint Centralでは、コンピューターとユーザーのカスタムグループを作成できる機能があり、作成したカスタムグループは設定を適用するターゲットとして使用できます。カスタムグループのメリットは次の通りです。

  1. 任意の数のカスタムグループを定義して、特定の部門のコンピューターやユーザーをグループ化できます。作成したグループは、設定を展開する際のターゲットとして使用できます。

  2. グループには、いつでもユーザーやコンピューターを追加または削除できます。

  3. 作成したグループは、任意の数の設定に使用できます。

  4. ユニークカスタムグループを作成することで、特定のユーザーに対して特定の管理範囲(ユニークカスタムグループ)を定義することができ、管理を効率化します。

  5. 異なるドメインまたは異なるワークグループに属するコンピューターやユーザーを含むカスタムグループを作成できます。構成の対象として使用できます。

  6. Endpoint Central 10.0.598以降 では、配布に関する権限をもつ技術担当者がカスタムグループを作成可能です。その場合、コンピューター単位でのカスタムグループのみ作成可能で、ユーザー単位でのカスタムグループは作成できません。

このドキュメントでは、次の3種類のカスタムグループについて説明します。

  1. 静的カスタムグループ
  2. ユニークカスタムグループ
  3. 動的カスタムグループ

次のリンクは、カスタムグループの作成に役立ちます。

  1. カスタムグループの作成

静的カスタムグループ 

グループに追加するユーザーやコンピューターが確定している場合、静的グループを定義できます。このグループにユーザーやコンピューターを追加または削除する場合、手動で行う必要があります。1台のコンピューターを複数の静的カスタムグループに含めることができます。そのグループは、設定を展開するターゲットとして作成されています。

ユニークカスタムグループ 

ユニークカスタムグループは固定されたグループで、そこに属するコンピューターは他のユニークカスタムグループに追加できません。ユニークカスタムグループに追加されたコンピューターは、同じような別のグループを作成する場合でも選択肢リストに表示されません。ユニークカスタムグループは、主にユーザーの管理範囲に関連付ける目的で作成されます。このグループを管理するすべての権限は、管理者(Administrator)ロールのユーザーのみ定義できます。

  • csvファイルをインポートして、静的グループまたは静的一意グループにコンピューターを追加できます。csvファイルには、次の通りコンピューター名に続きドメイン名が含まれている必要があります。

    Computer Name,Domain Name
    system101,companyorg

動的カスタムグループ 

動的グループは、一連のルールまたは条件を伴って作成されます。このグループには、定義された条件に基づきコンピューターが自動で追加されます。条件を満たす新規コンピューターは、自動的にこのグループに追加されます。このグループに属するコンピューターは、構成を実行する間のみグループに所属します。定義されたクエリが適用され、結果が動的カスタムグループとして公開されます。

カスタムグループの作成手順 

カスタムグループを作成するには、次の手順を実行します。

  1. 管理タブを選択します。

  2. [グローバル設定]の[カスタムグループ]リンクをクリックします。作成されたすべての カスタムグループがリスト表示されます。

  3. [新規グループの作成]ボタンをクリックし、次の値を入力します。

    1. カスタムグループの名前を入力します。一意の名前が必要です。

    2.  リストからドメインまたはワークグループを選択します。

    3.  [グループタイプ]としてコンピューターまたはユーザーを選択します。選択したドメインで使用できるコンピューターまたはユーザーがリスト表示されます。

      1. メモ:初期設定では、ユーザーまたはコンピューターがツリービューで表示されます。[リストビュー]リンクを使用して、ユーザーやコンピューターをリスト表示
        します。[手動入力]オプションを使用すると、コンピューターやユーザーを手動で入力できます。

      2. コンピューター/ユーザーを選択し、[追加済み]リストに移動します。

  4. [送信]をクリックしてグループを作成します。