禁止ソフトウェアの追加

組織ではそれぞれ、ユーザーが特定のソフトウェアを使用することを禁止しています。Endpoint Centralは、会社ポリシーに従って特定のソフトウェアの使用禁止を支援します。禁止されているソフトウェアの検出は、起こるかもしれないコンプライアンスの問題への取り組みに役立ちます。
Endpoint Centralでは、社内で禁止されているソフトウェアのリストを追加するオプションを提供しています。また通知を設定してメールを受信できるようにし、必要な対策を取ることもできます。自動アンインストール機能では、クライアントマシンで指定した時間枠が検出されるとソフトウェ
アが自動的に削除されます。

禁止ソフトウェアの設定方法については、ナレッジベースもご覧ください。

 

禁止ソフトウェアの追加

スケジュールスキャンで検出できるよう、禁止ソフトウェアを一覧に追加するだけです。次の手順に従って、禁止ソフトウェアをリストに追加します。

  1. インベントリタブ-> ソフトウェアの禁止 に移動します。登録済みの禁止ソフトウェアの詳細がリスト表示されます。

  2. [禁止ソフトウェアの追加]をクリックします。[禁止されているソフトウェアの追加]ダイアログが開き、管理対象コンピューターで検出されたすべてのソフトウェアがリスト表示されます。ここでソフトウェアの詳細を表示するには、少なくとも1回Windowsシステムに対してインベントリスキャンを実行しておく必要があります。

  3. 禁止したいソフトウェアを選択し、[禁止]リストに移動します。
    メモ:特定のソフトウェアをグループ化していて、そのソフトウェアグループを[禁止されているソフトウェア]リストに追加した場合は、そのグループ内のすべてのソフトウェアが追加されます。
  4. ソフトウェアを追加したら、[更新]をクリックします。ソフトウェアが禁止リストに追加されます。

禁止ソフトウェアからの解除

禁止ソフトウェアを解除するには、解除したいソフトウェアを禁止リストから選択し、[禁止されているソフトウェアの削除]をクリックして、禁止されているソフトウェアのリストから選択したソフトウェアを削除します。

自動アンインストールポリシーの設定

Endpoint Centralの自動アンインストールポリシーは、クライアントマシンから禁止されているソフトウェアを自動的にアンインストールする際に立ちます。アンインストールは以降のリフレッシュサイクルで実行されます。次の手順に従って、自動アンインストールポリシーを設定します。

  1. [自動アンインストールポリシー]タブを選択します。

  2. [自動アンインストールを有効化]チェックボックスをオンにします

  3. 以降のリフレッシュサイクルでコンピューターからアンインストールするソフトウェアの
    最大数を指定します。
    注意: この数を増やすと、アンインストール時のCPU使用率が高くなります。検出された禁止されているソフトウェアの数がそのコンピューターの上限(アンインストールするソフトウェアの最大数)を超えると、超えた数のソフトウェアは以降の起動時にアンインストールされます。
  4. [アンインストールの前にユーザーに通知]チェックボックスをオンにし、ソフトウェアをアンインストールする前にユーザーに対して表示する任意のカスタムメッセージを入力します。 

    注意: エージェントが禁止ソフトウェアを検出次第、サインイン中のユーザーに対してアラートメッセージが通知されます。この機能は、[ユーザー通知設定]が設定されている場合のみ適用されます。

  5. ソフトウェアのアンインストール待機日数を指定します。例えば検出から3日後にソフトウェアを削除する場合、テキストボックスに3と入力します。

  6. 保存をクリックします。

    自動アンインストールオプションは、.msiアプリケーションと.exeアプリケーションで初期設定で利用でき、サイレントスイッチが必要です。次の手順では、.exeベースのソフトウェアの自動アンインストールについて説明します。

  1. 禁止ソフトウェア タブを選択し、アンインストールコマンド列に表示されている「未設定」をクリックします。

  2. [アンインストールコマンドの追加/編集]ウィンドウが表示されます。

  3.  [アンインストールコマンドの事前入力]または[自分で指定]を選択します。
    アンインストールコマンドの事前入力 - このオプションを選択すると、アプリケーションのアンインストールコマンドが追加/削除プログラムから取得されて表示されます。サイレントスイッチの指定のみ必要です。
    自分で指定 - アンインストールコマンドとサイレントスイッチを手入力します。アンインストールコマンドを手動でテストし、正確性を検証することをお勧めします。

  4. [保存]をクリックして、設定を保存します。

  5. [自動アンインストールのステータス]タブでステータスを確認します(このアンインストールは設定された自動アンインストールポリシーに基づいて実行されます)。

  6. [自動アンインストールのステータス]の下の[詳細ビュー]を選択し、ステータスと注意を確認します。

自動アンインストールポリシーを設定してソフトウェアをアンインストールできます。ただしこれは、ユーザーによるソフトウェア/アプリケーションのインストールを妨げません。このソフトウェアがインストールされると、自動的にアンインストールされます。

禁止ソフトウェアの除外コンピューターの設定

場合により、禁止ソフトウェアの使用をユーザーに許可することがあります。典型的な例は、チャットアプリケーションの使用です。多くの組織では、このようなソフトウェアを前もって禁止しています。しかし、クライアントとコミュニケーションを取る場合など、このようなソフトウェアが必要になることもあります。Endpoint Centralでは、特定カスタムグループ内のコンピューターでの自動アンインストールを除外できます。特定のコンピューターで構成されるカスタムグループを作成するか、コンピューターを個別に除外リストに追加できます。次の手順では、除外グループを作成します。

  1. [インベントリ]タブから 禁止ソフトウェア に移動します。すでに禁止されているソフトウェアの詳細がリスト表示されます。

  2. 指定したソフトウェアに対応するチェックボックスをオンにし、除外 列の下にあるリンクをクリックします。 除外の追加 ダイアログが開きます。

  3. カスタムグループとコンピューターのどちらを除外するか選択し、グループ/コンピューターを選択して 除外 リストに移動します。

  4.  [保存]をクリックして変更を保存します。

禁止ソフトウェアの使用申請の許可

  1. ユーザーはエージェントトレイアイコン -> 禁止ソフトウェアの表示 から、禁止されているソフトウェア一覧を見ることができ、必要に応じて特定の禁止ソフトウェアの使用を申請できます。

  2. これらの申請は、Endpoint CentralのWebコンソール -gt; インベントリ タブ-> 禁止ソフトウェア -> ユーザー要求 で承認できます。

  3. Endpoint CentralをServiceDesk Plusと連携している場合、

    • 禁止ソフトウェアの使用申請はServiceDesk Plusコンソールでのみ承認できます。ServiceDesk Plusで申請を承認する方法については、こちらをご覧ください。

    • 禁止ソフトウェアの使用要求をServiceDesk Plusテンプレートに関連付けるには、Endpoint Centralから [管理]タブ > 連携 > ServiceDesk Plus > 禁止ソフトウェアの使用についての申請をServiceDesk Plusに問い合わせとして送信 オプションの順に選択し、ServiceDesk Plusテンプレート名を入力します。

  4. 技術者が要求を承認すると、ユーザーは要求したソフトウェアをインストールして使用できるようになります。

除外設定

各ソフトウェアに対してコンピューターとカスタムグループを除外するのと同様に、コンピューターの除外リストを作成できます。手動またはカスタムグループのどちらの場合でも、除外リストに追加されたコンピューターはすべてのソフトウェアに適用されます。つまり、これらすべてのコンピューターは、禁止とマークされたどのソフトウェアでも保持できます。

グローバル除外を設定するには、[グローバル除外の設定]ボタンをクリックし、必要なコンピューター/コンピューターのカスタムグループを選択して保存します。