データベース設定とグラフ表示設定

データベース設定

OpManagerは、収集したデータをデータベースに保存し、指定した期間に応じてデータの丸め込み処理やアーカイブを実行します。
[設定]→[一般設定]→[データベース設定]では、保存件数や日数を指定できます。

データベース設定1

各項目の詳細は以下の通りです。
変更を加える場合、各項目の値を変更し、[保存]をクリックします。

各統計データ保存日数では、推奨値を超える値を設定した場合、製品のパフォーマンスに影響を及ぼす可能性があります。

項目 説明
イベントの保存日数 イベントを保存する日数を指定します。
設定の推奨値は7日、上限値は999日です。
詳細統計データ保存日数 詳細統計データは、監視値の生データです。
設定の推奨値は15日以下、上限値は89日です。
生データ(詳細統計データ)を長期保存する場合は、レポート機能を活用し、データを定期的に出力してください。
時間統計データ保存日数 時間統計データ保存日数は、詳細統計データを1時間単位で集約したデータです。
設定の推奨値は60日以下、上限値は90日です。
日統計データ保存日数 日統計データは、時間統計データを1日単位で集約したデータです。
設定の推奨値は1000日以下、上限値は3650日です。
保存可能なアラート数
(廃止済み)
上限の撤廃に伴い、ビルド12.8.272以降ではこの設定は廃止されました。
アラートを保持する最大の数を指定します。
設定の推奨値は10000以下、上限値は20000です。
設定の変更を反映する場合、[保存]をクリック後、OpManagerを再起動してください。

グラフ表示設定

データベース設定ページ右上の[グラフ表示]から、パフォーマンスデータのグラフにおける表示の仕様や、グラフの描画における各統計データの使用期間を指定できます。

ベンチマーク

グラフ表示設定

グラフの外観や表示の仕様を設定できます。設定項目の詳細は以下の通りです。

この設定は、ビルド12.8.466以上で利用できます。
ビルド番号の確認方法はこちら
項目 説明
グラフの高さ グラフの表示サイズを、300px - 600pxの範囲で指定します。
ダッシュボードのリアルタイムグラフウィジェットなど、一部のグラフにはこの設定は反映されません。
デフォルトのグラフスタイル 初期状態におけるグラフの表示スタイルを、面グラフ(Line)/折れ線グラフ(Line)/棒グラフ(Bar)から指定します。
この設定は、各グラフのページからも個別に変更できます。
グラフ集約 時間統計データの集約には詳細統計データが、日統計データの集約には時間統計データが使用されます。
ここでは、時間統計データまたは日統計データとしてグラフに表示する値を、集約対象のデータからどのように算出するかを指定します。
指定できる算出方法の詳細は以下の通りです。
  • 最小:集約対象のデータのうち最小の値を、各統計データとしてグラフに表示します。
  • 最大:集約対象のデータのうち最大の値を、各統計データとしてグラフに表示します。
  • 平均:集約対象のデータの平均を、各統計データとしてグラフに表示します。
この設定は、各グラフのページからも個別に変更できます。
X軸のスケール グラフのX軸(横軸)において、ラベルの間隔を指定します。
  • グラフの期間に対してこの設定値が大きすぎる/小さすぎる場合、この設定は反映されず、ラベルの間隔が自動で調整されます。
  • グラフ上のデータ点の間隔はこの設定の影響を受けません。
Y軸のスケール グラフのY軸(縦軸)を線形目盛で表示するか対数目盛で表示するかを指定します。
Y軸の位置 グラフのY軸(縦軸)の表示位置を指定します。
凡例の位置 グラフの凡例の位置を指定します。
しきい値の線を表示 「常時」を選択すると、しきい値が設定されている監視のグラフでしきい値が表示されます。
95パーセンタイルを表示 「常時」を選択すると、グラフに95パーセンタイル値が表示されます。
OpManagerにおける95パーセンタイル値とは、グラフ上のデータの上位5%を除いた値の平均を指します。
データポイントを表示 「常時」を選択すると、グラフのデータ点が視覚的に表示されます。
スムーズエッジ表示 「常時」を選択すると、グラフのデータ点の間が滑らかな曲線で結ばれ、視認性が向上します。
PDFレポートのテーブルビューをグルーピング 「常時」を選択すると、PDFレポート内の別々のテーブルが1つに結合され、データ読み込みのパフォーマンスが向上します。

グラフ表示期間

パフォーマンスデータのグラフに使用される各統計データの表示期間を指定できます。

グラフ表示期間

各項目の詳細は以下の通りです。
変更を加える場合、各項目の値を変更し、[保存]をクリックします。

各項目の右側のフィールドに、グラフの表示にその統計データを使用する期間の終了日を入力します。
左側のフィールド(その統計データを使用する期間の開始日)は、各統計データの終了日に合わせて自動で設定されます。

  • 終了日は、現在から何日前までのデータを含めるかを基準に指定します。
  • 終了日は、データベース設定の各統計データの保存日数以下である必要があります。

UIの表記 対応する統計データ 開始日(自動設定) 終了日
の最大値
終了日
のデフォルト値
詳細 詳細統計データ 1 15 7
毎時 時間統計データ "詳細"の終了日 + 1 60 15
日時 日統計データ "毎時"の終了日 + 1 365 180

なお、パフォーマンスデータのグラフ表示では、以下の条件を全て満たす統計データが、グラフの値として採用されます。

  • グラフ表示の対象期間の開始日が、データベース設定のデータ保存日数の値よりも新しい
    グラフ表示の全ての対象期間で使用するための統計データを保持している必要があります。
  • グラフ表示の対象期間の長さが、グラフ表示設定の終了日の値よりも短い
    複数の統計データが条件を満たす場合は、より粒度の細かい統計データが採用されます。

データベース設定の"詳細統計データ"の保存日数が10日、グラフ表示設定の"詳細"の終了日が7日に指定されているとします。
このとき、パフォーマンスグラフの表示で指定する期間が最新10日(詳細統計データの保存日数)以内に収まっている、かつ指定した期間の長さが7日(グラフ表示設定の終了日)以内である場合、グラフの値は全て詳細統計データで表示されます。
グラフの表示で指定する期間に最新10日より古い日時が含まれているか、指定した期間の長さが7日を超えている場合、グラフの値は全て時間統計データまたは日統計データで表示されます。

予測

パフォーマンスデータのグラフで、将来の予測値を表示する場合の詳細が設定できます。

この設定は、ビルド12.8.466以上で利用できます。
ビルド番号の確認方法はこちら
予測設定

設定項目は以下の通りです。

項目 説明
予測に使用する時間統計データの日数 データの予測に使用される時間統計データの日数を設定します。