Mac向けソフトウェアパッケージの作成

Endpoint Centralを使用して展開するすべてのソフトウェアは、パッケージを作成する必要があります。パッケージには、ソフトウェアアプリケーションの詳細、インストール場所、インストール/アンインストールコマンドが含まれます。一度作成したパッケージは、その後何台でも、コンピューターでのソフトウェア展開に使用できます。ターゲットコンピューターに展開する必要があるソフトウェアアプリケーションは、特定の場所にアップロードしなければなりません。これは「HTTP共有」を介したアクセスのみにします。Windowsと異なり、「ネットワーク共有」はMacに適用されません。管理者は、ソフトウェアパッケージの作成時にHTTPパスを指定する必要があります。このドキュメントでは、Macオペレーティングシステムを実行するコンピューターでソフトウェアパッケージを作成するための、さまざまな手順について説明します。ソフトウェアパッケージを作成する前に、次のオプションを参照してください。

インストールファイルは、.dmg形式でのみアップロードできます。.pkg/.mpkg/.app形式のインストールファイルをアップロードする、または複数のインストールファイルをアップロードする場合、圧縮して.zip、.tar、.gz、.bz2、.tgz、.tbz、.dmg形式でアップロードする必要があります。

 

1つのファイルからパッケージを作成する

単一のインストールファイルを含むパッケージの作成は簡単です。次の手順を実行します

  1. [ソフトウェア配布] >[パッケージの追加] > [Mac]の順に移動します。

  2. パッケージ名を指定し、備考用にパッケージの詳細を入力します。

  3. [インストール]タブをクリックします。

  4. [ブラウズ]をクリックし、[ファイルをアップロード]の下、ターゲットコンピューターに展開するインストールファイル(ソフトウェアアプリケーション)をアップロードします。インストールファイルは.pkg/.mpkg、.app形式にする必要があります。

これで単一のインストールファイルを含むパッケージが作成できました。

複数のファイルからパッケージを作成する

複数ファイルを含むパッケージの作成手順は、単一のインストールファイルを含むパッケージの作成と似ています。Officeなど一部のソフトウェアアプリケーションは、複数のインストールファイルを 必 要 と し ま す 。 こ の よ う な ケ ー ス で は 、 管 理 者 が イ ン ス ト ー ル フ ァ イ ルを.zip、.tar、.gz、.bz2、.tgz、.tbz、.dmg形式でアップロードできます。これらのファイルは.pkg/.mpkg、.appファイルを識別するために抽出されます。これらのファイルは似通っています。

インストールコマンドを使用する

管理者は、インストールをカスタマイズする、または初期設定のインストール場所を変更する場合にインストールコマンドを使用できます。インストールコマンドが指定されていない場合、ソフトウェアアプリケーションは初期設定のインストールコマンドを使用してインストールされます。次は、初期設定のインストール場所を変更するコマンドの使用方法についての例です。

pkg: installer -pkg "/Volumes/Wireshark/Wireshark 1.10.0 Intel 64.pkg -target "/Volumes/Drive1"
app: ditto "/Volumes/Appcleaner/appcleaner.app"  "/TargetPath/appcleaner.app"

:インストールファイルを圧縮形式でアップロードしている場合は、インストールファイル名のみをインストールコマンドに指定できます。

アンインストール

ソフトウェアは、適切なインストール場所を指定すると削除できます。削除が必要なファイルが複数存在する場合は、複数の場所を追加するか、アンインストールスクリプトを使用します。アンインストールコマンドは[高度なオプション]で指定できます。独自にスクリプトを記述する場合、ソフトウェアパッケージに追加する前にテストすることを推奨します。

スクリプトは、.sh(シェルスクリプト)、.scpt(Apple Script)、.pl(PerlScript)、.py(Phyton Script)形式でアップロードできます。

すべてのユーザーからソフトウェアをアンインストール

下記のコマンドを使用してすべてのユーザーのソフトウェアを削除します。 "$allusers/Library/Application Support/Google/Chrome"

上のサンプルコマンドはすべてのユーザーの「Google Chrome」を削除します。

特定のユーザーからソフトウェアをアンインストール

下記のコマンドを使用して特定ユーザーのソフトウェアを削除します。
"/Users/user1/Library/Application Support/Google/Chrome"

上のサンプルコマンドは、特定のユーザー「user1」の「Google Chrome」を削除します。

現在ログイン中のユーザーからソフトウェアをアンインストール

下記のコマンドを使用して、現在サインインしているユーザーのソフトウェアを削除します。
"/Library/Application Support/Google/Chrome"

プリファレンスを使用してアンインストール

ソフトウェアはプリファレンスを使用して削除できます。削除が必要なファイルが複数存在する場合は、削除するファイル/フォルダーの場所を複数指定するか、アンインストールスクリプトを使用します。下記のシェルスクリプトは、複数のコンピューターからソフトウェアアプリケーションと、その依存ファイルを削除するために使用するアンインストールスクリ
プトの例です。ほとんどのベンダーはアンインストールスクリプトを提供していますが、独自にスクリプトを記述する場合、ソフトウェアパッケージに追加する前にテストすることを推奨します。