SNMP監視の追加

SNMPを利用できる機器については、デフォルトで実装されているパフォーマンス監視に加え、独自の監視を作成することができます。

目次

装置への追加

装置単体でのSNMP監視の追加方法は以下の通りです。

手順1

  1. [インベントリ]→[装置]より対象の装置をクリックし、装置の概要ページへ移動します。
  2. [監視]タブ→[パフォーマンス]タブの右上にある[アクション]より[SNMP監視の追加]をクリック
    SNMP監視の追加1
  3. 以下いずれかの方法で、OIDを入力

    [OIDの選択]機能での入力

    [OIDの選択]をクリックすると、OIDブラウザーが表示されます。
    監視対象として追加したいOIDが含まれるMIBファイルを選択し、ツリーからOIDを指定します。
    指定後は[OIDの選択]をクリックすることで当該OIDが入力されます。

    必要なMIBファイルがリストにない場合、[MIBのアップロード]よりMIBファイルをアップロードしてください。
    [OIDのテスト]より正しく値が取得できるかテストすることができます。
    SNMP監視の追加2

    手動入力

    使用するOIDを手動入力します。

    以下の制限事項があります。
    • 2つ以上の複数インスタンスOIDを用いて計算を行う場合、同じテーブル内のOIDのみ使用可能です。
    • スカラーOIDと複数インスタンスを持つOIDをどちらもを含む計算はできません。
    • 文字列OIDと数値OIDをどちらもを含む計算はできません。
    • 文字列OIDを計算に使用することができません。
    • テーブルOIDを監視追加することはできません。

  4. 計算式を用いる場合、[オペレーター]より演算記号を入力
    SNMP監視の追加3
  5. 単位指定する場合、[機能的表現]を設定
    例:「バイトからKB」を指定した場合、MIB応答値のデータをバイト単位とみなし、その値をUI上でKB(キロバイト)単位で表示します。
  6. [クエリ実行]をクリックします。

手順2-a:クエリ実行結果が単一インスタンスの場合

  1. 手順1項番6の[クエリ実行]で期待される応答値が返されるか確認します。

    数値が出力されるOIDの場合

    インスタンスと値、グラフおよび監視のプレビューが表示されます。
    SNMP監視の追加4

    文字列が出力されるOIDの場合

    インスタンスと値が表示されます。
    SNMP監視の追加5
  2. [次へ]をクリックします。

手順2-b:クエリ実行結果が複数インスタンスの場合

  1. 手順1項番6の[クエリ実行]で期待される応答値が返されるか確認します。

    数値が出力されるOIDの場合

    インスタンスと値、グラフおよび監視のプレビューが表示されます。
    SNMP監視の追加6

    文字列が出力されるOIDの場合

    インスタンスと値が表示されます。
    SNMP監視の追加7
  2. [全インスタンス]または[選択したインスタンス]を選択
    それぞれの挙動は以下の通りです。

    [全インスタンス]

    [それぞれのインスタンスを、個別の監視として作成しますか?]へのチェックの有無で挙動が異なります。
    チェックを入れた場合
    それぞれのインスタンスが、個別の監視項目として追加されます。
    チェックを入れない場合
    全てのインスタンスを、1つの監視項目として登録します。
    この監視項目の値には、全てのインスタンスの値の平均が採用されます。

    [選択したインスタンス]

    それぞれのインスタンスを、個別の監視項目として登録します。
    監視が必要なインスタンスにチェックを入れ、登録する監視項目として選択します。
  3. [全インスタンス]を選択して[それぞれのインスタンスを、個別の監視として作成しますか?]にチェックを入れた場合、または[選択したインスタンス]を選択した場合、[シリーズインデックス]と[シリーズ表示名]を設定
    • シリーズインデックス: 複数インスタンスを持つOIDにおいて、特定のインスタンスを参照するためのインデックスを指定します(例:ifIndex)
    • シリーズ表示名: 各インスタンスの表示名として使用する説明/名前/ラベル等を指定します(例:ifDescr)
  4. [次へ]をクリックします。

手順3

各種設定値を入力して、[監視追加]をクリックします。

SNMP監視の追加8
設定項目については以下の通りです。

項目 説明
監視名 監視名を入力します。
間隔(分) 監視間隔を分単位で入力します。
単位
(※OIDが数値型の場合のみ)
単位を指定します。
データの保存
(※OIDが数値型の場合のみ)
データの保存形式を[絶対値]または[デルタ(差分値)]より指定します。
データタイプ
(※OIDが数値型の場合のみ)
データタイプを[整数型(Integer)]または[小数点型(Decimal)]より指定します。
監視のプレビュー 使用する計算式と機能的表現を確認できます。
しきい値 しきい値を有効にする場合、[この監視のしきい値を有効にしますか?]にチェックを入れてしきい値を指定します。

監視が追加されたことを確認します。

装置テンプレートへの追加

装置テンプレート単位でのSNMP監視の追加方法は以下の通りです。

手順1

  1. 装置テンプレートの作成と修正の項番9まで実行し、監視追加ウィンドウを展開
    監視追加
  2. [SNMP]タブをクリックします。
  3. OIDを読み込む装置を[装置名]より選択します。
  4. 以下いずれかの方法で、OIDを入力

    [OIDの選択]機能での入力

    [OIDの選択]をクリックすると、OIDブラウザーが表示されます。
    監視対象として追加したいOIDが含まれるMIBファイルを選択し、ツリーからOIDを指定します。
    指定後は[OIDの選択]をクリックすることで当該OIDが入力されます。

    必要なMIBファイルがリストにない場合、[MIBのアップロード]よりMIBファイルをアップロードしてください。
    [OIDのテスト]より正しく値が取得できるかテストすることができます。
    SNMP監視の追加12

    手動入力

    使用するOIDを手動入力します。

    以下の制限事項があります。
    • 2つ以上の複数インスタンスOIDを用いて計算を行う場合、同じテーブル内のOIDのみ使用可能です。
    • スカラーOIDと複数インスタンスを持つOIDをどちらもを含む計算はできません。
    • 文字列OIDと数値OIDをどちらもを含む計算はできません。
    • 文字列OIDを計算に使用することができません。
    • テーブルOIDを監視追加することはできません。

  5. 計算式を用いる場合、[オペレーター]より演算記号を入力
    SNMP監視の追加13
  6. 単位指定する場合、[機能的表現]を設定
    例:「バイトからKB」を指定した場合、MIB応答値のデータをバイト単位とみなし、その値をUI上でKB(キロバイト)単位で表示します。
  7. [クエリ実行]をクリックします。

手順2-a:クエリ実行結果が単一インスタンスの場合

  1. 手順1項番6の[クエリ実行]で期待される応答値が返されるか確認します。

    数値が出力されるOIDの場合

    インスタンスと値、グラフおよび監視のプレビューが表示されます。
    SNMP監視の追加4

    文字列が出力されるOIDの場合

    インスタンスと値が表示されます。
    SNMP監視の追加5
  2. [次へ]をクリックします。

手順2-b:クエリ実行結果が複数インスタンスの場合

  1. 手順1項番6の[クエリ実行]で期待される応答値が返されるか確認します。

    数値が出力されるOIDの場合

    インスタンスと値、グラフおよび監視のプレビューが表示されます。
    SNMP監視の追加6

    文字列が出力されるOIDの場合

    インスタンスと値が表示されます。
    SNMP監視の追加7
  2. [全インスタンス]または[選択したインスタンス]を選択
    それぞれの挙動は以下の通りです。

    [全インスタンス]

    [それぞれのインスタンスを、個別の監視として作成しますか?]へのチェックの有無で挙動が異なります。
    チェックを入れた場合
    それぞれのインスタンスが、個別の監視項目として追加されます。
    チェックを入れない場合
    全てのインスタンスを、1つの監視項目として登録します。
    この監視項目の値には、全てのインスタンスの値の平均が採用されます。

    [選択したインスタンス]

    それぞれのインスタンスを、個別の監視項目として登録します。
    監視が必要なインスタンスにチェックを入れ、登録する監視項目として選択します。
  3. [全インスタンス]を選択して[それぞれのインスタンスを、個別の監視として作成しますか?]にチェックを入れた場合、または[選択したインスタンス]を選択した場合、[シリーズインデックス]と[シリーズ表示名]を設定
    • シリーズインデックス: 複数インスタンスを持つOIDにおいて、特定のインスタンスを参照するためのインデックスを指定します(例:ifIndex)
    • シリーズ表示名: 各インスタンスの表示名として使用する説明/名前/ラベル等を指定します(例:ifDescr)
  4. [次へ]をクリックします。

手順3

  1. 各種設定値を入力して、[監視追加]をクリックします。

    SNMP監視の追加8
    設定項目については以下の通りです。

    項目 説明
    監視名 監視名を入力します。
    間隔(分) 監視間隔を分単位で入力します。
    単位
    (※OIDが数値型の場合のみ)
    単位を指定します。
    データの保存
    (※OIDが数値型の場合のみ)
    データの保存形式を[絶対値]または[デルタ(差分値)]より指定します。
    データタイプ
    (※OIDが数値型の場合のみ)
    データタイプを[整数型(Integer)]または[小数点型(Decimal)]より指定します。
    監視のプレビュー 使用する計算式と機能的表現を確認できます。
    しきい値 しきい値を有効にする場合、[この監視のしきい値を有効にしますか?]にチェックを入れてしきい値を指定します。
  2. 監視が追加されたことを確認

    SNMP監視の追加10
  3. [保存]をクリック、または変更内容を装置に関連付ける場合こちらの手順を実行

複数の装置に対して一括で追加

複数の装置に対して一括でSNMP監視を追加する方法は以下の通りです。

手順1

  1. [設定]→[監視]→[パフォーマンス]へ移動します。
  2. ページ右上の[監視追加]をクリックします。
  3. [SNMP]タブをクリックします。
  4. OIDを読み込む装置を[装置名]より選択します。
  5. 紐づけるベンダー名を[ベンダー名]より選択、新規に作成する場合[新規]より作成
  6. 以下いずれかの方法で、OIDを入力

    [OIDの選択]機能での入力

    [OIDの選択]をクリックすると、OIDブラウザーが表示されます。
    監視対象として追加したいOIDが含まれるMIBファイルを選択し、ツリーからOIDを指定します。
    指定後は[OIDの選択]をクリックすることで当該OIDが入力されます。

    必要なMIBファイルがリストにない場合、[MIBのアップロード]よりMIBファイルをアップロードしてください。
    [OIDのテスト]より正しく値が取得できるかテストすることができます。
    SNMP監視の追加22

    手動入力

    使用するOIDを手動入力します。

    以下の制限事項があります。
    • 2つ以上の複数インスタンスOIDを用いて計算を行う場合、同じテーブル内のOIDのみ使用可能です。
    • スカラーOIDと複数インスタンスを持つOIDをどちらもを含む計算はできません。
    • 文字列OIDと数値OIDをどちらもを含む計算はできません。
    • 文字列OIDを計算に使用することができません。
    • テーブルOIDを監視追加することはできません。

  7. 計算式を用いる場合、[オペレーター]より演算記号を入力
    SNMP監視の追加23
  8. 単位指定する場合、[機能的表現]を設定
    例:「バイトからKB」を指定した場合、MIB応答値のデータをバイト単位とみなし、その値をUI上でKB(キロバイト)単位で表示します。
  9. [クエリ実行]をクリックします。

手順2-a:クエリ実行結果が単一インスタンスの場合

  1. 手順1項番6の[クエリ実行]で期待される応答値が返されるか確認します。

    数値が出力されるOIDの場合

    インスタンスと値、グラフおよび監視のプレビューが表示されます。
    SNMP監視の追加4

    文字列が出力されるOIDの場合

    インスタンスと値が表示されます。
    SNMP監視の追加5
  2. [次へ]をクリックします。

手順2-b:クエリ実行結果が複数インスタンスの場合

  1. 手順1項番6の[クエリ実行]で期待される応答値が返されるか確認します。

    数値が出力されるOIDの場合

    インスタンスと値、グラフおよび監視のプレビューが表示されます。
    SNMP監視の追加6

    文字列が出力されるOIDの場合

    インスタンスと値が表示されます。
    SNMP監視の追加7
  2. [全インスタンス]または[選択したインスタンス]を選択
    それぞれの挙動は以下の通りです。

    [全インスタンス]

    [それぞれのインスタンスを、個別の監視として作成しますか?]へのチェックの有無で挙動が異なります。
    チェックを入れた場合
    それぞれのインスタンスが、個別の監視項目として追加されます。
    チェックを入れない場合
    全てのインスタンスを、1つの監視項目として登録します。
    この監視項目の値には、全てのインスタンスの値の平均が採用されます。

    [選択したインスタンス]

    それぞれのインスタンスを、個別の監視項目として登録します。
    監視が必要なインスタンスにチェックを入れ、登録する監視項目として選択します。
  3. [全インスタンス]を選択して[それぞれのインスタンスを、個別の監視として作成しますか?]にチェックを入れた場合、または[選択したインスタンス]を選択した場合、[シリーズインデックス]と[シリーズ表示名]を設定
    • シリーズインデックス: 複数インスタンスを持つOIDにおいて、特定のインスタンスを参照するためのインデックスを指定します(例:ifIndex)
    • シリーズ表示名: 各インスタンスの表示名として使用する説明/名前/ラベル等を指定します(例:ifDescr)
  4. [次へ]をクリックします。

手順3

  1. 各種設定値を入力して、[監視追加]をクリックします。

    SNMP監視の追加8
    設定項目については以下の通りです。

    項目 説明
    監視名 監視名を入力します。
    間隔(分) 監視間隔を分単位で入力します。
    単位
    (※OIDが数値型の場合のみ)
    単位を指定します。
    データの保存
    (※OIDが数値型の場合のみ)
    データの保存形式を[絶対値]または[デルタ(差分値)]より指定します。
    データタイプ
    (※OIDが数値型の場合のみ)
    データタイプを[整数型(Integer)]または[小数点型(Decimal)]より指定します。
    監視のプレビュー 使用する計算式と機能的表現を確認できます。
    しきい値 しきい値を有効にする場合、[この監視のしきい値を有効にしますか?]にチェックを入れてしきい値を指定します。
  2. 監視が追加されたことを確認

    SNMP監視の追加20
  3. 追加したパフォーマンス監視を装置に紐づける場合は、こちらの手順を実行