pfSenseファイアウォールのログ解析
ファイアウォールは、ネットワークのトラフィック送受信を継続的に監視し、定義済みのルールに基づいてアクセスを拒否または許可します。pfSenseは、FreeBSD(UNIX系のオープンソースOSの一種)をベースとしたオープンソースのファイアウォールおよびルーターです。通常、pfSenseは物理コンピューターまたは仮想マシン上で稼働し、境界ファイアウォール、ルーター、無線アクセスポイント、VPNとして機能します。
EventLog AnalyzerによるpfSenseデバイスの監査
EventLog Analyzerは、pfSenseデバイスのログ収集、イベント分析、レポート生成を行うログ管理ツールです。管理者は、EventLog Analyzerを使用して、ファイアウォールの構成やポリシーなどが変更された場合のアラートを設定できます。次の機能によって、ネットワーク上のpfSenseデバイスを簡単に監視できます。
- 使いやすい、直感的なインターフェイス
- トラフィックや脅威に関する、40種類以上のpfSenseファイアウォール専用レポート
- 詳細を掘り下げて表示する機能を備えた、表・グラフ・リスト形式のレポート
- 予約機能とエクスポート機能を備えたカスタムレポート
- 指定したすべてのイベントに関する、メール・SMSによるリアルタイムアラート通知
- 柔軟で優れた検索機能による強力なログフォレンジック
pfSenseのログ分析レポート
EventLog Analyzerは、pfSenseデバイスを対象にした、次のようなレポートを用意しています。
pfSenseのファイアウォールトラフィックレポート:EventLog Analyzerは、pfSenseのトラフィックログを処理し、許可されたトラフィックと拒否されたトラフィックに関する分析結果を提供します。送信元、宛先、ポート、プロトコルなどの詳細も合わせて確認可能です。
pfSenseのログオンレポート:pfSenseの成功したログオンと失敗したログオンを監視します。よく使用されているデバイスと、pfSenseデバイスに頻繁にアクセスしているユーザーを特定します。アクセスの監視により、デバイスの使用状況とアクティビティを把握できます。
pfSenseのIDS/IPSレポート:pfSenseのIDS/IPS(侵入検知・防御)ログに基づくセキュリティレポートを使用して、ネットワークを攻撃から保護できます。ネットワークで確認された攻撃や、調査が必要となる潜在的な脅威をリストで確認できます。
pfSenseの脅威レポート:さまざまな脅威(フラッド攻撃、スパイウェアのダウンロードなど)の詳細を確認できます。セキュリティ侵害からネットワークを保護する際に役立ちます。
pfSenseの重大度レポート:ログ情報を重大度別に分類して表示します。すべてのイベント(緊急、エラー、クリティカル、アラート、警告、通知、情報、デバッグなど)をワンクリックで確認できます。
pfSenseの構成レポート:pfSenseファイアウォールの構成が適切であることを確認し、ネットワーク接続状態の変更を追跡できます。
pfSenseのシステムイベント:システムの再起動、開始、停止を追跡し、予期しない停止・再起動が発生せず、pfSenseファイアウォールが正常に稼働していることを確認できます。